「仮面ライダーで10th作品ができるだけで奇跡」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル Yu0911Sさんの映画レビュー(感想・評価)
仮面ライダーで10th作品ができるだけで奇跡
龍騎では実現できましたが
ほぼすべての平成ライダーでゲスト出演はあるものの単独続編は実現できていませんでしたが
ついにオーズが単体での続編
客演でもしばしば登場してくれていたオーズでしたが
期待値は非常に高かったです。
感想として
第一に来るのは時間が短過ぎる
バースはほぼいいとこなし
Xも万を辞して登場でしたが特に活躍がなかったのは残念
プロトバースは廃棄になった設定もちゃんと生きていて伊達さんはほぼ生身なのも素晴らしい
結局伊達さんの変身も見れたのも満足です。
今作は映司ではなく
アンクが完全に主役です。
アンクの映画です。
時間が短過ぎるせいで800年前のオーズがどうやって復活したのかも不明ですし
グリードも何しに出て来たのかレベルだった感じでした。
あと時間が短い割には過去のシーンそのまま引っ張って来ただけの回想シーンが多すぎました
この作品を観る人のほぼすべてがテレビシリーズは観てると思うので、ハッキリ言って無駄でした。
エンドロールで流すくらいで良かったのでは?
まさか映司を本当に殺してしまうとは思いませんでした、ゴーダが登場した時点でアンクが取り憑いてタジャドルエターニティになるのは予想できましたが
明確に死亡が明言されるのはファイズの乾巧以来でしたね。
舞台挨拶でも恐らく賛否があるラストであろうとキャスト陣もおっしゃっていたのですが、まぁそうでしょう。
個人的には批判的というより悲しく残念なラストでした。
これをふまえると
オーズの客演のMEGAMAXや平成ジェネレーションもアンクの印象が完全に変わりました。
一緒に戦うのはこれが最後か?というのに明言しなかったり
自身が消えるタイミングでの涙だったのが、映司に対しての涙になっていたような素晴らしい演出でした。
ラストのタジャドルの戦いは完全に最終回の逆バージョンで
展開としてはありがちではありますが胸が熱くなりました。
正直これがオーズの完結編と思うと残念なのですが
これで映司がさようならとならないことを願います。
もちろんいつもの仮面ライダーあるあるな雑な客演を望んでいるわけではなく
何周年など関係なく更なる続編を待ち続けます。
やや批判的な意見は多くなってしまいましたが
この作品を実現させてくれた制作陣とキャストさんに感謝です。
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公開日過ぎてパンフレットを購入したので追記
やはりインタビューなので皆さん直接的な表現はもちろんされてませんが
キャストさんも映司死亡のラストにはあまり納得いってなさそうなのが読み取れますね。
良くも悪くも戦隊の10thなんかはテレビシリーズとほぼ同じ事をやってる流れなので
本当にファンサービスだけの作品という感じなので
今作は受け入れ難い方も多いですし
ゼロワンシリーズのスピンオフもですが
不必要にキャラクターを死亡させることが意外性だったり、リアリティなんかと勘違いされてる節があります。
今作のオーズもあくまで新規のファンを増やす目的ではなく
ファンに向けたものなので
ここまで気を衒う必要性は感じません。
ありがちですが
小細工しないでゴーダを早々に登場させて、あぁ映司は回復するまでゴーダと一体化なんだなと見せかけて最終的には自身の命をかけて映司を救って消滅
とか
アンクだったりゴーダあたりが800年前の王を利用して映司を助ける
とか
映司のいつかの明日の為にアンクが一体化し続ける
とか
少々ベタでもそういう展開で良かったと思います。
かなり批判的な意見が乱発していたので非常に残念でしたし
前記の通りあまりキャスト陣も納得していなさそうなので、最終作詐欺はあまり好ましくないのですが本気で続編を待ちたいと思います。
こういう声をあげ続ければいつかの明日に繋がるとみんなで信じましょう!