「久しぶりの松竹時代劇」大河への道 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりの松竹時代劇
中井貴一さん主演では「柘榴坂の仇討」以来!!
原作が立川誌の輔師匠の新作落語とのことで全体的にコミカルに進みます。
伊能忠敬の大河ドラマ化を目指す現代パートと、
伊能忠敬の死を隠し三年以内に地図を完成させる時代劇パートが交互に進んでいく構成。
やたらと北川景子のアップが多かったような気もするが、脇役含めてキャスティングはバッチリで、特にラストの上様への謁見のシーン。草刈正雄演じる徳川家斉は良かった。
そこでCG?!と思いましたが、完成した地図を見て思わず落涙。
現代パートと時代劇パートで同じキャストで演じ分けたのが意外と効果的で面白かったです。
純粋に伊能忠敬と仲間たちの大河ドラマ観たいなと思いました。
渋沢栄一"青天を衝け"の余韻に浸り過ぎて、"鎌倉殿"をまだ見ていないのですが、大河ドラマ"伊能忠敬〜高橋景保"待っています。
余談ですが、高橋景保はその後シーボルト事件"伊能図"の国外流出に関わったとして投獄され、獄中死をしていたとのこと。
高橋景保の墓はというと、高橋至時、伊能忠敬と並んで、上野の源空寺で眠っているそうです。
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