仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのレビュー・感想・評価
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納得できないのも仕方ないが…
見始めて映司に抱いた奇妙な違和感で嫌な予感はしていたが、映司は死んでいた(ゴーダが乗り移っていた)……
もしかしたら生き返るんじゃないかと信じていたが、結局死んでしまった。
もちろん、映司が死んでしまったのはとても悲しい。私はブルーレイも3回は見返したオーズファンだ。私だって死んでほしくなかった。悲しみを受け止められないのは分かる。
結末を受け入れられなくてもいい。
映司の復活を信じてもいいだろう。
しかし私達オーズファンのするべきことはこの映画のアラを探して叩くことではない。
他の人のレビューにもあるが、グリードが生き返った理由やゴーダが生まれた訳は想像すれば良い。映画がやや短いのも必要な情報をきれいに詰め込んだと考えれば妥当だ。
物語(TV版)で損得だけでものを考えていたアンクも映司たちとの関わりの中で多くの感情を得た。アンクが消えゆくときにメダルを受け取り、映司がアンクに対して言ったセリフを今度はアンクが映司に言っていたのは鳥肌が立った。アンクらしくない、と思う人もいるだろうが私はアンクが関わりの中で成長したと解釈している。
ここ数年で私が見たライダー映画の中で一番悲しい作品であった今回だが、私個人としては、「きれいな終わり方」だったと思う。
(勿論そう思わない人がいることは承知の上で)
映司も「楽して助かる命はない」と言っていて、映司自身の死によってその台詞の重みが一層際立った。映司は自らの命と引き換えに欲望を叶えた。バットエンドではあるが、私は美しい終わり方だったと思う。悲しいけど。
汚物
本編の放映時、幼稚園児だった息子は今高校生で、辛口カレーも美味しく食べられる。
息子に感想を聞くと、「これはカレーじゃなく、う●こ味のう●こ。」
いつかの明日を心待ちにしていたファンに叩きつけられたのは、汚物だったらしい。
一部勘違いしている人がいるが、バッドエンドだから酷評しているのでは無い。
辛口甘口以前の問題だから、これほどファンの怒りを買っているのだ。
緻密に組み上げられたストーリー、魅力的なキャラクター、可能性が無限大の変身、それら全てがうまく噛み合って、あの苦くも美しい最終回までを走り抜けた、テレビシリーズ本編。
10年経った今もそれは色褪せない。
関連DVDは全部持ってるから、本編も映画も繰り返し何度も観た。
小説も読んだし、グッズはてれびくんの特典メダルに至るまで揃えてる。
オーズの役者が出ているからと、俳優雑誌なんてものまで、初めて買ったよ。
ライダーシリーズはもちろん、今まで観た全ての作品の中で1番好きな作品、、、、だった。
過去形になってしまったのが、ただただ哀しい。
他の方が既にコメントしているので詳細は割愛するが、チープで矛盾だらけのストーリーの元、せっかく集まってくれたオリキャスの見せ場はアンク以外ほとんど無く(映司は最後の数分以外別人なのでノーカウント)、グッズを売るための新フォームだけ見せられ、オマージュとも呼べない薄ら寒い演出連発の後、映司は目を見開いた無残な姿で死ぬ。
あまりにあまりだと、観終わった後は茫然自失になった。
本編で乗り越えたはずのトラウマ引き合いにして、何の必然性も無い、自己犠牲の死なんかでオーズが終わらせられるはずが無い。
きっと何か意味があったはず。
答えを求めてパンフレットを読み、哀しみが怒りに変わるのを感じた。
バッドエンドありきで作られた、制作陣の自己満足と悪意の塊。
我々ファンが楽しみに待っていたいつかの明日はそんなものだったというのか……?
鑑賞を終えて、日毎に増すのは、哀しみ、怒り、恨みといった負の感情。
もはや怨霊が産み出せる域に達している。
オーズという素晴らしい作品にう●こをぶっかけて終わらせた制作陣は未来永劫許さない。
特に脚本家はすぐに筆を置いて、二度と創作と名のつく仕事はしないで欲しい。
賛否両論あるとは思うが
オーズはそもそも靖子にゃんの作品で、それを他の監督が手掛ける時点で、そもそも疑心暗鬼ではあった。
実際に見てからの感想は、良い悪いではなく「悲しい」一択だった。
そもそも「なぜグリードが生き返ったのか」などは、描かなくとも想像すればいい。小説の多くはすべてを説明しないし、「王の力によるもの」とすれば終わる話で、それこそ突き詰めて考えるようなことではない。王の復活についても同様に「また鴻上さんが興味本位でやらかしたか?」くらいの話である。想像力を働かせたい。
さらに「アンクはこんなこと言わない」など書いている人もいたが、アンクも映司やヒナちゃんとのやり取りを通して、800年前には得られなかったものを得ている。そこに成長があっても不思議ではない。我々が成長について行けていないか、あるいはこの悲しみを受け止めきれなかっただけだと思う。
さて、本編は、当時の情勢を踏まえて「手を繋げば乗り越えられる」「この手で明日へと繋ぐ」というものであった。
しかし、メインテーマはあくまでも「欲望」。だからこそ「ヤミー」「グリード」という名前があり、各々が欲望のために動いているのである。
結果として、映司は「目の前の女の子を助けるため手を伸ばして、救える命を救う欲望を叶えた」「生き返らせてくれと願った(からか、あるいは王が復活したからか)アンクが復活した、という欲望を叶えた」のである。
そして、今回もまた映司とアンクは「エタニティタジャドル」という形で、手を繋いで乗り越えたのである。解釈は違わない。むしろ合っている。
だからこそ悲しい。この傷は癒えない。
だが仮にこれが何も無いハッピーエンドで終わったとして、靖子にゃんの作品として相応しいものになっただろうか?
違う。靖子にゃんは、一番痛いところを突いてくるラストを用意する。であれば、やはり今作で映司がいなくなるのは、監督としても妥当なところではないだろうか(実際制作にあたり、靖子にゃんも関わっているようだ)。
唯一の救いとしては、他の映画との時系列である。未来からアンクが映司を救いに来る作品がある。もし仮にここで得た遺伝子などの情報を未来の鴻上に渡し、映司が生き返ったら、などと、本編では描かれないifも、私達の心の中に欲望として描かれ得る。
私はもう一度観に行く。この悲しみを受け止めるのが、ファンとしての務めだ。いや、受け止めたい。これが私の欲望だ。例え心が死んだとしても。
不可解
まあラストは衝撃でしたが、それも物語として美しければ喪失も受け入れられようものでしょう。安易な死ネタは苦手ですし、小林靖子さんが作った本編を「未完」「甘口」などと扱き下ろし否定したことにも腸が煮えくり返る思いですが、そういった個人的な好みや感情論は抜きでレビューしようと思います。
何かと不可解な点が多かったのは映司以外のキャラクターの動き全般。
・アンクに取り憑かれた兄を見ても顔色を変えない(どころか、アンクとの再会を喜ぶ)比奈
・映司の変化に気付かない比奈
・最終回で命を懸けてプトティラを止めたにも関わらず今作で易々と紫メダルを利用するアンク
代表的なのはこの辺り?
特に比奈と信吾の兄妹愛が希薄になっていたような気がして、そこがおや?となりました。
あとはこちらの理解不足かもしれませんが
・なぜオーズドライバーが複数あるのか?(最後に映司が変身した時に用いたオーズドライバーはどこから取り出したのか?)
・なぜ信吾さんが気を失う前にアンクが憑依できたのか?
この辺りがよく分かりませんでした。
何かとニブい比奈ちゃんやその他映司以外のキャラ像が少し本編とズレているかなということで、続編としての完成度を考えてこの評価にしました。
設定、ストーリーはさておき、俳優さんの演技は素晴らしかったので、オーズを全く知らない方や、何事も純粋に楽しめる方は見に行って損はないかと思います。得もないと思いますが。
星霜編
最後あのような結末になること自体はなにも文句がない。ただ死ぬ必要性を感じるうよな伏線が何もなかったので全く悲しむことができなかった。
ゴーダや古代オーズなどいてもいなくても同じような新キャラを出すくらいであれば、映司が自身を犠牲にしてまで小さな命を助けようとした過程を丁寧に描いて欲しかった。
今回一番辛かったのは映司が死んだことではなく、
映司の死を悲しむことができなかったということです。
もう東映の過去作品の新作はみないかもしれません。
1時間かけたCSMの宣伝
尺の問題なのはわかるが雑な部分が目立つし設定を無視してる部分が多い。
おそらくアンクは映司の命と引き換えに復活したが、なぜグリード4体は復活できたのか。アンクはなぜ彼らと同じようにして復活できなかったのか。800年前の王もしれっと復活しているが詳しい説明はない。800年前の王は完全にグリード化していたがなんのメダルでグリードになっているのかもわからず。メダルを全種類取り込んでいるのにメダルの器の暴走を起こしていない。オーズドライバーが何故か3つ?(800年前のオーズ、ゴーダ、アンク)存在する。なんの説明もなしにポンポン出てくる。タジャニティスピナーの必殺技で何故か鳥系メダルを7枚使用できている。もともと10枚ある鳥系メダルだが、本編で5枚割れて1枚復活したので6枚しか存在しない。エタニティが新造メダルなら説明がつくけど、状況的に普通のコアメダルが変化したものと考えるのが普通だと思う。最後に映司がアンクを自分の中から無理やり出したのも理由がいまいちわからない。まだ世界はめちゃくちゃだったしまた敵が出てくる可能性もあるのであのまま一緒にいて仲間と世界を復興させるっていう終わり方でも良かったんじゃないのと思う。死んだほうが感動するからみたいな感じで映司が雑に殺されてしまったような気がする。いろいろ説明が甘く終始視聴者が置いてけぼりにされている感じがした。この結末はたぶんオーズが好きであれば好きであるほど受け入れられない人が多いと思う。ゴーダ、バースX、エタニティと詰め込みすぎで結局おもちゃが売りたかっただけっていうのが見え見えで残念。1時間かけたおもちゃの宣伝。
メダルやベルトのことなどいろいろ矛盾が生じることとアンク視点で物語が進むので自分はこの作品はアンクの悪夢を描いてると解釈することにした。実際本編でも悪夢を見ていたこともあったので無理やりな解釈ではないと思う。これだけキャストが集まってくれたのに脚本で全てが台無しになってしまった残念な作品。
サゴーゾ…
個人的仮面ライダーどハマり期(W、オーズ、フォーゼ)に超が付くほど楽しませて貰ったのが今作。重厚なドラマがありつつも、アンクと映司が凸凹ながらも前に進んでいくバディものとして毎週楽しみにして観ていました。メダルも面白いくらい集めましたし、あの頃はギリギリベルトが装着できたので変身音を楽しんでました(お気に入りはガタキリバです)。
そんなオーズの10年後の続編。戦隊ヒーローではこういう作品も珍しくないのですが、近年の作品のスピンオフではなく、正統続編ということで胸を高鳴らせながら観に行きました。
これは賛否割れちゃうよなーって思う出来でした。一つの考え方で観ると中々に楽しめて、もう一つの考え方で観るとこれはアカンな〜と思ってしまう、そんな作品でした。
・完全にif、アンクが主役の視点で観た場合
最初はこの目線で観ていました。序盤から終盤まで映司よりもアンクの方が出番は多いですし、アンクが最高に人間くさい場面を見るとホント変わったなぁと胸がキューっとなりました。今回の変身も主に敵であるゴーダと後半はアンクが変身するので、実質仮面ライダーオーズ<アーク>として観るのが正解です。映司はイマジンみたいになってゴーダを攻撃するので、シュールだなと思いつつも面白かったです。変身音が独特でかつカッコいいオーズなので、多くのフォームを観れたのも感激です。特にアニメ版で圧倒的インパクトを残したガタキリバが今回はややスケール縮小しつつも四方八方からの分身キックを観れたのは良かったです。敵も卑怯だぞ〜!と断末魔を残しちゃっているので、そりゃそうだよなと思わず共感してしまいました。ただサゴーゾがまさかの出番無し…少しだけでも登場してくれればなぁ。今までのオリジナルキャストが総登場してくれただけでも胸いっぱいです。
・オーズの正統続編として観た場合
ただ、オーズの続編となると話は別です。アニメ版の最終回は賛否が割れていると聞いたことがあったので改めてアニメシリーズを見てみたのですが、しっかりと余韻を残しつつもオーズとしての物語はしっかりと幕を閉じていると思いました。なので正統続編ではなく、同窓会としての10年後をやれば良かったのになと。荒廃した世界というのは続編としてやる舞台設定としてはやや飽和気味だと思いましたし、死ネタに意外性があるとは思いませんでした。映司とアンクが生きる意味を、生きる理由を強く持ったアニメ版のラストを台無しにしてしまったのはとても残念です。バース2人も活躍の場面が少なかったですし、敵もそこまで脅威になる存在としては尺的な問題で仕方ないとは思いますが、もう少し強くあって欲しかったです。アクションシーンが思ったよりも少なかったのも残念です。
という感じで評価的には中立の立場です。どうしても素晴らしいシリーズの続編、あるいは完結編を描くのは難しいんだなと思いました。こうやってVシネマでスピンオフを作ってくれるのは嬉しいです。戦隊ヒーローみたいにもっと明るい作風でも良いのになぁ。そういえば来年はフォーゼもやるのかな〜と思いましたが、事情がありまくりだったので厳しそうでした泣
鑑賞日 3/16
鑑賞時間 17:15〜18:25
座席 L-21
安直なハッピーエンドより今回の終わり方の方がオーズらしい
オーズというか火野映司の物語を完結するためには今回のエンディングしかなかったと思うし、みんな生き残ってハッピーエンドはオーズらしくない。
それに今まで散々アンク復活ネタはやってきたので、この終わり方は正解だと思う。
この作品も含めてオーズという作品が更に好きになりました。
アンク復活は嬉しい、けど、、
アンク復活はすごい嬉しかったです、でもオーズ大ファンとしては、期待してたとはちょっと違って残念でした、でもストーリー的にはかっこよくて面白かったです、火野映司はこんな人やったなって思い出しました、悲しい終わり方しましたが、またいつか、再会するのを待ってます
オーズへの憧れ
最終回の続きで最終章閉じ。と言う感じでした。
10周年の作品を作る方達も少ない中でグリード側もオーズ側もコロナ禍で集まっていただき当時のまま変わらずに演じていただいてそれだけでも感謝と感動です。
火野映司を見に行ったのに違う人物を開始すぐ見せられたので一番最初の感想としては、え?と言う感想でした。
映司とアンクの掛け合いや映司と比柰ちゃんの会話。映司と後藤さんや伊達さんとグリードの戦い
などもう少し見たかったです。
でも、映司の人間が大好きな気持ちがそうさせたからこそ、あの結末になりましたし、映司のお陰でアンクが復活できて魔王も止めることが出来たのでそれもオーズの世界観なのですかね?
そして、鴻上会長に余計なことをさせすぎです!!!
鴻上会長のせいで変なメダルが生まれたので60分ではなく会長のお金でなんとか90分にすることは出来なかったのでしょうか(笑)
大人になってからテレビ放送をもう一度見直して改めて解釈して泣いて、俳優陣の想いも重ねながら見るとまた泣いて。。
他の10周年作品はハッピーエンドが多いと思います 。今でもみんな元気に現役で地球を救ってる方達も多いので、余計にファンの方は受け入れがたいと思います。
でも、英司とアンクの2人だから秀くんと涼くんの2人だからこそあの物語が成立しましたし、ここまで入り込むことが出来ているんだと思います。
スッキリしてないようでしております。
明日に期待をしている方と思いますが、世界情勢を物語っていてオーズらしいです。
とりあえず、よく分からない感情になったら一度テレビ放送時の27話と28話の仮面ライダー1000回記念のショッカー回を見て
批評などもあるとは思いますが1つのドキュメンタリー映画を見たようで自分の生き方を改めされられる作品でした。ありがとうございました。
オーズ本編を否定し、ファンの思いを踏みにじる最悪な作品
良かったところは当時のキャストさん達が揃っている事と、そのオーズへの熱意が感じられる演技だけ。他はすべてが酷かった。
あの結末は正直嫌だけど、その過程さえしっかり描かれていれば受け入れられたと思う。でも今作はそれをないがしろにするどころか、オーズ本編のテーマさえ否定してしまった。
なにより耐えられないのが最後の決戦のシーン。映司とアンクの立場を入れ替え最終回の再現、アンクが映司に憑依して変身してパワーアップ なんて、いかにもオタクが考えそうな展開を公式がするなんて心底失望した。「こうすればお前ら喜ぶだろ?エモいだろ?」みたいな制作側の意図が見えて本当に気持ち悪かった。アンクは「それがお前が望むことなら・・・」なんて言わない。
呆然
平日AM9時。1日1回のみの上映にも関わらず、9割の席が埋まっていました。
アンクと同じ髪型をした方、上映前に語り合う方達。10年経ってもやっぱりここまで愛されている作品なんだな…と、感動を新たにスクリーンに向かいました。
そして上映後。
未だかつて体感したことのない静寂。
劇場に黒い闇が立ち込めているようでした。
動けない観客たち。
男性はえ?え?なんだこの映画。と言う空気。
女性は皆さんお手洗いへ直行。あちこちで泣いているような様子が分かりました。私もしばらく呆然として何も手に付きませんでした。
映司の死を哀しむのではなく、今までずっと大切にしてきたそれぞれのオーズを傷つけられて泣いてように思います。
本当に傷つきました。この作品とは二度と関わり合いたくないと言う気持ちです。
多くが望む形に迎合しろとは言いませんが、これはあまりにも酷すぎます。演者の皆さんの本心を聞きたい。
こうした姿勢を続けていくようだと…東映は本当に駄目になる。
そう思いました。
観に行って良かったです
全てのファンに「観に行った方が良いよ」とは言いませんが
私は「観に行って良かった」です。
制作に関わった皆様がオーズと真摯に向き合い
単なるお祭り企画ではない映画に仕上げようという熱い思いで作りあげた作品だなと思いました。
仮面ライダー映画に何を求めるかで
この作品の評価は変わってくると思います。
私は好きです。
以下少しネタバレ含みます。
ゴーダがミスリードさせるためだけの存在だった(としか見えない)のが残念でした。
ああ、と思った次点で冷めてしまったので。
でも製作陣の熱い思いを感じたので★4入れています。
火野映司の美しき旅
リアタイ勢でした。
まず小説を読まれましたか?他のオーズ出演映画は観られましたか?
私はとても納得がいく、『火野映司の旅立』だったと思います。
脚本家に罵詈雑言向けている方、あなたの中の『都合の良いオーズ』を求め過ぎていませんか?
そもそも前提として
アンクの復活を願う事こそが、本編への反抗
であり
シンゴが生き返り救われた世界でメダルの妖怪、限りなくただの物質に近い存在が人間のように共生するには誰かの器が必要
という事。
それを願い続けた火野映司が、TTFC配信の序章で
「方法がない事はない」
と言った、その言葉の重みと深過ぎる闇と自己犠牲。
映画で救った少女だって、あの時の少女と重なったからではなく
火野映司だったら目の前に救える命があったから手を伸ばした
だけなんでしょう。
伊達さんが「そんな生き方をしてたら、いつか命を落とす」と言ってました、火野映司の生き方はあまりに愚直。いつかはそうなる時があったと思います。
だからこそ、自らの命を渡して叶えたかった欲望が『アンクの復活』
これほど利己的で頑固で火野映司らしいそこ深い欲望だと思いました。
だからこそのラストだと思います。
火野映司は周りに手を伸ばすくせに、恐ろしい位己の命には執着がありません。
この圧倒的な虚無と図り知れない欲の旅路の終焉としたら、例えこの日じゃけても20年、30年後でも火野映司は同じ事をしたと思います。
確かに雑な部分はありました。
予算や諸々コロナ対策の制限があった事だと思います。
それでもきちんと火野映司の生き方を魅せてくださった制作チームと俳優の皆様に心からの感謝を送りたいです。
ありがとうございました!
泣いた。製作陣に対する怒りと悔しさと悲しさで。
この評価を付ける為だけに初めてレビューします。
他の方が仰ってくれている通りなので、どこがどうとか細かくは書かないけど、本当に、本当に、最低だった。
映司が死ぬ事に対してじゃない。納得出来るストーリーなら悲しくても辛くても受け止められる。そもそも、どんな話が来てもいち視聴者の立場だから解釈がどうとか言うつもりなんか無かった。脚本家の方が書いた本編も正直リアタイしてた時から元々好みじゃなかったけど、でも、否定するつもりなんかなかった。人それぞれ、好みの問題だと思って…。
でも、これは違うよね。オーズの本編を本当に作った人達は見たのだろうかって心底不思議で仕方がない。
何が伝えたくて、何がテーマかもわからなくて観終わってすぐパンフの脚本家欄を一番に読んだ。意味が分からなかった。何でそんな話しになるの…?代償って何??オーズってそんな、何かを得る為にはこっちを捨ててみたいなそんな話しだっけ??欲望の話しでしょ??全部手を伸ばして掴み取ろうとするのが映司じゃないのか…。
本編で丁寧に丁寧に積み上げた、何もかもを全部無かったことにして、無かった事どころかぐちゃぐちゃにひっくり返して、真逆のメッセージになっているこれは一体何なんだろう。
本当に一つ一つ聞いてみたい。悪意があったとは思わない、製作陣は製作陣で一生懸命やったんだろうとは思う。でもそこにオーズに対する愛や敬意があったとは到底思えない。あったのなら、一個一個本編と比較しながら問い詰めたい。どうして?って。どうして、映司は貴方達の都合で殺されなきゃいけなかったの?って。
殺されたって真っ先に思いました。製作者側の色々な都合で殺されたって思った。そこに、脚本家のエゴだったり名声だったりが入るんだろうと思うと吐き気がする。そういう見方しかできない。映司を殺すことで映画のインパクトを強めて話題にして残したかったんだとしか思えない。そんなこと、本当は作ってくれた人に思いたくなんかない。
こんな気持ちになるなら観なければ良かったと思ってるけど、でも公式がオーズのものを出したら観ないわけにはいかないんだよね…だってオーズが大好きだから。11年ずっと大好きだった。
今はただ悲しくて悲しくて泣いてる。映司が死んだ事に対してじゃなく。
誰かが言ってたけど、大好きな本編を全部真っ向から否定されて侮辱された気持ちになる映画でした。
この脚本家の方が携わっているものありとあらゆる作品は、今後絶対に見ない。脚本家だけの責任じゃないけど、許せません。
こんな事になって悲しい
10年間楽しみにしていた『いつかの明日』がこんな作品になってしまって悲しいです。
製作期間や上映時間が短いのはわかっていましたのでそんなにすごいものを期待していたわけではありません。こんなにみんなに批判されるような作品はやはり辛いです。面白かったねって話し合えるような、みんなに良かったから観てって言えるような作品なら良かったのにと思いました。
製作者はオーズ嫌いなの?
映司は死亡し、10年越しのアンクの復活も雑に処理され、本編で守り抜いた世界も人類の大半を殺されて壊滅状態になります。
一番はぁ?って思ったのは、映司が勝手に満足して死んだこと。自己犠牲で戦ってた本編中の彼ならまだそういう死に方するのも分かりますが、最終回で後藤の手を取った時に仲間達と手を繋いで協力して生きていくと成長したんじゃなかったの?それも無かったことになったの?
あとアンクが比奈の兄の体奪ったままだけど、比奈は
それでいいの??兄の体を取り返そうとしていた時の比奈はどこにいった。
本編で1年かけて描いてきたものを全て破壊するって製作者はオーズ嫌いで徹底的にぶち壊したかったんでしょうか。それとも本気でこれを面白いと思って作ったのか?
仮面ライダーの製作ってここまで劣化したんですね。
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