「兄妹愛×デスゲーム。ゴア描写は及第点」ゲーム・オブ・デス Lymanさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0兄妹愛×デスゲーム。ゴア描写は及第点

2025年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

驚く

カワイイ

典型的なスプラッター作品。ゴアは頑張ってます(☆+1)が、ストーリーは色々持ち込んだ割に全て消化不良で終わります。これならゴア一点集中で作った方が良かったのでは?

ゲームルールは、時間内に誰かを殺さなければ参加者の頭が風船の様に弾け飛ぶ、というもの。正直、見所はそこだけです。
あとは無関係な人たちを殺すかどうかの倫理観や、兄妹間のラブストーリーに結構時間が割かれるんですが、この2つがザ・B級テイスト(登場人物の行動に筋が通ってない、「その要素いる?」な謎の拘りなど)なので、大量殺戮というヤバめな題材の割に映画としてはかなり失速してました(☆-3)

何よりせっかくゴア描写は頑張ってるのに、大量殺戮シーンを唐突なレトロゲーム調で省略したのが勿体なかったです(☆-1)。ちゃんと見せきったら、首謀者兄妹のラブストーリーにももう少し情が湧いたのではないでしょうか。
監督はたぶん「絶望的な状況だからこその切なく美しいラブストーリー」みたいなものを目指したのかな?とも思いましたが、残念ながら到底そこには辿り着いてないです

倫理観のテーマにしても、ラストガールの心理描写が破綻していて、監督が何を伝えたかったのかイマイチ分からず。ゲームの設定を考えれば、狡猾に生き残ろうとする路線に振り切った方がまだ筋が通ります

あと、謎のマナティ推しは監督の趣味ですか?笑。いや、可愛いけど!
どうせならゲームのマスコットキャラにするくらいの遊び心も欲しかったネ。笑

Lyman
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