「知らなかった。死んだ後に地図が完成したなんて。」大河への道 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
知らなかった。死んだ後に地図が完成したなんて。
めちゃくちゃ面白い。市役所の会議から江戸時代へのシーンチェンジが手品のようにスムーズ。まくら(枕)から本編の落語が始まる感覚と似ている。
タイムスリップしたように江戸時代パートが始まると、市役所の人たちが、そのまま別な役として演じている。総務課主任の中井貴一は、高橋景保役だし、観光課課長の北川景子は伊能忠敬の元妻・エイ。
伊能忠敬の死を隠しながらの地図作成奮闘記が笑いを交えながら続くんだけど、『大日本沿海輿地全図』が完成する頃になると目がウルウルし始め、将軍へのお披露目のシーンではヤバイくらいに涙が止まらない。
中井貴一と松山ケンイチのコンビは息がピッタリ合っていて思わず笑ってしまう。北川景子もコメディエンヌとしてもピカイチ。気が強そうな見た目との落差があって面白い。
『ハケンアニメ!』に続いて、今週は大収穫です。
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CBさんのコメント
2022年5月25日
> シーンチェンジが手品のようにスムーズ
うんうん。同感。全く違和感ない流れは見事なものでした。
> 『ハケンアニメ!』に続いて、今週は大収穫です
こっちも全く同感!こんな週ってある?と思うくらい、楽しいわ、嬉しいわ、泣けるわ。最高です!! まだ「シン・ウルトラマン」の余韻が冷めない俺ですが、この2作連チャンのおかげで、通常映画の世界にすっかり帰って来ました!!