「siaのPV映画」ライフ・ウィズ・ミュージック せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
siaのPV映画
アルコール依存症のズーが祖母の急死により面倒を見る人がいなくなった障害を持つ妹ミュージックとすごしながら自身も再生していく話。
妹の見えてる世界が、音楽パートになっていて登場人物たちがポップな衣装に身を包んで踊るまさにSiaのPVって感じ。ちょっとなら良いんだがこれが、話が少し進んでPV見せられて少し進んで、、の繰り返しになるので人物描写とストーリーの深堀が甘い。
これ製作者側が、「Siaの歌のポップな世界観見せたい!不自然なくその世界入れるにはどうする?妹の世界ってことにしよう!」みたいに思いついただけだろと思ってしまうぐらい。ミュージックのこの映画における役割がそれぐらいしかないんだよな。ズーもミュージックと過ごすうちにというより、お隣さんとの関係によって変わったように見えた。
それに、ミュージックの世界の捉え方の説明に3週間遅れて世界を理解するって言ってたのに見せられる映像は恐らくリアルタイムで見てる状況だし、おばあちゃんが死んだこととか姉が怒ってる時のを3週間遅れて理解してパニックになる描写もうちょっと欲しいわ。
あとボクシング少年が頼んでいた犬が最後に届くの、個人的にめっちゃ胸糞悪かったぞ。あの子からの遺産になってんのエグぅって思っちゃった。ただ、あの少年のお父さんの殴り方、あれ無駄にフォームがカンフーでちょっと笑えた(描写としては全然笑えないとこだけど)。
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