「「国岡」ファンには大満足の1本、画郭に関する演出についてのメモ」グリーンバレット 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)
「国岡」ファンには大満足の1本、画郭に関する演出についてのメモ
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「最強殺し屋伝説国岡」の絶妙なコメディテイストはそのまま。「ミスマガジン2021」に選ばれたグラビアアイドル6人を、上手くキャラ立てさせているところに好感をもちました。おそらく演技はほとんど未経験のところを、1人をのぞいて本人のキャラクターにあわせたナチュラルな役柄にすることで、作品同様、始めはギクシャクしていたのが徐々に友情が芽生えていく展開にも上手くマッチしていたと思います。
阪元裕吾監督は「黄龍の村」でもスクリーンの画郭を変える演出をしていましたが、本作でも終盤の戦いで画郭を広げる演出が施されていました。そこでタイトルがドーンとでるのが格好いいです。ただ本作では、全体の7割ぐらいがスクリーンを小さく使った画面になっていて(シネコンの予告編のように周囲に大きく黒い額縁が入る)、個人的にはこの演出はあまり嬉しくありませんでした。筆者はシネリーブル池袋で見て、他の劇場で見た知人は画郭を変える演出に気づかなかったそうです。劇場によって見え方が違っていたようで、どこまでが演出上の狙いか断言できませんが、自分へのメモも兼ねて記しておきます。
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