「納得できないのも仕方ないが…」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル ジャンクシンクロンさんの映画レビュー(感想・評価)
納得できないのも仕方ないが…
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見始めて映司に抱いた奇妙な違和感で嫌な予感はしていたが、映司は死んでいた(ゴーダが乗り移っていた)……
もしかしたら生き返るんじゃないかと信じていたが、結局死んでしまった。
もちろん、映司が死んでしまったのはとても悲しい。私はブルーレイも3回は見返したオーズファンだ。私だって死んでほしくなかった。悲しみを受け止められないのは分かる。
結末を受け入れられなくてもいい。
映司の復活を信じてもいいだろう。
しかし私達オーズファンのするべきことはこの映画のアラを探して叩くことではない。
他の人のレビューにもあるが、グリードが生き返った理由やゴーダが生まれた訳は想像すれば良い。映画がやや短いのも必要な情報をきれいに詰め込んだと考えれば妥当だ。
物語(TV版)で損得だけでものを考えていたアンクも映司たちとの関わりの中で多くの感情を得た。アンクが消えゆくときにメダルを受け取り、映司がアンクに対して言ったセリフを今度はアンクが映司に言っていたのは鳥肌が立った。アンクらしくない、と思う人もいるだろうが私はアンクが関わりの中で成長したと解釈している。
ここ数年で私が見たライダー映画の中で一番悲しい作品であった今回だが、私個人としては、「きれいな終わり方」だったと思う。
(勿論そう思わない人がいることは承知の上で)
映司も「楽して助かる命はない」と言っていて、映司自身の死によってその台詞の重みが一層際立った。映司は自らの命と引き換えに欲望を叶えた。バットエンドではあるが、私は美しい終わり方だったと思う。悲しいけど。
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