コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
全553件中、341~360件目を表示
すみません,嫌らしい観方をしたレヴューになっちゃった,高い評価をされやすい題材⁉︎
私事で申し訳無い…。私も交通事故で障害者という形でずーっと働いてるので、
違う目線になるのかなぁ?,障害者を題材にしてる作品は一杯あるよねぇ?!
あまり暗く,深く考える事自体はタブーであり,イタダケナイ事だと私は思うが、ハッキリ言ってこの作品の善い処が,全くそんな暗い光景は微塵たりとも感じさせないし…暗くさせているのは、全て私自身独りで勝手に暗く詰まらん話にさせちゃっているのかも知れない…。
あのアーティスト風な音楽の教師も良いし…。 唄も良いし…。 一寸, 家族は可哀想に思ったりもしたが…。
中途半端
心が暖かくなる作品
理解し合うって素晴らしい
ライブのシーンで全く音がせず…聴こえない世界って…聴こえない人は…って、想像するしかないんだけど。どちら側でもなく。
理解しよう、理解したい、と葛藤し続けたい。分断とか区別するのはそりゃあ簡単だ。
理解しようとしなくなったら、そこで終わり。
デュエット相手の男の子と理解しあっていく過程もよかったし、両親や兄貴の個性もたまらなく愛おしい。
惜しい
やがて聴こえる“饒舌な歌声”
映画を見終えてこれほど爽やかな気分を味わったのは久々ではないだろうか。自分の夢と家族の板挟みになりながらも、ひたむきに努力する物語は数あれど、“よくある映画”の一言で説明するにはあまりにも勿体ない作品だ。
聴覚障害というハンディキャップのある一家で一人だけ耳が聞こえる主人公・ルビー。彼女が持つ才能というのが歌という巧みなプロット。当然、家族に自分の才能を聞かせることはできないし、理解してもらうことも困難という物理的な壁が家族との間に生じてくる。
天邪鬼な私からすれば、これはお涙頂戴映画として斜に構えて見てしまうところだが、家族一人ひとりが曲者でありながらも、どこか憎めないキャラクターというのが地に足の付いた人物に見えて嫌味がない。家族劇はユーモアたっぷりで描かれ、娘の夢を応援できないのも、自分たちの生活の中で耳の聞こえる娘が家族にとって必要であるからこそ、というのも説得力が生じてくる。
しかし、次第に彼女が持つ才能を家族が理解し出す出来事が訪れる。自分の才能をどう伝えるか?どう理解してもらうか?その描き方、表現力にこそ、本作の映画としての魔法が宿っている。特に終盤のルビーの歌唱シーンは正に本作の白眉。どんなシーンかは是非ご覧になって頂きたいが、彼女があることに気づいた瞬間に、それは“饒舌な歌声”となって、家族を通り越して、スクリーンの向こう側にいる我々観客の琴線を優しく撫でてくる。ここで歌われる曲のチョイスがなんとも絶妙だ。
コロナ禍で閉塞感の拭えない世の中であるからこそ、こんなに純粋に夢を追う映画があって良いじゃないか、と思えるほどの爽快感。特にステイホーム、オンライン学習などで対面で授業できないと嘆いている若い学生たちにこそ、本作をオススメしたい。夢を追うことはこんなにも気持ちが良い。
ベるるるるるるナるるドゥ
最高だったなぁMr.V。リメイクなので少し抑えましたが、個人的には刺さりまくりで、終わった後も脳内が痺れてました。シンプルさが素晴らしい。お陰で、イラッとする人物の立ち位置(考え方)に入り込む隙間もあるので、色々と考えさせられましたね。邦画だったら引っ張りそうなクラスメイト関係があっさりなのも好印象。だもんで、お願いだから和製リメイクは踏み止まって頂きたいと切に願います。
あれこれ言ってますが一番心を掴まれたのは、気になる彼の序盤のTシャツでした。「キングクリムゾン!!しかもディシプリン!!」ってなり、危うく脳内脱線する所でございました(多少したけれど)。誰の趣味(チョイス)だったんだろうなぁ、良いよねキングクリムゾン。しかも評判的には今ひとつのディシプリンって辺りが、もうたまらん!…物語には全く絡みませんけどね(笑)。
泣けました泣けました。ただ…
CODA=child of deaf adult、親がろう者である子ども[健聴児]だと最初に説明される。
「生まれてきたあなたが耳が聞こえると知って、わかりあえない気がして不安だったわ。(健聴者の)母と(ろう者の)私がわかりあえなかったように」という母の言葉。
でも、主人公ルビー(健聴者とその両親、兄(ろう者)はわかりあって幸せにやってこれた。父と兄の漁業で、貧乏だけど一家なんとかやってこれた。話せないから魚を安く買い叩かれている気はするけれど。
ただ、家族には、ルビーが大好きな歌は、聞こえない。聞こえないからわからない。歌が上手だから、才能があるから家を離れて音楽大学へ行く道があり、ぜひセレクション受けるべきだ、と先生が言ったって、わからない。だって、聞こえないんだから。
家だって、思い切って始めた直接販売組合で大忙しだ。手話通訳ができるルビーがいなくなったら、どうなることか。
主人公ルビー本人も迷いに迷う。兄ちゃんは「家に縛られるな。俺に任せろ。これでも兄貴なんだから」と言ってくれる。でも市場に買い叩かれてるのを毎日見てきたし。母親を心配させたくもないし…
さあ、どうなるか?という話。とにかく、後半を観てほしい。学校で行われたコンサート。そしてはたして大学で行われるセレクションには行くのかどうか?!
まずコンサートで、無音になるシーンを堪能してほしい。そう、これがルビーの家族がいる世界なんだ。これを経験したら、俺たちも「わかってやれよ」とか安易に言えない。だって、聞こえないんだから。とにかく、ここ。そこで初めて俺たちは、主人公の家族たちを理解できる。
…そして、その夜の父親とのやりとり。
最後は書けないけど、夫婦でのSEX大好きな父ちゃん、あんた、最高だよ!
というわけで、ちゃんと泣けました!それはもう。
------
本作、作品賞候補に入っているけれど、自分としては脚本少し弱く感じる。オリジナルのフランス映画「エール」の農業を漁業に変えた舞台設定でのリメイクだけれど、"大いなる課題だと言ってきたことをほっぽらかし気味のままで結末" ってのは、やはりいまいちだと思う。そこは同じ課題でも畜産業のがまだなんとかなりそうで、「エール」のがましだったかな。
おまけ(妄想)
自分には、「最初に監督が描いたエンディングはこんな感じだったんじゃないかな」と思えるストーリーがあるけれど、「それじゃあ、最後に運良く人に押し付けただけに見えちゃうだろ」といった理由でNGとなった、と予測してます。
-----
2022/7/29追記。
「コーダ」と「エール!」 どちらも聾唖者と音楽。
娘が歌うことの道を進むと自分達は不便になる。歌うことの素晴らしさは、聴こえないので全く知ることはできない。体感できない。つまり自分たちには、娘がその道を選ぶことを肯定する要素は一つもない。
だけれど、娘がやりたい道を進むことを(納得し)祝福する。これって、けっこうすごいな。愛ってこんな感じなんだな、と思いました。
俺が「コーダ」に若干冷たいのは、「組合を立ち上げて直接売る。聾唖者の自分たちでやる」という取組みがいかに大変か、主人公なしでそれを続けられるか真剣に悩んでるという両親の不安をさっきまで描いていたのに、決断の後は、エンディングで「でも大丈夫でした」的な映像が流れるだけって、さすがにご都合主義過ぎないかなあ、と感じたためです。
「エール」より「コーダ」では、両親と兄の取組みが大規模化したので、違和感もだいぶ大きくなっちゃったんですね。映画の主題にはコンサート、オーディションの演出含めとても感動しています。あくまで個人の感想です。
お父さんが凄く良い!
私もCODAなので見ないわけにゆかないとずっと思ってた作品。
お父さん役…私の父に似てる!性格は違うけど。
ルビーの気持ちがよくわかる。
ハンディゆえに損してる親…を見れば自分の人生後回しにしても親の面倒を見るよ。親のためばかりじゃなくて、自分の中の正義感のため。CODAはそんな人が多い。
それを逆に越えてくる家族の愛が凄い!本当はすごーく娘が頼りなのに…。通訳者を手配できるとしても、家族が通訳してくれるのとは安心感が全然違うからね。
合唱ステージの撮り方は良かった。なるほどこんなふうかと。。
手話って言語はとても表情豊かで、気持ちがストレートに伝わる。建前がない。
アメリカと日本の手話は違うけど、大体分かった。手話を知らないひとにもなんとなーく伝わるところ多かったのでは?
ルビーみたいに豊かな手話表現をしたいと思った。
CODAは、ろう文化の中に生まれ、健聴者の社会で育つバイリンガル(いえ必ずしも全部の子供が手話を覚えるとは限らないんだけど)。子供の頃から世間と親の橋渡しをして、でも親が知ったら悲しむだろうって言葉は橋渡しできず、子供の胸にしまい込んじゃったりする。
CODAゆえの苦悩はある。
この存在、この言葉がもっと広まると良いな。
ところで何故か、エール!て映画は見た事なかったんだけど…さっそく見なくては。
腕を広げて、プライドを捨てて。
無声と歌声で心振るわせる最高に胸熱な物語
久しぶりにめちゃくちゃ泣いた。中盤ぐらいからずっと目頭が熱くなったまま。
あらすじから感動するプロット。少しでき過ぎたストーリーではあるが直球で心に刺さる。
家族と一緒に過ごせること、自分のやりたいことを実現すること…人生においてどこに幸せを感じるか、求めるか。
障害を抱えていても周りから見たらあまり変わらなかったり、逆に幸せに見える部分だってある。
いま自分の置かれた環境を愛せるかどうかが大切なのだろう。
声がなく手話だけで字幕を追うことになるのに、それでも感情が伝わってくる素晴らしい演技。それもそのはず聾唖者の3人は実際に耳が聞こえない役者を起用したとのこと。
クライマックスでの歌いながら手話をはじめるところにやられた。
耳が聞こえない人の感覚を体感できる長い無音にチャレンジした演出も効果的。
ちょっと下ネタや下品な表現が続くので苦手な人は要注意。個人的には軽やかでユーモアが効いていて面白かったが。
主演の子のひたむきさが胸を打つ。歌声は(名門音大に受かるレベルかは分からないが)温かく広がり心に響き深く思いが伝わってくる。
お父さんがすごく愛らしい(アカデミー賞助演男優賞にノミネート)。歌の先生も徹底したいいキャラ。
ミュージカル映画ではないが歌も楽しめて、改めて音楽って素晴らしいなとも思える一作。
身体(心)から響く歌声が届いた♪
良い映画なのですが、リメイク。個人的には何事にもオリジナルに価値を...
全553件中、341~360件目を表示