「ゴミの映画」断捨離パラダイス odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴミの映画
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ゴミの片づけ、買い取り屋のエピソード集、人物描写はいい加減だがゴミの描写だけはリアル、余りの汚さぶりに閉口。確かにゴミ屋敷問題は社会問題だが、ニュースで充分、ドラマで観たいほどの関心は抱けません。じゃあ、なんで観たのと言われそうですが断捨離とパラダイスをくっつけた奇妙なタイトルが気になりました。
手が震えてピアニストを断念というがあっさりとゴミ処理の便利屋に転職、手が不自由なのにゴミの片づけという肉体労働は大変だし動機が理解不能、なぜ医者に行って治療しないのだろうか・・。
子供のピアノ教室というが練習曲がテンポの遅い「猫踏んじゃった」ばかり、親に言われてやっているだけだからか指導に熱意も感じられません。悩める主人公像というのは分かりますがこれでは感情移入できません、ちょっとは爽やかな面も描いて欲しかった。
泉谷さんまで出して社会派コメデイに振りたかったのだろうが稚拙な演出、中身の薄いセリフと活舌の悪さは学芸会レベル、ゴミ屋敷という世間の話題に乗っただけの笑えないコメディでした。
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