「虚しい57分間の悪夢」プレデター ザ・プレイ CAINさんの映画レビュー(感想・評価)
虚しい57分間の悪夢
最初の犠牲者がでるのが57分目(全体で100分しかないのに!)
流石にこれは遅すぎる
これでは、悪名高きエイリアンvsプレデター1より酷い(こちらは最初の犠牲者は31分目)
その間もポリコレ要素満載な不快なシーンが続く
(女主人公が疎まれるとか、意固地すぎて人の言うこと聞かないとか、そんなシーン、今どきの映画に必要なの?青春映画でもないのにね)
観察眼が鋭いはずの主人公、底なし沼に気が付かず落ちて、死にかける(このシーンいる? 最後に一応申し訳程度に利用はしているが…)
白人は意地悪で最悪の人種、そして情けなく無惨に殺される(ポリコーレ要員)
そこからいつもの惨殺シーンが始まり、主人公がプレデターとようやく戦い始めるのは、なんと残り7分
観察して、巧妙な罠を仕掛けて倒したつもりなんだと思うけど、かなりガバガバな罠で笑った
近接戦闘で生き延びたのはほとんど偶然だし、底なし沼のあの位置ピッタリに落とすとか偶然すぎるでしょ
最後、矢を飛ばしてくるけど、ヘルメット(誘導装置)が無いのに飛ばしてくるのは、ご都合主義過ぎる
※見逃したのかもしれないけど、白人からもらった銃ってどこで使った?
唯一良かったのは、300年以上前の話なのでプレデターが(彼らなりの)レトロフューチャーになっていたこと
三本レーザーから飛ばすのはショルダーキャノンではなく誘導矢
レイザー・ディスクや自爆装置は無さそうで、ガントレットからは音で誘導して爆発させる良くわからない兵器になってた
ただインディアンでもギリ倒せる装備にされてたとも言える
とにかく、この映画は面白いと聞いていたし、コメントにも誉めている人がいるようだが、とても信じられないレベルの、酷い映画
前半ホラー風味のAVP1の方がまだ良かったのでは?