「一人二役・・⭐︎」大河への道 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
一人二役・・⭐︎
現在と江戸時代が交錯するように描かれる作品。
中井貴一を始めとして、他の方も役者さんは派手さなくとも演技の上手い粒ぞろい。
…にも、かかわらず何だか見終わった印象が薄い映画だった。
あらすじは、一地方都市が地域の偉人(伊能忠敬)を主人公にして
街の宣伝、アピールをしようという物語で、そのために奔走する公務員に中井貴一が
扮し(こういう役には、彼は本当にいつも上手い!)、それと並行して実際に
伊能忠敬が生きていた江戸時代の模様が、中井貴一を含む現在の市役所の公務員が
一人二役で演じていく。
二つの時代で、誰が誰を演じるかなど面白く観れるシーンも多いが、物語自体が
脚本のせいか監督のせいか…説得力がなく、何となく終わってしまった。
最後に、将軍に完成した日本地図を見せるあたりがクライマックスなのだろうが
そうなんだ…という感じ。
好きな役者さんが多く出演していて、楽しみにしていたので少し残念。
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