「普通にまとまった作品。歴史好きなら良い。過去の想像はロマン。ただし映像としてはスケールが超スモール。残念。」大河への道 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
普通にまとまった作品。歴史好きなら良い。過去の想像はロマン。ただし映像としてはスケールが超スモール。残念。
この作品は良い点、悪い点が「ワシ個人的に明白」
「歴史ツウ」でなくても「歴史好き」なら好評価かも知れないか?
【個人的に良いと思った点】
・歴史考証的には大きな飛躍はない。細かい部分除く。
・人間ドラマ、人情劇的に最後の徳川家斉の場面以降、展開が良く、機知に富む。盛り上げ、面白い。
・江戸のCGだかの遠景は良い。
・測量方法、地図への反映場面も「交通手段が全て足」「全て手書き毛筆」の時代の苦労が偲ばれて良い。
・中井貴一、松山ケンイチ、橋爪功、西村まさ彦の演技が光る、活躍。
・場面切り替え、テンポ等に破綻は無い。
・エンドロール画面と玉置浩二の歌はしみじみ。良い。
【個人的にイマイチ、というか悪いと思った点、あくまで個人的】
・最後に「志の輔」が「突っ込まれるだろうと」予防線を張っているのだが、とにかく日本各地の描写が無い。
勿論、当時の写真なんてないし、各地の測量描写、つまり北から南までの美しい日本の四季の描写は予算的にも期間的にも
VFX CG的にも困難なのはわかるが、とにかく「全国走破感が無くスケールが小さすぎる。スモール。
・ワシは、当時の物理的事情、つまり、主要な街道沿いの宿場しか、旅籠や木賃宿の泊まるところなかったろうし、トイレは
そのまま野に放てば良いが、主要な街とか以外は「店屋」「棒手振り=豆腐とか納豆はじめとする呼び込みする行商人」
「屋台」とか、食料供給ライン、生活必需品購入基盤が皆無の状況で、勿論、電話通信も、電気水道ガス全てなしも併せて
の状況で、いかに苦労して旅を続けたか・・観たかったし、知りたかった。描写も無い。
・江戸の街はもっとホコリっぽい。綺麗すぎるよ江戸の描写が。
・北川景子はその顔立ちが、イマイチ、「ワシ的に」江戸時代の背景と違和感マックス。
・蝦夷地北海道については「間宮林蔵」の貢献は欠かせないはずだが・・・
・イヤイヤ、天文方役人、高橋景保・・借金の証文なんてその場で破り捨てれば良いし、そもそも親の借金が自動的に子供にl って描写は不自然?ワシの見間違い?本人の借金?当時の「体制側の権力の絶対さ」を無視している。残念。
・志の輔がチョット出しゃばりすぎ。力量は買うが、何事も謙虚さは必要。
・市役所の総務の年配クラスが「ゴミの網」補修する訳がない。そもそもゴミ関係=清掃局が主管だけども、業者に丸投げ
が多いと思うよ。
【その他】「佐原市」でいいじゃん、いくら由来根拠があるとはいえ「香取市」知名度ゼロに近い、流山、野田、茂原の方が圧倒的に知名度高い。「南アルプス」よりはいいけども、チコっと損得考えようよ。余計なお世話だけども。
チョット中盤中だるみした。ただし最後の方のオチは良い。
イヤイヤ3年なんて写真も防犯カメラもスマホも新聞記者も無い時代、悠久の時の流れでは一瞬だってば。
あと千葉県知事に」香取市役所職員が直接指揮されるいわれはないと思うよ。
歴史好きな人はどうぞ。普通の、余りに普通の平均点、過不足なし映画とワシは感じました。
はなもさん。コメントありがとうございます😊。玉置浩二良かったです。私のようなひねくれた見方しなければなかなかの好作品ですねぇ。❤️ありがとうございました😭。
佐原市なんですが…15年くらい前に市町村合併とかがあって、今は香取市に一本化されてるのです。
なので間違いなく〝佐原〟の街並みなのですが、全国を相手方として宣伝するには現行の行政区分でないと千葉県の協力も得られないのだと思います。
すみません、香取市に肩を持つ意図はないのですが、一応…。
今晩は!私もやや年配者です💦(笑)
歴史が好みじゃないんですがこれは楽しめるかな?って少し期待してたんですがやはりダメでした。
地図の話しとか勉強にもなったし興味は湧いたんですが。
確かに玉置浩二主題歌は良かったですね!