「大河ドラマの主演や脚本の経験者が描く「大河への道」」大河への道 komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
大河ドラマの主演や脚本の経験者が描く「大河への道」
この映画のキャストは大河ドラマの主演経験者の中井貴一さんや松山ケンイチさん、あるいは大河ドラマ常連や経験者でキャストが固められています。
また、脚本の森下佳子さんも大河ドラマ脚本の経験者です。
本来の大河ドラマをよく知っているキャストと脚本家が大河ドラマを目指す作品を作るという話だけでも説得力あるメタ構造になっていると思われました。
その上で、劇中劇である時代劇パートも、現代パートとほとんど関係性が似ている役割でそれぞれのキャストが現代と時代劇の1人2役で出演しています。
この2重3重のメタ構造が見る者を楽しくさせていると思われました。
さらに劇中劇の時代劇パートも全く別の1つの作品かのように質高く描かれていました。
特に地図描写は説得力しかありませんでした。
演技が達者な全てのキャストの皆さんの楽しい掛け合いもありながら、最後に感動の場所まで連れて行ってくれます。
最後がもっとさくっと終わっていれば私の好みだったのですが、それを差し引いても満足度の高い作品だったと思われます。
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