コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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幼年期の終わり、巣立ちの物語
ろう者をテーマにしているが、中身は普遍的な家族の関係性、巣立ちの物語。
派手なシーンは少ないが、とにかく心を揺さぶられる、よい映画。
フランス版「エール」をうまくリメイクし、改変した部分が物語により意味を持たせている。
誤解されそうな表現もあったが、様々な配慮をしつつ果敢に挑んでいるなと。
日本語字幕の「聾唖者」の表記が、残念との声があるのをみたので、
日本の配給会社はちょっと気配りしてくれるといいなぁ。
(最近は「聾唖者」とではなく「ろう者」と呼ぶようです。)
ジョニー・ミッチェルのカバー「Both Sides Now」も素晴らしかった。
デビッド・ボウイのカバー「スターマン」のサビも
「スターマンが空で待っているんだ、チャンスを棒に振るなよ」と歌っている。
シーンごとにいろいろな意味を込めているのに気づくと、より楽しめる。
Codaというタイトルが秀逸です!
久しぶりに深く感動した。
誠実で、嘘臭くなく、コミカルで、美しい。
ルビーが歌うときの気持ちを表した手話が、ほんとに心からの、自然に生まれた表現という感じ。手話を知らなくても,伝わる想い。
お父さんがルビーの歌を、"触れて"聴くシーン。余計なセリフが一切なく、表情だけで心が通じたことがわかる、みごとな演技。
そしてクライマックス、聾者と聴者、両方の間を生きてきたルビーだからこそできる表現。“Both Sides Now“の歌詞と相まって、最高にたかぶる。
聾者の子ども、Codaとして生きてきたことがハンディキャップではなく、確かな強みであることが、言葉でなく心で理解できる。
I love youの手話を先に覚えておけば良かった。もう一度見たい。
うん、やっぱり家族あるあるだった
今作の基となった「エール」を以前観ています。
同じように感動したと同時に、子供の頃の自分を思い出し、色んな意味の涙が出ました。
今作は、聾唖が無関係とは言わないものの、ご両親のキャラが、より思春期の娘にはキツいよねー、という状況に拍車をかけていて、そこで起きる下ネタ的な笑いは、作品が重くならず良いスパイスになっていました。
家族が仲良くみんなで働いてることを羨む、金銭的社会的には恵まれた愛のない家庭で育つボーイフレンドなども、素敵なエピソードでした。
そのボーイフレンドとのロッカー前のシーンで家族を笑われる気持ちが分かるかといった言葉をぶつけますが、あそこは沁みたなぁ。
家族をジロジロ物珍しく見られること、不必要なまでに大袈裟に同情を表してくる人に悪目立ちさせられること、そういうのが気にならなくなったのは、私も結構大人になってからでした。
主人公の歌声や、ピュアさを感じる目、素朴なファッション。心温まる良作でした。
お父さん役の方が、ぜひともアカデミー賞獲られますように。いつかテレビでやってください。
素晴らしかった
ミュージカルではないけど、歌うシーンが非常に印象的な映画。
まあ、あらすじを見れば当たり前なのだが。
家族(人)の幸せは色々な形があって、何が誰にとっても絶対に正解というのはないけれど、自分を含めた家族皆の幸せを考え、掴み取る為に、一生懸命生きる主人公とその家族の葛藤、成長、愛に心を打たれ、この家族皆の幸せを願わずにはいられない・・自分にとっては、そんな映画だった。
笑えるシーン(下ネタ結構あり)も沢山あり、家族以外のキャラクターも良い味を出していて、終始だれる事が無かった。
劇場で見れて良かった。
鼻水がすすれなかった。
あらすじだけで「これは観たら泣く」と思っていたのですが、自分の想像以上に後半はボロボロ泣いてしまった。
あのコンサートの無音シーンは秀逸。
家族達がどんな環境にあるのか、体験させてもらえたのは有り難かったし、めちゃくちゃ泣けました。
タイトルにも書きましたが、あの無音体験を邪魔してはいけないと思って、鼻水がすすれなかったです(笑)
お父さんの為に歌うシーンも、その後の試験も、後半はもうずっと感動。
素直に、とても素敵な作品でした!
心が温まる素敵なストーリー
THEお涙頂戴の映画は正直いって苦手ですが、この映画は笑いありユーモラスがあるのでとても楽しみながら最後は感動する本当に心が温まる映画でした。
家族のうち1人だけが健聴者で、主人公が産まれたときの母親の正直な不安やいつも助けてばかりと思っていたがいい迷惑だと兄が言っていたところが本当に印象に残りました。
知らず知らずのうちに障害があるからといって、何も出来ないと思い込んでいたのではないかと。
とても考えさせられる映画でもありました。
なかでも主人公の歌声に本当に癒され、発表会のシーンで感動しました。
ぜひ映画館で見て欲しいです。
才能と良き先生との出会いの奇跡のマッチ!
歌がメチャクチャうまいというgiftedな才能。
素晴らしい歌声。
そして、これを見出してくれるメチャクチャ情熱的で面白い先生との出会い。こんないい先生はなかなかいない!才能があって、こんな先生に出会ったら、その先生を好きにならずにいられない。それほど魅力ある先生。ジム・キャリー並のパワフルボディランゲージが見ものです。
才能を見出し伸ばしてくれる、それがいい先生だけど、そんな先生現実にはこれっぽっちもいません。少なくとも私自身はいなかったから悲しい。。。いたんだろうけど、そもそも何か突出した才能がなければ出会えません。残念。
この2つが奇跡的にマッチしたら人生がぐーんとうまくいっちゃった少女の話。
聾唖の家族だから大変で…不良になっちゃってみたいな一歩間違えたらそうなってたかもしれないけど、才能といい先生との出会いが全てを明るい方向へ導きました。
家族が自分以外全員聾唖であることは、そりゃ大変だろうけど、それを理由に人生がダメになったってことにならない空気が映画の最初から伝わってきて、それは何故かというと聾唖の家族がみんな非常に愉快で性格がよい人たちだから。
すごく明るくてメチャクチャいい青春を送っている少女の話だから、嫉妬心が湧く。そんな羨ましい話でした。
泣かない理由がない。
家族4人の中で唯一、耳が聞こえる妹。
その妹は素晴らしい美声だった。
しかし家族にはわからない…。
こんな話!泣くよそりゃ!
音楽を取るか!?
音楽が聞こえない家族を取るか!?
そこにあるのは最高の家族愛。
やっぱ歌は人生を変えるなー。
とにかく主役のエミリア・ジョーンズが
上手くてかわいい!!!
いい顔するよなー!!
でもって、V先生!!
エウジェニオ・ダーベス!
めっちゃいい役者ですねー!!
厳しさと優しさの良いポジション!!
バレンタイン前日曜日ってとこもあり満席でした!
最高に感動する映画。これはオスカー作品賞とれる!
ジャンルは全然違うけど、「グリーンブック」見た後の感情に似ていた。でも、「グリーンブック」よりも良かった!「グリーンブック」は映画館で観ることが出来なかったので後悔していたが、「CODA」を映画館で観れたことで後悔を払拭でき、とても嬉しかった。
主人公の女優さん(=エミリア・ジョーンズ)がとても表現力豊かで可愛くて、歌もめっちゃ上手かったので最高やった^_^
じわじわくる
全編観終わって、なんとなくじわじわしました。
誰のせいでもなく、家族の繋がりと、個人のしあわせ
どっちも大切で、、
お父さんの心の動きが手に取るように響いて
気がついたら涙があふれていました
オススメです!
音を体感する大切さ
三連休二日目、子供らは友達と遊びに行くというので、「よしゃ!『コーダ』観に行ける!」と用意していたら、予定がポシャった娘が急遽ついてくると…。
チケット発券時、「18歳以下は保護者の説明が必要」の文字…。うう…説明するから!!と、発券。
実は受験をこの夏から始めると言い出し、なんとかサクラサイタ娘だが、1月ごろから些細な音が気になりだすストレスを訴え出したので(住んでる場所のせいもあるとは思うけど)、イヤーウォーマー二重(マフは嫌だというので)で出歩いていた。映画が始まると、船のエンジンの爆音と音楽の音とが予想以上に大きく感じ、「連れてくるの失敗した…」と落ち込みつつ横を見ると、イヤーウォーマーでしっかり耳を保護してた。
発券時の予告通り、下ネタもバンバンあり、「連れてくるの失敗した…」と再度落ち込むも、それも爆音も最終的に主人公の人生の大事な文化であることが結実していく終盤、嗚咽止まらずマスクが冷たくなり、大変だった。
音の大きさ、優しさ、無音さ、振動を体感しながら味わう映画なので、映画館で観られて幸福だった。娘には時期的には早かったかもしれないけど、そういう間違いも混みで、思い出。
パンフが完売していて、「CD買いたい!!」と、娘。
高くついてしまったけど、久々にいい映画を映画館で観た!!
最高の親父
エンディングは何もかもがうまく行きすぎて、ちょっとどうかと思いましたが、随所に印象的な演出があり、良かったです。
親父は一見、無鉄砲な感じだけど、ちゃんと人の内面を理解することができるところにグッときました
心が温かくなって涙が止まらなくなる
一生語り継がれて欲しい名作。
久しぶりにこんなにいい映画を見た。
一瞬たりとも集中が切れない!
今でいうヤングケアラーの話だと思いました。
音が完全に消えてお父さんたちと同じ気持ちが味わえるシーンは鳥肌でした。
そのシーンからの喉を触って歌を聞こうとするシーンは号泣です。
主人公のルビーとお兄ちゃんは感情が爆発する手話と表情が本当に心に刺さる!
お兄ちゃんがひたすら妹思いで妹の夢を諦めさせないためにキツい言い方になってでも背中を押す姿には胸が締め付けられました。
ルビーはいい子すぎる!!
ルビーも家族思いで優しいからこその葛藤がラストのシーンに響いていて嗚咽するくらい泣きました!
歌にも手話にも家族に対する想いが込められていて、こんなにも表現されているなんて本当に演技力が凄すぎる!!
先生も大好きになりました!
みんなにからかわれるから引っ込み思案になるルビーに感情を吐き出させてから歌を歌わせる。
ルビーの才能を信じてルビーを支える熱くて優しい先生!
最高すぎます!!
友達も彼氏も優しい!
優しい世界!!
こんなに素晴らしい映画に巡り会えて幸せです。
世界中の人に見て欲しい。
どうでもいいけど、彼氏めっちゃカッコいい!笑
最高な映画に出会ってしまった…!
たまたまみていた某番組の映画紹介コーナーでみた、エミリアジョーンズの歌が
とても印象的だったので正直に言うと歌唱シーンだけ見るために観にいきました!笑
ですので、映画の内容にはあまり期待をしていなかったのですが…
最高の映画でした…!
題名のCODAですが、てっきり音楽用語のCODAだと思っていたのですが
Children of Deaf Adultの頭文字できこえない・きこえにくい親をもつきこえる子どものことを指す単語でもあるのですね…
内容ですが、やっぱりエミリアジョーンズの歌が素晴らしかった…!
そこが目的でもあったので、歌唱シーンはどれも良かったです。
父親目線での歌唱シーンでは、耳がきこえないという状態がどういった状態なのか
観ている側が体験させられる演出に鳥肌がたちました。
その後の父と娘のシーンからずっと泣きっぱなしです。笑
個人的にルビーが歌うboth sides nowが劇中の中で一番好きなのですが、
映画を最初から観て、ルビーたちロッシ一家をずっと観てきていたからこそ
ルビーが通訳としてではなく気持ちを、歌を伝えるために手話をし始めるシーンにまたぐっときました!
久々に見終わった後に高揚感がある映画に出会いました。
マイナスな気持ちじゃない感動の涙ってすごく良い!
まだ上映しているので迷っている方は是非とも映画館で見てほしい!
円盤化したら買います…
ただただ感動しました。
耳の不自由な家族と歌の才能に恵まれた娘の葛藤の物語。フランス映画『エール』のリメイクで、フランス映画は両親が漁師ではなく畜産をやっていたり多少の違いはあるものの原作の良さを残しつつ迫力では原作?を上回っているように感じた。
素晴らしい主人公の歌声と、音の聞こえない家族、そして静寂と下ネタのオンパレード。
そして全ての音が消えるあのシーンは圧巻。
もう映画の途中から泣きっぱなし。
あまりの迫力に手話を習おうかと思ったくらいで、アカデミー賞ノミネートは伊達じゃないですね。
私の感性が錆びついているのかも。
5つ星、4つ星の評価が多く、また泣ける作品とあったので、ものすごく期待して鑑賞した。結果はまぁ合格点は与えて当てもいいかなと思える作品だ。合格点とは、映画代金を払う価値があるかだ。
サンデンス映画祭で4部門の賞を獲得しているので、私の感性が錆びついているのかもしれない。聾唖者の家庭に生まれた健常者の苦労が描かれ、障害のない者にとっては知らない世界を垣間見ることができる。だが、私が好ましいと思ったのは、家族の犠牲になっている妹を思う兄の姿だ。結末はご都合主義だ。免許を取り上げられ、通訳もいないのに漁業の操業ができるのだろうか。
戦後ドイツを代表するバリトン歌手、フイシャーデスカウが音楽学校を受験した際、審査員がそのあまりの美声に驚愕したエピソードがある。それを知っているだけに、バークリー音大にあの声、歌唱力で合格するのも、ご都合主義だ。
嬉しかったのは、「青春の光と影」を聴けれたこと。50年以上も前に、深夜ラジオでよく流れていた。久しぶりに耳にして、懐かしかった。
心温まる作品
アカデミー賞作品賞にノミネートされたということで見にいってきました。
確かにいろんな意味でアカデミー賞にノミネートされるだろう作品です。
家族愛や師弟愛、友情や男女間の恋愛、仲間たちの力。さまざまなハードルを乗り越えて主人公は未来に向けて旅立ちます。
無音の場面が続くことがあるのも、この作品を特徴づけます。あたりまえに聴こえていることを、振り返らせてもくれます。
って、天邪鬼の私には「心温まる作品」というだけですが。
それよりもアメリカにとっての(あるいは元の作品で考えるなら欧米における)大学進学の意味みたいなことを改めて考えることになりました。
今の世の中
家族愛に引き込まれ
歌唱力に引き込まれ
作品は良いのですが、
今の世の中、歌唱力に優れた人は多くいるけど
ネット界にもVチューバーと言うバーチャルユーチューバーにも歌唱力の高いアーティストがゴロゴロ居るから何がバズるのか何だかわかりません。
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