コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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ふたり一緒にバークレー行けたら良かったのにね
想像通りの仕上がりでゆるいですね😅
もし、自分の耳が聞こえなかったら
もし、自分の目が見えなかったら
もし、四肢に欠損があったら
とハンディのある生活を考えたり想像したりすることは、必要だと思うし見えてなかったものが見えることもあるのでとても勉強になったな
家族は社会の中でマイノリティかもしれないけど、ルビーは家族の中でマイノリティになっていたんだね…
それでもお互い分かり合える強い愛の絆は
"完璧な家族の完璧な人生"そのとおりだわ
素晴らしいブラボー
ダメなのはオイラ‥‥
いいひと たち
とても後味がよい
聾者の家族でただ一人の健常者の女子高生が自分の歌の才能を見出されて・・・という話。
だいたいこの手の天才現るみたいな話は天才っぷりを表現するのが難しいのだが、うまいことそこが気にならない構造をそれ以上に効果的にやっている。
ありがちな不幸な家族が社会の不理解や差別で苦労する話ではなく、逆に偽善的な説教臭い話でもない。
ただただ魅力的な家族の話。
苦労はたしかにあるのだが、とにかく明るくて前向き。
子供が2人しかいないのが不思議なくらいアレが好きな父親、若いころミスコンで優勝するぐらいの美貌の母親、兄貴らしいことしたいのだがどうしても妹に頼らざるをえないことを引け目に感じているイケメンの兄、3人とも聾者で一家は漁業で生計を立てている。
主人公である妹は朝3時に起きて父と兄を起こし(自分しか目覚まし時計で起きられないから)3人で漁にでてそのあと学校に行く。
漁に出た後、魚臭いまま学校にいっても軽く嫌味を言われるぐらいでいじめられてるわけでもない。
周りがいい人過ぎず悪い人過ぎないのがいい。
大団円というわけでもないのにとても後味がよい
楽しんでいきてこそです。
人物の心理描写がわかりやすく誰でも楽しめる作品ではないでしょうか。
兄貴がかっこいい
物語そのものは、オーソドックスなストーリーだ。才能ある主人公が、困難を乗り越えて次のステップへ向けて旅立つ話。
この作品の特異な点は、主人公の家族が(主人公以外)全員ろう者であることだ。主人公の困難は、主にそのことが原因で起こる。
わりと深刻な問題ばかりなのだが、なぜだかとてもユーモラスだ。両親がこんなにファンキーだと深刻になる暇などないのかもしれない。
母親が「自分の耳が聞こえないせいで、(健聴者である娘を)うまく育てられないかもしれないと不安だった」と打ち明けたとき、娘が「ママが子育てに失敗したのは耳が聞こえないせいじゃないわ」と切り返したのは、もう見事というほかない。
あと、音楽。
映画と音楽の親和性は言うまでもない。なんらかの形で歌や音楽がスクリーンに常に流れている作品は、やはりエンターテインメントとしての完成度が高くなるように思う(芸術面の評価はまた別だけど)。
矛盾するようだけど、高校の発表会のシーンの表現もすごく良かった。このシーンの素晴らしさは、ぜひ映画館で体験すべき。
観終わった後の満足度も二重丸。
マイノリティを描いた映画は、ともすればモヤモヤを残しがちなのだけど、この作品は爽快感しかない。
そうそう、最後の場面で、車の窓からルビーが「ぐわし」みたいな手のサインを出すのだけど、あれってどんな意味が…?
大学受かった?落ちた?お芝居がうますぎる。
ろうあ者の家庭に生まれ、、歌手になりたい夢を叶えるガッツのある少女の元気と親子愛の物語
思ってたより普通
音の無い世界に音楽が届く。音楽を感じるのは聴覚だけじゃ無い。
家族に振り回される彼女が手繰った夢1つ、普遍性が…
噂のアカデミー賞・作品賞。あまり前知識は入れず、その噂だけで来たからか、思ったより地味でハマらなかった。映画体験の余韻を食らった『ドライブ・マイ・カー』よりも観やすいが、特段凄みを感じられなかった。
実にハートウォーミングな作品だし、考えさせられる内容を広く透過している点は確かに見事。バックボーンを考えても、もっと大変なことがあることくらい容易に想像がつく。ただ、その家族愛が魅力的に映らなかった所が個人的には大きかった。ルビーに頼らざるを得ない環境も分かるし、生活するのも苦しいのだって仕方ない。ただ、すがり続けた彼女の開放に見えてしまって、肝心な部分が刺さってこなかった。逃げのない現実的な描写も続くので、実にシンプルな世界観も愛だけでは越えられなかった。
手話にも感情が宿る…それを知ったのは『ドライブ・マイ・カー』がきっかけだった。耳が聞こえなくともコミュニケーションに喜怒哀楽は当然宿る。下ネタも少しリアルだ。その両親の能天気さに呆れつつ、楽しく観ていた。それに対し、割とトントンことが上手く運ばれていったこともあって、普遍性が際立っていたように感じる。私からすると、ある家族の変化ってだけで、特段光るモノは見つけられなかった。
歌声は本当に見事。対局にいるようで実は超えられるモノでもある。それを手繰り寄せるルビーに感嘆するし、家族に振り回されながらも懸命に未来を手繰り寄せる彼女の大人っぽさに凄みを覚える。感情を乗せてからの歌声は震えるほどに上手い。
ここまで大きくなれば、当然合わない人も出てくる。ただ、自分も合わないと思ってなくて少し意外だった。これがあるから映画は面白いなーと思う。
物音に対する無頓着さ
幾重にも仕掛けが…そして涙腺壊れる
ドキュメンタリーのようなリアルさ
洋画が好みではなく普段から邦画しか観ないのですが、手話や聴覚障がいといったテーマに興味があり1人で鑑賞しました。結果、とても良かったです。実際に聴覚障がいを持つ役者が演じているため手話でのやり取りが本物。リアルすぎると驚きました。
コーダ と 言われて どーだ?
今年のアカデミーの主演男優賞がウィル・スミスだとして、クリス・ロックを平手打ちした事件が作品賞だということはわかった。
それ以外に何があったのかと思っていたら、『コーダ あいのうた』この作品が巷を賑わしているということを聞いた。
これって、数年前の仏作品『エール』のパクリやん、という声が多いのに、ずいぶん話題になってるらしい。
トロイ・コッツァーのパパが「ええで!」とか、エミリア・ジョーンズの歌声は「やばいやん!」という声なんだけど、そーなんだろうか。
どうも、全体的に、なーーーーんかデジャブ感強いのは何故だろう?
そして「エモい感」がmaxにいけなかった原因はどこにあるのだろう?
ストーリーは極めて単純でわかりやすい。登場人物もそうだ。
ならば、それぞれのキャラをもっと際立たせるべきだったと思う。性的描写やセリフにばかり集中するのではなくてね。
ディスアビリティの家族をつということ、
被雇用的、経済的に格差社会の辛酸を舐めているということ、
それによる排外的傾向性(差別)、
これらがうまくハーモナイズされていなかったように思う。
唯一の見どころはルビーとマイルズのデュオのところ、そして無音のところなんだけど、「声聞けぬ者が聞き取ろうとする声」が果たして製作者の意図通りに伝わっていたのだろうか。確かに、それはこの後、バークリーのオーディションの伏線にはなってはいるのだが、演出的には弱い。
ルビーとマイルズのデュオが「飛び込み」のシーンに変に回収されてしまっている。これ必要かな?
必要だという前提で見てしまうと・・・・
なんか
オジさんは昔懐かしい"La Boum"を思い出してしまったやんか。
一緒に見に行ったあの子は、今何してるん?
そしてもう一回見に行ってSophie Marceauに狂ってしまった当時の友人は今どこに?
これもデジャブ?
当時の「サ店」の匂いとタバコの香りがしてきた・・・。懐かしい。
って、この映画は、その意味で、「作品賞」だったのか。
※ あいも変わらず邦訳はチンケ。要らぬ副題。
この家族に幸あれ
オリジナルもよいが、こちらも傑作
【鑑賞のきっかけ】
以前から映画ファンの間で評判が高いのは知っていたものの、未見だった本作品。
アカデミー賞の受賞で、公開期間が延長され、それでも近くの劇場は終映間近。
ぎりぎりのところで、劇場鑑賞できました。
【率直な感想】
本作品にはオリジナルのフランス映画「エール!」があることを知り、契約している動画配信で鑑賞できたので、まず、そちらを鑑賞。
これが、さすがリメイクされるに相応しい秀作。
この感動なら、二回味わってもいいな、と感じ、リメイク版である本作品を鑑賞したのです。
ただ、本レビューで「エール!」に触れると、「エール!」を未見の方の楽しみを奪うことになりますので、このレビューでは「エール!」の内容には全く触れないように、配慮しています。
<コーダについて>
私は、本作品の原題「CODA」について知らず、主人公の女性の名前かな、なんて考えていました。
CODA=Children Of Deaf Adult/s
なるほど、「聞こえない・聞こえにくい親を持つ聞こえる子ども」の略称ですか。
確かに主人公の高校生ルビーは、コーダですね。
このコーダを知った時、感じたこと。
それは、映画の題名で使われるということは、この略称がアメリカでは広く普及しているということ。
略称になるということは、対象となる子どもたちがアメリカ社会にはある一定数存在し、社会的に認知され、何らかの社会的支援が行われているのではないか、ということでした。
調べてみると、1980年代から使われ始めた言葉で、日本では、1990年代に、J-CODAという組織が発足しているようです。
<物語前半のポイント>
公式HPを見ると、物語前半部分のストーリーは、うまくまとまったものがあるので、そちらを参考にしていただくとして、ここでは、物語全体を通して、重要と思われるシーンを3つ紹介します。
1.大音響の楽曲
物語の始めの方で、下校時に、高校生ルビーを迎えに、両親が車でやって来るシーンがあります。
この車からは、大音響の音楽が。
眉をひそめる学友たちの視線に、ルビーは、ボリュームを下げるように強く言い放ちます。
音がよく聞こえないから、両親が音の大きさに気づかなかったように思われるこのシーン。
私は、別の意味合いが含まれる、重要なシーンと感じました。
2.音楽教師との会話
ルビーの才能を見出した音楽教師から個別のレッスンを受けるようになった当初、こんな会話のシーンがあります。
「君は歌っているとき、どのように感じているのかな?(How do you feel when you are sing?)」という教師の投げかけに、
「説明するのは、難しいです。(It's hard to explain.)」
と黙り込むルビー。
目線で答えを促す教師に、ルビーは……。
この「……」が、私の脳裏に深く刻み込まれています。
3.ダブル・ミーニング
個人レッスンが進む中、教師がルビーに、楽譜の読み方を教えている風景が少しだけ描写されます。
そのテーブルに広げられた教科書らしきペーパーには、「音楽記号としてのcoda」が書かれているのです。
これで、題名の「CODA」は、「聞こえない・聞こえにくい親を持つ聞こえる子どもの略称」と「音楽記号」のダブル・ミーニングであることが分かります。
<物語後半のポイント>
公式HPでも、分かるとおり、ルビーは音楽大学への進学を諦めかけてしまいます。
でも、このまま終わったら、映画にならないですよね。
だから、音楽の道を進む方向にベクトルを変換させないと物語が進行しない。
でも、それには、何らかの急展開が必要。
そして、実際に「急展開」は訪れます。
しかも、それは、「映画ならではの演出」を使うのです。
私はこの演出には大変に驚き、かつ感動しました。
そして、物語は、ひとつのエピソードを紡いだ後、感動のラストへ。
【全体評価】
本作品は、「エール!」で制作サイドが伝えたかったことを見事に踏襲しつつ、独自の脚色をした、傑作中の傑作に仕上がっていたと思います。
本作品に感動したなら、「エール!」は、絶対のオススメ。
昔のグリコの宣伝ではないですが、ひとつのネタで、二度美味しい!
心が洗われる
「わかりあう」ということ
完璧
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