コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
全550件中、401~420件目を表示
良い映画なのにちょっと雑
「コーダ」とは聾唖の両親に育てられた子供ことだそうです。
実は結構深刻な話をコメディー要素を散りばめて
楽しく観られる作品に仕上がってます。
聾唖で出来る事、出来ない事をコミカルに、でも明確に表現する事で、
聞こえる人が知らなかった聾唖の方の世界を理解できる。
この映画の一番のキモはそこだと思いましたね。
主演のエミリア・ジョーンズの歌声が誰かに似てるな〜??
と思いながら観ていたら、劇中でそのものズバリの
その人の歌を歌うシーンがあってああ、やっぱり!!
良い声です。
心がほっこりする様な映画が見たい方にお勧めです。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
最近日本でもやっと社会問題として認知され始めた
「ヤングケアラー」に焦点を当てた話で、一般の人が
映画を通じて知って欲しい大事な話だと思うけれど
ところどころ、なんだか雑で観ていて没入出来なかった。
コメディーにするためにワザと高校生の女の子に
性的に刺激的なワードを言わせてる様に思えてしまった。
このお父さん、いくら飾らない人柄とはいえデリカシー無さ過ぎ!!
耳が聴こえないから仕方ないとは言え
高校生の女の子を性病の診察に付き合わせたり
汗臭い男が多数出席している集会で
下ネタ的なヤジを少女の口から言わせたり
男友達の前でコンドームの使い方を手話で実演したり!
私が娘なら、1000%絶対に赦さないレベル!
また、お母さんも
「聞こえる娘とは解りあえないかも知れないと思った!」
なんて、娘の立場ならかなり衝撃の告白をしておきながら
その言葉の直後に「コンサート用のドレスを買ってきた」なんて
結構、唐突にドレスを差し出されるので、
お母さん、どこでコンサートのある事を知ったのですか??
肝心の娘の方も大事なレッスンのあることを
どうせ理解されないと思ったのかも知れないが
ここまで親に言って無いのはどうなのよ!
全く親に言わずに親の言いなりになって遅刻を繰り返して〜
折角熱心に教えてくれようとしている先生から見れば
本気でやる気があるのか?と言う苛立ちも当然だと思う。
それから漁に出るには耳の聴こえる者の同行が必須!
と言う大事な事、解っていたから娘に漁を手伝わせていたのではないの?
調査員が乗船するその大事な朝に娘が居ないのになぜ漁に出たの??
役者の皆さんはみんな良い仕事してるのに、
なんか大事な所が、編集の問題なのかも知れないが
ところどころ雑に思えて、とっても残念!!
切なくも愛おしい家族の愛の物語
家族の中で一人だけ耳が聞こえる主人公ルビーとその家族の心温まる感動ドラマです。
ルビーは家の漁の仕事の手伝いをしたい一方で、歌うことが好きで音楽大学へ進学したい気持ちもあります。また、家族も漁の仕事を続けていくためにルビーに協力してもらいたい、ルビーの歌声を聞くことが出来ないのに彼女の夢を応援していいのか、といった思いがあります。ルビーが歌っても家族にはそれが聞こえないのです。登場人物たちがそれぞれ葛藤を抱えていて、とても切ない関係性でした。
しかし、ルビーの家族はたとえ耳が聞こえなくても前を向いて明るく生きています。そんな彼らの姿に多くの人が背中を押され、力をもらえると思います。
ルビー役のエミリアジョーンズの歌声も魂を揺さぶる力強いものでした。また、実際に聴覚に障害を持った役者さんたちがルビーの家族を演じているということにも驚きです。実際に障害を持っている人にしか分からない心情を写し、リアルな物語になっていたと思います。
終始、登場人物それぞれの思いに共感でき、特に後半は涙が止まらず、こんなに泣いたのは久しぶりというくらい、ボロボロに泣きました。涙をたくさん流して感動し、見た後に温かい気持ちになれる優しい映画でした。
アカデミー賞最優秀作品賞はかなり濃厚だと思います。
シンプルなストーリーですが、考えさせられます。
当たり前のことが当たり前でなくなる映画
海の国から 卒業
泣きすぎました 愛がいっぱい
温かな涙が流れる名作
見てよかったと思える映画に出会えて嬉しい
最近、色々お疲れな方に(*´Д`)
感想としては、心が最近荒んでいたので久しぶりに映画で泣いてしまいました。
父には父の愛、母には母の愛、兄には兄の愛があり互いに衝突し合う中で前に向かうストーリーです。
まー全体的に良くある流れですが、聾唖というワードによって深く考えさせられる様になっています。
V先生がまた良い人で…笑 淡い青春もあり(あのkissの音どうすれば出るんだorz)甘い?気持ちにしてくれます◡̈♥︎
生活音がやたらデカい事(友人に難聴の子がいるので理解)や、発表会の最後の演出も良く楽しめました。
最後の“グワシ”(年齢がバレますねw)はきっと愛してるかなと思います。俳優さんも、感情の表現が難しかったと思いますが、激情の時は激しい手話で上手く表現出来ていたと思います。
少しあまあま採点ですが、人間関係に疲れた・心が荒んでいる方は是非軽い気持ちで観て下さい♪(色々と食い込む深さが丁度良いです。心地良し)
社会を構成する最小の単位は「家族」か「個人」か?
小難しいレビュータイトルですけど、そんなの関係なくとってもいい映画でした。
家族の自分以外は聾唖者
貧しくとも楽しく過ごす家族
スクールカーストの下位に位置する女子高生
歌うことが好きで隠れた才能を見出だされる
などなど
面白くなることが充分に予想されますが、予想以上におもしろかった。
ルビーの自立(自律)に対するスタンスや温度差が父親、母親、兄貴で異なっているのが、この物語にさらなる深みを与えているようです。
社会を構成する最小の単位を「家族」とするのかそれとも「個人」にするのか?
この揺らぎを、葛藤をみごとに表現しています。
海援隊の「スタートライン」っていう歌を思い出しました。
いま、わたしたちに大切なことは今夜夢を語り合うことじゃなく、ひとりぼっちになるためのスタートライン
家族愛に飢えてるのかも!泣く場面でもないのに知らぬ間に涙が頬を伝ってた!
今年度ベスト作になる予感
エミリア・ジョーンズに100点
いかにもフレンチなエスプリと下ネタに彩られ『青春の光と影』がシンクロする青春讃歌
ポスタービジュアルに騙されがちですが元々フランス映画のリメイクですし製作もフランスのパテ・フィルムズなのでほぼ全編いかにもフレンチなエスプリと下ネタに彩られたコメディ。次から次へと繰り出されるオフビートなギャグに笑っていると聴覚障害者から見えている健常者の不寛容と非常識もいやいや君らはこっちだろ?と突きつけられるので凶悪です。家族で唯一の健常者である主人公ルビーに与えられた歌の才能が耳が聴こえない家族には理解が出来ないという絶望に光を与えるのがジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』。シャーリーンの『愛はかげろうのように』にも通底する世界観を持つ人生讃歌がルビーの青春ともシンクロして届くはずのない歌が届いた瞬間にしっとりと泣けました。
エミリア・ジョーンズ他演技陣は皆素晴らしいですが、個人的には昔『愛は静けさの中に』で心を奪われたマーリー・マトリンが一番印象的。30年ぶりくらいにスクリーンで見た彼女は当時よりもキラキラしていてキュート。虜になりました。
終盤は涙、涙
オリジナルのフランスの作品はもっとコメディ寄りな印象だったので、こっちの方が障害に真正面から向き合っている感じ。更にそこに親の経済的問題、第一次産業の労働者の置かれた状況も絡めて、オリジナルを超えようと努めている。また、一家の末っ子というのもポイント。
特に発表会で男の子と2人だけの歌の時、聴覚障害の両親と兄だけがこの歌声を聞くことが出来ず、周囲の保護者や同級生達が娘達の歌声に感動しているシーン。疎外感が、周囲のリアクションによって喜びに変わっていく様子がとても良かったし、我々にも耳が聞こえない気持ちの一部を疑似体験させてくれた。
ウーン、今年3週目にして2022年の少なくともベスト10には入るのでは⁉︎
全550件中、401~420件目を表示