「泣いた。製作陣に対する怒りと悔しさと悲しさで。」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル kさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いた。製作陣に対する怒りと悔しさと悲しさで。
この評価を付ける為だけに初めてレビューします。
他の方が仰ってくれている通りなので、どこがどうとか細かくは書かないけど、本当に、本当に、最低だった。
映司が死ぬ事に対してじゃない。納得出来るストーリーなら悲しくても辛くても受け止められる。そもそも、どんな話が来てもいち視聴者の立場だから解釈がどうとか言うつもりなんか無かった。脚本家の方が書いた本編も正直リアタイしてた時から元々好みじゃなかったけど、でも、否定するつもりなんかなかった。人それぞれ、好みの問題だと思って…。
でも、これは違うよね。オーズの本編を本当に作った人達は見たのだろうかって心底不思議で仕方がない。
何が伝えたくて、何がテーマかもわからなくて観終わってすぐパンフの脚本家欄を一番に読んだ。意味が分からなかった。何でそんな話しになるの…?代償って何??オーズってそんな、何かを得る為にはこっちを捨ててみたいなそんな話しだっけ??欲望の話しでしょ??全部手を伸ばして掴み取ろうとするのが映司じゃないのか…。
本編で丁寧に丁寧に積み上げた、何もかもを全部無かったことにして、無かった事どころかぐちゃぐちゃにひっくり返して、真逆のメッセージになっているこれは一体何なんだろう。
本当に一つ一つ聞いてみたい。悪意があったとは思わない、製作陣は製作陣で一生懸命やったんだろうとは思う。でもそこにオーズに対する愛や敬意があったとは到底思えない。あったのなら、一個一個本編と比較しながら問い詰めたい。どうして?って。どうして、映司は貴方達の都合で殺されなきゃいけなかったの?って。
殺されたって真っ先に思いました。製作者側の色々な都合で殺されたって思った。そこに、脚本家のエゴだったり名声だったりが入るんだろうと思うと吐き気がする。そういう見方しかできない。映司を殺すことで映画のインパクトを強めて話題にして残したかったんだとしか思えない。そんなこと、本当は作ってくれた人に思いたくなんかない。
こんな気持ちになるなら観なければ良かったと思ってるけど、でも公式がオーズのものを出したら観ないわけにはいかないんだよね…だってオーズが大好きだから。11年ずっと大好きだった。
今はただ悲しくて悲しくて泣いてる。映司が死んだ事に対してじゃなく。
誰かが言ってたけど、大好きな本編を全部真っ向から否定されて侮辱された気持ちになる映画でした。
この脚本家の方が携わっているものありとあらゆる作品は、今後絶対に見ない。脚本家だけの責任じゃないけど、許せません。