「初めは眠くなった。」大河への道 datsun1950さんの映画レビュー(感想・評価)
初めは眠くなった。
コロナが出始めるずっと前に、富山市のてるてる亭でほぼ毎月開かれる立川志の輔の落語会で
聞いたのが新作の「大河への道」。
その時の印象は、落語の魅力でもある「笑い」が思ったよりも少なかった事です。
落語を聞く前の「大河」の意味の勘違いが最初の小さな笑い。
地図を作るという地味な仕事、海岸線を歩いて測量して作った日本地図は現在の地図とほぼピッタリ合う正確さ。
志の輔がこの落語を作るにあたって資料集め等かなり労力を掛けたと分かる話の内容でした。
また、落語のエンディングも視覚に訴える手法で驚きがあったと印象に残っています。
その以前に映画化された「歓喜の歌」も見ましたが、「大河への道」も多分映画化されるといいなと思っていました。
さて、コロナ禍で長い間スクリーンから遠ざかっていましたが、平日夕方行ってきました。
上映10分前に席に着いた時、観客は私ら夫婦のみ!
で、始まるころには6人となりました。
始まりました!多分落語とで同じ笑いは少ないと思っていましたが・・・
映画の評価は人によって違うが、私は初めの5分間で引き込まれるか、眠くなるかで判断しています。
来ましたね~眠気が、ウトウトと頭もカックンとなり、これはダメかなと思いながらもしばらく起伏のない流れを眺めていました。
しかし、
少しづつ引き込まれ始めて来るではありませんか!
中井貴一は上手い、そしてもう一人は出番が少ないにもかかわらず声と顔の表情が抜群に良かった草刈正雄。
終盤の二人のやり取りを見ていて涙が出そうになるのを我慢していたら、鼻水が出てしまった。
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