大河への道のレビュー・感想・評価
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伊能忠敬の死をめぐって一波乱
立川志の輔の創作落語を原作とする成田市のお隣にある香取市の偉人伊能忠敬をNHKの大河ドラマに取り上げてもらおうとする香取市役所の職員の奮闘と江戸時代の亡くなった伊能忠敬の遺志を継ぎ日本地図を完成させる周囲の人々の物語でした。
ご当地映画ですが佐原には映画館がないので、成田市か利根川を渡って茨城県の稲敷市へ行くしかありません。佐原方面から来ているっぽい人やスーツ姿の香取市役所の関係者も客席にいたような気がします。ロビーでは香取市観光協会協力のパネル展をやっていました。
NHKのBSで伊能忠敬の再現ドラマを放送していて「地球の大きさを知りたい」と中年から一念発起して天文学を学びはじめ、やがて地図の作成に没頭していく物語は約1時間。大河ドラマ化するのは難しい題材かもしれません。香取市役所の職員が千葉県知事まで巻き込んで大河ドラマを実現させようとするというのも千葉県人としては微妙で複雑な思い。
最後のオチというか落語なのでサゲで脱力しました。中井貴一何言ってんの?破天荒な夢に後半生を賭けるという点では忠敬さんと同じではあるんですが。時代劇の伝統を継承といいながら、北川景子の着物の意匠や髪型は現代的すぎるように思いました。
悪くはない。しかしそれ以上はない。
フロンティア
伊能忠敬と言えば、イコール日本地図ぐらいの認識でした 内容は日本初の独自の暦を扱った「天地明察」の続編みたいだった まさか江戸幕府の天文方のお話になるとは!伊能忠敬が天文学やっていたというのは知らなかった(個人的に恥) しかも50で寛政改暦行った高橋至時に弟子入り あの草鞋がすべて物語っている 幾つか出てきた計測機器も自ら製作したのか気になった。確かにあれだけの偉業1人だけでは不可能だったであろうので、実際は多くの人が関わっていたというのは当然と言えば当然な気が 江戸時代は実は多くの優秀な科学者を輩出した時代だそうで ランドサットの衛星写真?と比較しても引けを取らないあの地図は誰が見ても凄い。バラバラな点が繋がって何か解る瞬間は誰にとっても嬉しいので、最初に完成した地図見た時は感動的だったろう
高橋景保については劇中描かれていませんが、良くも悪くも地図に振り回された人物でシーボルト事件で残念なことになってしまいます。
大河はムリでも連続時代劇ならイケるんじゃないかと 最後は脚本そう来るか!
伊能忠敬は大河ドラマにならない!?
おっもしろ〜い!!!
自分にはジャストミートでした。大望を長い時間かけても成し遂げる話で、市井の人達が頑張っていたんだということを伝えてくる話。こういうの、好きなんだ!落語家の方が作った話(落語だから「噺」か)だそうですが、記録なんかろくに残っていないだろうから、創作になるよね、そりゃ。
千葉県香取市が(九十九里浜のそばにある実在の市です)、市が誇る偉人である伊能忠敬を大河ドラマで取り上げることで町おこししようと考える。しかし依頼されたシナリオ作家は、「大日本沿海輿地(よち)全図」の完成の3年前に伊能忠敬が死んでいた事実に行きあたる。「完成させてなきゃ、大河ドラマにならんじゃん」とみな大騒ぎ。話は江戸時代に飛び、その実情が語られる、という話。
中井さんのコメディリリーフとしての地位は確立したよな。あの情け無い表情が絶妙で。それしかないとも言えるけど。北川さんの理知的で冷たい女性という立ち位置も鉄板。江戸編では意思の強さが上手く生かされてるし。
個々のコメディシーンが面白いってわけじゃないけれど、全体が醸し出す雰囲気が最高!これぞ、落語の "人情噺" だね。楽しくて、そしてホロリ。(俺は、ホロリじゃ済まなかったけどね)
草刈さんの将軍もよかった。あんた、泣かせるねえ。
本当に作りたいものを作ったという熱意が溢れていた
志の輔さんが書いた新作落語を、中井貴一さんが映画化したという本作。映画への愛が感じられる作品だと思った。
途中、プロデューサーにラストシーンを変更されたことで20年筆を絶っていた脚本家が登場したが、昨今の映画業界への批判を象徴しているように感じた。スポンサーや俳優のプロダクションの意向という横槍によって、せっかくの良さを台無しにされる映画が増えていると言われて久しい。この風潮が日本映画の衰退を招いているのだと思う。
きっと中井貴一さんは俳優として、映画人として、危機感を感じてこの作品を製作したのだと思う。
「ロシアに日本の国を奪われないため日本地図を製作しなければならない」「幕末、日本を植民地にしようと考えていたイギリスは、伊能忠敬の地図をみてびっくりし、日本侵略を諦めた」等のセリフも、ウクライナ危機に揺れる昨今の情勢に重なって考えさせられた。
伊能忠敬やそのチームの方々一人一人に敬意を払いたい。
予告見て気になって初日に
初日に鑑賞しました。女1人で観ましたが…見事に中高年のおじさんだらけでした笑笑
まず題材と発想が面白くて興味深い。
名前と功績は知ってるけど、それ以上深く知らない伊能忠敬。まさかの初っ端から死んでるし、ドタバタコメディなのかなと思いきや、最後の最後で泣かせてくれました。役所の現代のシーンの中井貴一と松山ケンイチの掛け合いはクスッときます。劇場おじさん率高かったからか途中何度かおじさんの笑い声が聞こえました。
北川景子は…台詞回しのせいなのか、元々ものすごく演技が上手いとは思ってなかったけど、今回はちょっと微妙でした。
面白かったし感動しました
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