「家族と友達との幸せな子ども時代」ベルファスト talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
家族と友達との幸せな子ども時代
「ベルファスト」と聞いた瞬間に、IRAと北アイルランド紛争が頭に浮かぶ。詳細と背景をよく知らなくても「怖くて大変な衝突があった場所」だ。でもこの映画はバディ9歳の視線と身長から見た日々の暮らし。公園なんか行かなくても、通りが子どもたちの遊び場。でも家屋攻撃の武器にならないよう、通りの敷石を剥がす作業とその跡は悲しかった。
攻撃する側にいる青年だって小さい時から互いに知ってるということに驚いた。宗教とか宗派が異なっても根本は同じなのに。イスラムもユダヤもキリストも。答えが一つだったら紛争は起きないね、確かに。おじいちゃんもおばあちゃんも叔母さんも友だちもみんな近所に住んでるっていい。私もバディの年齢位までそうだった。
バディがスーパーから盗ってきてしまったのが「バイオロジカル」なファミリーサイズの洗濯洗剤OMOだったことには笑ってしまった。
映像(この映画のモノクロ映像の美しさはピカイチだと思う)も音楽も家族で見に行く映画館もお芝居もみんなよかったな。スクリーンを見るバディの顔と目が輝いていた。
いえいえ、台詞があったのはまさしくこの映画です。
一緒に映画を観ていたお父さんだったかお祖父さんだったかの台詞です。
ツボになる台詞は案外覚えているものでして・・・(汗)
共感ありがとうございます
そうです!この作品のモノクロの美しさって言ったら…溜め息モノですよね!
緊張感ある場面なんですが洗剤を必死に抱きしめるバディが可愛過ぎましたね〜❤️
コメントありがとうございます!
確かにそうですね。こんな世界がいいなと憧れる映画が愛おしいのかもしれません。感染症も戦争も早く収束し、毎日のニュースがいぬのきもちなんかで終わるようなそんな世の中になって欲しいです。