大河への道のレビュー・感想・評価
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悪くはない。しかしそれ以上はない。
フロンティア
伊能忠敬と言えば、イコール日本地図ぐらいの認識でした 内容は日本初の独自の暦を扱った「天地明察」の続編みたいだった まさか江戸幕府の天文方のお話になるとは!伊能忠敬が天文学やっていたというのは知らなかった(個人的に恥) しかも50で寛政改暦行った高橋至時に弟子入り あの草鞋がすべて物語っている 幾つか出てきた計測機器も自ら製作したのか気になった。確かにあれだけの偉業1人だけでは不可能だったであろうので、実際は多くの人が関わっていたというのは当然と言えば当然な気が 江戸時代は実は多くの優秀な科学者を輩出した時代だそうで ランドサットの衛星写真?と比較しても引けを取らないあの地図は誰が見ても凄い。バラバラな点が繋がって何か解る瞬間は誰にとっても嬉しいので、最初に完成した地図見た時は感動的だったろう
高橋景保については劇中描かれていませんが、良くも悪くも地図に振り回された人物でシーボルト事件で残念なことになってしまいます。
大河はムリでも連続時代劇ならイケるんじゃないかと 最後は脚本そう来るか!
伊能忠敬は大河ドラマにならない!?
おっもしろ〜い!!!
自分にはジャストミートでした。大望を長い時間かけても成し遂げる話で、市井の人達が頑張っていたんだということを伝えてくる話。こういうの、好きなんだ!落語家の方が作った話(落語だから「噺」か)だそうですが、記録なんかろくに残っていないだろうから、創作になるよね、そりゃ。
千葉県香取市が(九十九里浜のそばにある実在の市です)、市が誇る偉人である伊能忠敬を大河ドラマで取り上げることで町おこししようと考える。しかし依頼されたシナリオ作家は、「大日本沿海輿地(よち)全図」の完成の3年前に伊能忠敬が死んでいた事実に行きあたる。「完成させてなきゃ、大河ドラマにならんじゃん」とみな大騒ぎ。話は江戸時代に飛び、その実情が語られる、という話。
中井さんのコメディリリーフとしての地位は確立したよな。あの情け無い表情が絶妙で。それしかないとも言えるけど。北川さんの理知的で冷たい女性という立ち位置も鉄板。江戸編では意思の強さが上手く生かされてるし。
個々のコメディシーンが面白いってわけじゃないけれど、全体が醸し出す雰囲気が最高!これぞ、落語の "人情噺" だね。楽しくて、そしてホロリ。(俺は、ホロリじゃ済まなかったけどね)
草刈さんの将軍もよかった。あんた、泣かせるねえ。
本当に作りたいものを作ったという熱意が溢れていた
志の輔さんが書いた新作落語を、中井貴一さんが映画化したという本作。映画への愛が感じられる作品だと思った。
途中、プロデューサーにラストシーンを変更されたことで20年筆を絶っていた脚本家が登場したが、昨今の映画業界への批判を象徴しているように感じた。スポンサーや俳優のプロダクションの意向という横槍によって、せっかくの良さを台無しにされる映画が増えていると言われて久しい。この風潮が日本映画の衰退を招いているのだと思う。
きっと中井貴一さんは俳優として、映画人として、危機感を感じてこの作品を製作したのだと思う。
「ロシアに日本の国を奪われないため日本地図を製作しなければならない」「幕末、日本を植民地にしようと考えていたイギリスは、伊能忠敬の地図をみてびっくりし、日本侵略を諦めた」等のセリフも、ウクライナ危機に揺れる昨今の情勢に重なって考えさせられた。
伊能忠敬やそのチームの方々一人一人に敬意を払いたい。
予告見て気になって初日に
初日に鑑賞しました。女1人で観ましたが…見事に中高年のおじさんだらけでした笑笑
まず題材と発想が面白くて興味深い。
名前と功績は知ってるけど、それ以上深く知らない伊能忠敬。まさかの初っ端から死んでるし、ドタバタコメディなのかなと思いきや、最後の最後で泣かせてくれました。役所の現代のシーンの中井貴一と松山ケンイチの掛け合いはクスッときます。劇場おじさん率高かったからか途中何度かおじさんの笑い声が聞こえました。
北川景子は…台詞回しのせいなのか、元々ものすごく演技が上手いとは思ってなかったけど、今回はちょっと微妙でした。
面白かったし感動しました
ほぼほぼ大河ドラマだがコメディ
大河への道という、大河ドラマのもじりともいうべきジャンルですが、この映画を志の輔さんの落語をもとに企画した中井貴一をはじめ、北川景子、松山ケンイチが名を連ね、脚本も『直虎』の森下佳子さんが手がけるという、ほぼほぼ大河ドラマな本作。今でこそ頼朝といえば大泉洋ですが、それまでは中井貴一さんのイメージでした。頼朝、篤姫(せごどんVer.)、清盛とくれば大河好きには見逃せないでしょう。
伊能忠敬は大河にならないというのがテーマだがこれはフィクションで、パンフの中井対談によると森下さんが大河で2年書けると言っていたらしい。実際に加藤剛主演で鬼平のディレクターが監督した映画をたまたまテレビで視て、こんな偉人がいたのかと感心したことがある。まあ、測量シーンばかりで少々地味だった印象はあるけど。
ただ偉人は落語になりにくいらしく(熊さん、八っちゃんの世界だからね)志の輔さんがチュウケイ(忠敬)さんを出さなかったものだから、この映画の時代劇版の主役は高橋景保(かげやす)。天文方の高橋景保っていったら日本史をかじったものなら知っている名前なのだが、何をやったのか覚えていなかった。上映後調べたらあのシーボルト事件で国禁の伊能図の写しをシーボルトに渡したのが景保なんですね。この映画で伊能図完成のヒーローとなった景保がなぜ事件に連座してしまったのか想像がつかない。
この映画の見処は同じキャストで現代パートも見せるところにもある。キャストが皆、なぜか市役所の職員にもハマってしまうところが大河俳優たる所以なのだろうか。実際の大河では『鎌倉殿』が放映されているが、主役の中井貴一をはじめ、草刈正雄、岸井ゆきのなど三谷組とも言えるキャストが多いこの映画。特に『真田丸』で名演した西村まさ彦さんが、もし鎌倉殿に出ないならこの映画で観られるのは大変貴重な機会であると言えよう。
なんか少しづつ惜しい
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