レイダース・オブ・ムージン 失われた財宝のレビュー・感想・評価
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謎解きは難解
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中国の人気作家テンカパシン(天下霸唱)の小説「鬼吹灯」シリーズ第8巻を映画化、他にも第2巻「ドラゴン・ラビリンス 迷宮の秘宝」、鬼吹灯~魔宮に眠る神々の秘宝~(全18話)などが実写化されているようです。主人公のトレジャーハンター、フー・バーイーは中国ではアジアのインディ・ジョーンズと言われているらしい。原題はRaiders of the Wu Gorge:ウー渓谷のレイダース、邦題は「レイダース/失われたアーク」をもじったのでしょう。
ムージンとは物語の中心となる秘宝の名称ですが、本作でフー・バーイーが探すのは九死還魂草という薬草でした。というのはフー・バーイ―は紀元前1世紀~紀元4世紀に栄えた精絶国(チャドータ)の遺跡に行ったときに呪いに掛けられており、スン教授から解毒薬の薬草のありかを聞き、明時代のウーヤン王の墓のある首無し山に採りに向かう冒険談。たしかに古代遺跡はインディージョーンズ張りに謎の仕掛け一杯ですが謎解きは十六文字陰陽風水秘術とか九宮螭虎の錠とか中国の民話伝説に絡む話で難しい。侵入者を阻む肉食蠅の襲撃、恐怖の断崖絶壁を飛び降りたり、死者の妖術など、なんとか困難を乗り越えたものの薬草は出てこず、スン教授の陰謀が明かされます。まあ、古代遺跡探検ものとしてはそこそこ愉しめました。
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