「ディズニーのテーマパーク部門とスタジオ部門は別部署」チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ ダックスフントさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ディズニーのテーマパーク部門とスタジオ部門は別部署

2022年5月21日
PCから投稿

どの会社も部署がある。

ディズニーにおいても、
映像制作スタジオが作るディズニーイメージと
テーマパークが作るディズニーイメージとは
同じ会社内ながら、部署のあいだでちょっと違う。

特に日本の場合は、オリエンタルランドの存在がある。
京成電鉄と三井不動産あたりからの千葉浦安沖埋め立て事業出身の会社であるオリエンタルランドが
東京ディズニーリゾートというブランドイメージをコントロールしている。

日本国内においてはブエナビスタジャパンよりかなり大きな社会的影響力を持っている。

この映画を、ティンカーベルがシンデレラ城で魔法をかけている、
夢と魔法の王国イメージで見ると、けっこうどギツい。

むしろ、サタデーナイトライブを意識した方が良さそうだ。
出身のコメディアンがウィルスミスにビンタされてニュースになっていた。
彼らのギャグはコンプライアンス的にセーフなのかアウトなのか、ギリギリの線を狙いがちなのだ。

この映画も、製作者や出演者はサタデーナイトライブ出身の人がけっこういるみたいだ。

おそらく彼らなりに愛情を込めて、本作品で徹底的に笑わせたいと思い、がんばってギリギリのギャグを盛り込んだ結果、できました。というのが本作品なのではないか。
私にとってはそういう補助線を引いてから観た方が良いと思われる作品であった。

ところが、我々にはサタデーナイトライブを日常的にテレビで観る手段ってあんまりないわけです。
ていうか一度も観たことない。

逆にこの映画を観ることによって、迂回的にサタデーナイトライブのギャグの責めぐあいを日本人として勉強する、という、なんだか本国の人に教えたら気の毒に思われそうな複雑なことをやっていたような気がする。

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ダックスフント