コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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演技や歌声は良かったけど
正直あんまり好みのストーリーでなかったので
そうですかという感じでした。
エミリア・ジョーンズ演じる主人公ルビーにとって家族は必要であり、とても愛が溢れている。
素晴らしい人格者だと思うのだけど
果たして家族にとってルビーが必要であるということが結局変わっていないのではないかと
たまたま変わりが見つかってうまくいったようにしか見えなくて
とくに母親はルビーも言っておりましたが自分を中心に考えすぎに思えて
最後まで全く好感が持つことができなかった。
いい先生に出会えてよかったねという印象で
最後は、まあそうくるよなってカタチで終わってしまって
手話や感情を伝える役者の表現力はとても素晴らしかったけど
あんまりこの家族が好きになれずに終わってしまったので
残念でならない
青春の光と影
聴覚障害のある家族の中で、唯一健聴者である主人公が、家族への愛と葛藤を抱えつつ、自分の生き方を求めていく姿を描く。世評の高さに引かれて観に行った。
音が聞こえない家族と、歌の才能を開かせていく娘という設定は、とてもつらいものがあるが、ユーモアとバイタリティに溢れていて、しっかりエンターテイメントに出来上がっていた。セックス関係のネタが多いのは、アメリカのハイティーン映画ならでは。
マーリー・マトリンの母親をはじめ、父親、兄の役者も、本当の聴覚障害者とのこと。特に、父親が素晴らしい。コンサートでの無音のシーン、そしてその後の娘ののどに手を当てて振動で歌声を聞くシーンは、ぐっとくる。
最近では「ドライブ・マイ・カー」でも印象的だったが、手話というのは美しいね。
音楽映画としては、マーヴィン・ゲイ、デビッド・ボウイといった選曲が良い。特にハイライトは、ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」(Both Sides,Now)。主人公にとっての夢と現実の両面という意味とともに、音が聞こえる人と聞こえない人の両方をつなぐ主人公自身の姿を表しているようにも思う。
最後は、主人公が音楽大学に合格して自分の行きたい道へ踏み出し、ハッピーエンドに見えるが、昨今言われる「ヤングケアラー」でもある主人公が独立して、そのあと家族はどうなるのか(漁はできるの?罰金はどうしたの?)が気になってしまった。現実を振り返ると、周囲の理解や支援が必要だと思うが、そこまでこの映画に求めるのは、ちょっと酷かな。
笑いあり、涙あり、感動のTHE・ハートウォーミング・ストーリー。 ...
笑いあり、涙あり、感動のTHE・ハートウォーミング・ストーリー。
とにかく既視感がものすごいです。
こういう映画がここまで評価されているとなると、いよいよ自分の感性に自信をなくしてしまいそうです。
1990年代ころからでしょうか、一筋縄では終わらせないような、捻った脚本の映画が多くなったような気がします。一周回って、アタマのなかお花畑でも理解できるような作品がウケるようになったのかな…。
これで感動できるなら人生感動だらけでうらやましいです、マジで。
あるシーンで感じた映画体験感
面白かったです。ほとんど前情報なしで観に行ったんですけど、面白かった。
序盤からキャラクターがひとりひとりキャラ立ちしている。だから、各キャラクターに共感が持てるし、世界観にも『すっ』と入っていける。
お父さんの下ネタ手話の熱演とか、先生のクールさとか。モブキャラの『ハリーポッター』ですらキャラ立ってる。そんなこんなで、序盤から最後まで、ずっと感情移入しながら観てました。お父さん役の人アカデミー賞助演男優賞いけるんじゃないだろうか?ちょっと楽しみ。
ルビー達コーラスクラスのコンサートのシークエンスがとくによかったです。
夕飯のおかずとか、そんなん後にしろよ。などとハラハラしながら観ていたら、無音になるシーン。けっこう長い。お父さんの周りを見渡す表情が印象的で、『そうか、彼等はこういう世界で生きているのか』と。圧倒されて、涙が溢れた。
音楽のチョイスも素敵だった。歌の歌詞と主人公達の置かれている状況がシンクロする演出。あれ、最高だし、そういうの好きな人にはこの映画、最高だと思う。
とっても気持ち良い映画でした。
こんな素敵な映画とFxxxできて光栄だ😃
聾唖の家族の中で唯一の健聴者である主人公が歌に目覚める中で家族から自立し、家族も自立していくお話
偏屈者だから『いいですよ〜!感動ですよ〜』って言われると斜に構えちゃうんですよね
でもすっごく良かった😃
最初はやりたい放題の家族の後始末をする主人公って感じだったのにだんだんと変わっていく主人公も家族もかわっていく様にグッときましたわ。
母と娘の話しは特にね
非常にデリケートな部分も描かれていた
周囲の侮辱とハンディを抱える側の卑屈さもキチンと描かれていた。あまりドギツイ描写じゃなかったけどやっぱりあるよね
欲を言えば一家と町の住人の関係の移り変わりももっと描いて欲しかった
1番のお気に入りは当然V先生!!
最初は『おっ!ワイと同じ偏屈者かい?😃』と思ったけど愛に溢れたナイスガイでほんと大好き
ちょっとヘタレ臭の漂うマイルズも嫌いじゃないよ
あぁ良い映画観たなって感じました
余計な一言
小学生の頃手話サークルだったけど全くわからなかった
もっとちゃんと学んどきゃよかったなぁ
関係ない二言目
そういえばマンデラ氏の追悼式ででたらめな手話垂れ流したお兄ちゃんどうなったんだろう…
人を描く事は家族を描く事、家族を描く事は人生を描くという事
映画のトーンが絶妙で、シリアス過ぎず楽観的でもない。本当にちょうどいいバランス。
主人公以外の登場人物それぞれにもバックグラウンドがあるはずだが、それらはほぼ語られず。
しかし、言葉の端々や主人公への接し方でキャラクターの奥深さ、それぞれ人生を生きてきて確かに今ここにいるという実在感がちゃんとある。
特に兄貴は、自分自身も色々諦めたり我慢してきてるのだろうと思うと感慨深い。
クソ親父
予告を観て気になるなぁ、位に思って
いた作品でした。
劇中での歌の歌詞がストーリーに合っていて
引き込まれていきます。
下ネタばかりのクソ親父との印象しかなかった
父親がラストシーンで放った一言。
涙腺が崩壊しました
あいのうた
遅くなりましたが、観てきました。
家族や家業を大切に思う父母、もっと頼りにして欲しいと思う兄、V先生との出会いで、今まで抑えてきた自分を出したいと思う主人公。
それぞれの気持ちが交錯する中、音楽が家族を一つにしました。
どんな歌か分からず、歌が上手なのかも分からないという中で理解するのは難しいと思います。
しかし、分からない中でも伝わることがありました。音楽はやはり素晴らしい。
夢を追いかけるには、ハンディキャップと感じていた家族の存在が実は最大の強みと分かった時にはすごく感動しました。
とにかく脚本が良く出来ています。また、表情で気持ちを伝える演技が素晴らしかったです。
登場人物それぞれの「あい」が「うた」を通して伝わる
タイトルにある「あいのうた」がぴったりな作品だと思います。
みんなにオススメしたくなる映画です。
サンダンス映画祭史上最多の4冠!(観客賞・最高賞・監督賞・アンサン...
サンダンス映画祭史上最多の4冠!(観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞)という華々しいふれこみを知り、鑑賞。
家族の支えって、当たり前にあるような気もするのだけれど、本当にあるんだろうか?
現実の暮らしの中ではなかなか見えないものかもしれない。
困難や障害に立ち向かう時、否が応でも確認せざる負えないものかもしれない。
波風の少ない、平和で平凡な毎日では気づけないものかもしれないな。
途中、映画「リトルダンサー」(2000年)や
ミュージカル「ビリーエリオット」も同時に思い出しました。
フランス映画「エール!」という原作があることを鑑賞後に知りました。
涙が溢れてとまらない
家族思いの女子高生とその家族、そして取り巻く人々のそれぞれの愛
ベタだと言う人がいるかもしれませんが、ベタでいい、琴線に触れる作品に出逢えて良かったです
劇場に行かないと味わえない観客と一体感を感じる場面がありました
演者も皆さん自然な素晴らしい演技♥
最後のア・イ・シ・テ・ルの手話が良いですね
誰かに必ず感情移入出来る
とても良かった。
映画館で観たのだけど、温かい雰囲気に包まれて
映画館ってやっぱり良いなぁと思える映画でした。
家族と夢の間で揺れ動く主人公、
口は悪いけど妹の事を誰よりも思ってる兄、
娘の将来を心配する母、
娘を送り出す父。
絶対誰かに感情移入出来る。
欲を言えば、突然発表会が始まる感じがしたので、
そこまでの練習過程をもう少し観たかったなと、
「家族から離れて行動したことがない」から
家族パートになるので、想像で補填出来るのだけど
上手くなって行くところを観たかったなと思いました
が、
発表会のシーン。
この歌声は聾唖者には届かないのか?
これをこう感じてるのか…と言う悲しみからの
家に戻って父親に歌声を聴かせる演出には
ボロボロ涙が出ました。
みんな好きで主人公を縛ってるわけじゃなくて、
だけど自分達にも人生があるし…
と言う葛藤が痛いほど分かって、
自分も娘が家を出る時はどうやって味方になって
応援出来るかなと考えました。
大学の演出はやり過ぎだよと初めは笑ってしまった
けど、
ここに立って夢に挑戦できてるのは、
みんなのおかげなんだよ。と言う事だと思ったら
感動して泣いておりました。
音楽の力も凄かった。
何かやってみよう、失敗を恐れず一歩踏み出してみよう
と思える素晴らしい青春映画でした。
家族愛に溢れた良い映画
題材、ストーリー、脚本、演技、音楽が全部良かった。すごく素敵な映画に出会えたという感じです。
そしてちょっと癖が強いけどハートフルな音楽の先生がとても良かった。
こういうキャラの先生ってどこかの学校に本当にいそうですよね。
ラストはまことちゃんのグワシサインでしっかりと締めましたね。
サントラ欲しくなった
家族の絆がテーマ、困難な状況こそ人は成長できるのでしようか。人生の裏と表の両方に意味がある、というどなたかの名曲は心に染みました。バークレーに受からなくても良かった気がするけど、彼女なら成功して家族のもとに将来帰って来るのだろうと未来まで予想できました。
サイド役の音楽教師は隠れたMVP、彼の演出があってこそ物語が引き締まったと思います。タイトルのゴーダってどういう意味でしたっけ?最終楽章というなかとおもったら、確か違う意味でした。サントラ欲しくなります。ブラボー
泣いた
フランス版の「エール」も知らなかったし、勧められたので軽い気持ちで行ったけど、久しぶりに気持ちよく泣けた。
ジョニミッチェルの青春の光と影を歌うシーンよかった‥泣いた。
久しぶりにきれいな作品見た気がする。
正しい表現
聴覚に障害がある方とのコミニケーションを取る事の苦労は計り知れない。
障害の有る家族の中では、主人公の様な苦労と将来への選択肢が狭まるなど、良く表現されて居た。健常者からの執拗な差別もまだまだ多い世の中での生活は本当に苦労されているのだと思い知らされた。
パソコンなどの自動活字化などの活用が常識に成る世の中に早くなって欲しい。
主人公は格差社会のどこに位置するのか
音楽を通じたヒューマンドラマですが
私が強く感じたのは、「家族や教師が与える影響」についてでした。
親も学校の先生も自分では選べないが
人生に大きく影響を与える。
人類みな平等というのは真っ赤な噓で、彼らのことで人生経験として必ずしも必要でないことに苦しめられることが多々あります。
だからこそ、すべての若者が出生に関係なく、自分の力で幸せな人生を切り開いて行けるような社会を政府・自治体は責任をもって実現すべきだと思います。
【2週間vs3週間】
フランス映画「エール!(原題は「ベリエ一家」)」のリメイクだ。
「CODA」と言うのは聾唖夫婦から生まれた健聴者のことらしいが、昔観たオリジナルも含めて、家族で観るには良い作品だと思う。
レビュータイトルは、ちょっと下ネタなので、映画を観てください😁
(以下ネタバレ)
リメイク版は、背景に格差や搾取が散りばめられている。
ここはオリジナル版とは結構異なるところで、それに、オリジナル版は、そもそも、フランスの地域社会が聾唖者をすでに受け入れているように思えるが、リメイク版では、ちょっと厄介者扱いだ。
聾唖の一家は貧困で、更に社会システムまでが搾取する。
アメリカの暗い部分を見つめようとしている演出だろう。
一緒に試験を受けるマイルズはお金には困っていないが愛情には飢えている一方、ロッシ家にはお金はないが、愛情は沢山あると云った対比も、アメリカ社会ならではのように思う。
この作品は、聾唖者が健聴者の子供を持ってしまう葛藤に思いを馳せ、そして、誰かが誰かを支え、励まし、そして登場人物のほとんどが成長していくのを見守る物語だ。
ストーリーを素直に楽しみたい作品だと思います。
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