「子供時代の郷愁は素晴らしい感情」ベルファスト 屠殺100%さんの映画レビュー(感想・評価)
子供時代の郷愁は素晴らしい感情
ケネス・ブラナーの子供時代の映画。素晴らしい街ベルファストでじいちゃん、ばあちゃん、伯父さん、伯母さん、友達やクラスメートの女の子、みんな愛情に溢れている。
こうやってみんなに愛されれば街が宗派対立でヤバいことになっても楽しく生きられる。むしろ子供はそんなのお構いなしに楽しく生きてられる。
ベルファストを描いた『ベルファスト71』はひたすら破壊と殺戮の映画だったのとは大違い。
大人はいつも大変そう。
子供は楽しそう。でもケネス・ブラナーのお兄さんは大人の大変さもわかる年になって大人しい。
無邪気な子供は最強に人生を楽しんでいる。
あとは、人生はだんだんつまらなく深刻になって落ち目になる。
誰もが子供時代は最高に楽しかったはず、そんな感情を蘇らせてくれた。住んでた街は違えど、こうした感情は世界共通だと思わせられた。
どんなに戦争や暴動があっても、生まれた街やそこに住む人を誰もが嫌いになれないのと同じ感情。
ヴァン・モリソンの曲が素晴らしくて、さらなる郷愁を誘いました!
『救命士』のT.B.シーツというわけわからん曲しか知らなかったのて、こんな曲作る人だとは思わなかった。
ヴァン・モリソンが映画を大きく盛り上げてます。
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