「今迄の作品と整合性を合わせるならこうなるのではないだろうか」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル あいだしょうたさんの映画レビュー(感想・評価)
今迄の作品と整合性を合わせるならこうなるのではないだろうか
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まず個人的な感想、シンプルに面白かった。
とはいえ賛否はハッキリ分かれるだろう、何故ならこの映画は主人公火野映司死亡という結果で"仮面ライダーオーズ"にエンドマークを打つのだから。
尺の不足やグリード4人衆が雑に退場するなどの不満点はあるが映画自体の完成度はかなり高いと思う、そして何より大事なのはこの映画の"仮面ライダーオーズ"という作品へのリスペクトの高さだ。今回の映画でやったことは今迄の作品から導き出されていてそこに何一つ矛盾は無い。映司の死やアンクがそれに手を伸ばし映司がそれを払い退け死を選ぶことも全て今迄やってきたことの積み重ねなのだ。
繰り返し言う、この『映画の完成度は高い』だからこそオチが映司の死で終わるからここまで賛否が分かれているのだろう。
この作品を皆が思い浮かべていた大団円の"いつかの明日"で終わらせなかった製作陣の覚悟はかなりのものだそれこそ苦渋の決断だったろう、しかし彼らが誰より真摯に"仮面ライダーオーズ"に向き合った結果がこの映画であり「火野映画の死」なのだ。
自分はこの解に納得はした。が、それに納得できなかった人たちの気持ちは分かるとだけは言っておく。何故ならそれこそが"欲望に向き合うこと"を問い続けてきた仮面ライダーオーズなのだから
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