劇場公開日 2022年6月3日

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「警察いるやないか〜」極主夫道 ザ・シネマ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0警察いるやないか〜

2022年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

寝られる

ドラマ版は1話だけ見て鑑賞。割と面白かったため、そこそこ期待値は高かったけど、やっぱりやっぱりドラマの映画化は難しいなぁと痛感。何度この体験をしただろうか...笑

そもそも映画化するような作品ではなかった。
ふふっと笑えるゆるーい感じが良さなのだが、映画となるとそういう訳にもいかず、すごく間延びしたような退屈な作品になってしまっていた。笑いも安定せず滑っていたし、なんだか悪ノリ感が見ていてキツかった。1話見ているからわかるけど、これは決してこの「極道主夫」という作品が面白くないからという訳ではなく、単純に映画向きの作品じゃないというだけだと思う。

そのうえ、どうしても納得できないところがある。
それが、気に食わないとかちょっと理解できないとかそんなレベルではなく、かなり作品に支障を来たしているレベルの大事。これでよくおっけーになったな。訳が分からなすぎる。どうしてそうなる!?が超デカい。余計なシーン多いのに、こういうところ雑なのやめなさいよ。

納得できないにプラスして、ホントしょうもない2つの演出が結構辛い。もっと自然な家族の会話とかの方が笑えて面白いのに、なんでこんなことしてしまうんだろうか。無駄なチンピラ要素も全然面白くないし、アクションも「中国」「ヨーロッパ」のシーンは迫力あってよかったけど、ラスト際の戦闘シーンはちょ〜しょうもなかった。なにやってんの?

ただ、玉木宏はより筋肉質になっていて役をものにしているし、川口春奈の嫉妬する姿や暴力的な姿はめちゃくちゃ可愛い。本多力やくっきーもいい味出していて笑いを誘ってくれるし、志尊淳や玉城ティナも絶妙。カップルになってほしかったな笑 濃ゆいキャラクターを上手くいかせているのがこの作品のいいところ。

極道主夫ではお馴染みの伏線回収シーン。あの爽快感はたまんないなー。アクションは微妙だったけど、それからの展開はなかなか面白く、全編通してこんな感じだったらいい作品になったろうになと。1番いいところはここ!ってとこが無かったからレビューどうしようかなと思っていたが、ありました。そう、エンドロール!やっぱり、作られた笑いより自然な笑いですな。

満足は出来なかったけど、ドラマが大好きな人はハマるのではなかろうか。玉木宏&川口春奈好きもぜひ。家族で見るのにピッタリの作品だと思います。

サプライズ