「火野映司の美しき旅」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル 翡翠さんの映画レビュー(感想・評価)
火野映司の美しき旅
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リアタイ勢でした。
まず小説を読まれましたか?他のオーズ出演映画は観られましたか?
私はとても納得がいく、『火野映司の旅立』だったと思います。
脚本家に罵詈雑言向けている方、あなたの中の『都合の良いオーズ』を求め過ぎていませんか?
そもそも前提として
アンクの復活を願う事こそが、本編への反抗
であり
シンゴが生き返り救われた世界でメダルの妖怪、限りなくただの物質に近い存在が人間のように共生するには誰かの器が必要
という事。
それを願い続けた火野映司が、TTFC配信の序章で
「方法がない事はない」
と言った、その言葉の重みと深過ぎる闇と自己犠牲。
映画で救った少女だって、あの時の少女と重なったからではなく
火野映司だったら目の前に救える命があったから手を伸ばした
だけなんでしょう。
伊達さんが「そんな生き方をしてたら、いつか命を落とす」と言ってました、火野映司の生き方はあまりに愚直。いつかはそうなる時があったと思います。
だからこそ、自らの命を渡して叶えたかった欲望が『アンクの復活』
これほど利己的で頑固で火野映司らしいそこ深い欲望だと思いました。
だからこそのラストだと思います。
火野映司は周りに手を伸ばすくせに、恐ろしい位己の命には執着がありません。
この圧倒的な虚無と図り知れない欲の旅路の終焉としたら、例えこの日じゃけても20年、30年後でも火野映司は同じ事をしたと思います。
確かに雑な部分はありました。
予算や諸々コロナ対策の制限があった事だと思います。
それでもきちんと火野映司の生き方を魅せてくださった制作チームと俳優の皆様に心からの感謝を送りたいです。
ありがとうございました!
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