劇場公開日 2022年1月21日

「聴こえる私が守らなきゃいけない」コーダ あいのうた りかさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0聴こえる私が守らなきゃいけない

2023年8月22日
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以前、仕事で手話を大勢の前でしなければいけない時があった。全くの経験が無いのに。
堪能な同僚に指導してもらい自分のパート分を必死に練習し、一応習得でき役目を果たせた。

その時、思っていたのは、
大勢の前でなく居られるならその方のところでやればいいのに、
不特定多数に対してなので、する必要性あるのかどうか、パフォーマンスでは⁉︎
             など。
不得手だし、大勢の前で失敗したらとか消極的思考。
その後はする機会もなく。

もし、健聴者の誰もが母国語を話すように手話を習得していてそれが当たり前の世の中なら、
このお話のルビーは、もっと自由で肩に両親の期待がズッシリと乗る事もなくレッスンに遅刻もせずにいた筈だし、本作は生まれてはいなかったかも?

そんな世の中ではないので、本作はヒットした。
ただ、手話を身には付けていないが、代わるものがあった。
人々の心だ。
ルビーへの
父•母•兄の心、BFや先生の心、友人や保護者の心、そして、父と兄への漁師仲間の心。
多くの人の心がルビーを家族を温かく包み込む。そんな人々の温かい心たっぷりの作品だった。
『エール』と見比べましたが、どちらも良かった。ポーラとルビーが最後に歌う歌も。

[追記]
映画を観て良かった、とは思うが、
また別にこの作品がどうしろ、と訴えている訳ではないが、エンタメとして考えればいいのだが、何か心にそれでいいのか?と聞く声も聞こえそうで、しかし、多分、何もしないと思う。

りか
2024年10月27日

障害者モノなのに明るくて下ネタ満載で最後に波状攻撃で泣かせてくるとか最高過ぎて コーダを見た年は年間自分ランキング1位🥇でしたよ😇

お主ナトゥはご存じか2.1ver.
Don-chanさんのコメント
2024年2月19日

りかさん こんばんは。
コメントへの返信ありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございます。
『旅立ちの時』が大好きな作品なので引き合いに出して、最悪なことにネタバレを書いてしまったところ、ナイスフォローのようにコメントしていただき本当に感謝しています。

Don-chan
Don-chanさんのコメント
2024年2月19日

こんにちは。
『旅たちの時』との共通点と違いについての味わい深いコメント嬉しく思います。考える材料が沢山で楽しいです。

Don-chan
さんのコメント
2024年2月15日

りかさん、こちらこそ沢山の映画に共感していただきありがとうございます✨
これからもよろしくお願いします!

桜
トミーさんのコメント
2023年11月29日

共感ありがとうございます。
魚の事なんか書いてる自分のレビューとは比較になりませんね。不特定多数に表現する事、「正欲」でも取り上げてましたが違和感が拭い去れない所は確かにあります。

トミー
琥珀糖さんのコメント
2023年10月25日

短時間で手話を覚えたなんて凄い集中力ですね。

私はなんかの授業でアイウエオと習ったけれど
満足に形になりませんでした。

良いレビューですねー。
りかさんは必ず疑問点を書かれますね。
斜めにみたり裏返したり、そう言うところ
とても素晴らしいと思います。

琥珀糖
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2023年9月10日

 りかさんへ
1989年はベルリンの壁崩壊の年である一方、天安門事件で中国が民主化への芽を摘んだ年でもあり、芸術家に方々にとっては作品創造に際してはかなり意識する年なのではないのかなあ、と勝手に想像しています😊

KENZO一級建築士事務所
みかずきさんのコメント
2023年6月18日

コメントありがとうございます。

本作の起点は、ルビーが合唱部に自ら入部したところだと思います。
色々考え悩んでいるだけでは、人生は好転しません。
夢があるなら、夢を掴むための行動をする勇気を持てという言葉通りの行動でした。合唱部に入部したことでルビーの人生は夢に向かって動き出します。
行動する勇気を持つことの大切さを教えてくれた作品でした。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき
カールⅢ世さんのコメント
2023年6月18日

おととい、地上波で初放映していましたね。90分の短縮版でしたので、はしょった感は仕方なかった。お下品なシーンは全カットでした。でも、レオ兄ちゃんとV先生が本当にいいやつで、泣けて仕方なかったです。

カールⅢ世
しろくろぱんださんのコメント
2023年6月17日

こちらこそ。
よろしくお願いいたします。

しろくろぱんだ
humさんのコメント
2023年4月22日

カモンカモンへのコメントありがとうございます。
ついつい長くなりすぎる私のレビュー(^^;;読んでくださり嬉しいです。

hum
humさんのコメント
2023年4月22日

コメント&フォローありがとうございました。
映画の中の人々の心、と思っていましたが、映画繋がりも然り!そうですね♪では、どこかの作品で^_^

hum
humさんのコメント
2023年4月21日

リカさん こんばんは
コメントいただきありがとうございます😊
限られた人生の時間と居場所のなか、こうして映画を通して、人の心に触れられるってしあわせですね。

hum
Mさんのコメント
2023年2月13日

はい。追記のことでした。

M
Mさんのコメント
2023年2月12日

まずは何か感じることが大切なのでは。
私は耳が聞こえない人のことも、それを支える家族のことも、この映画を見るまで、考えたことがありませんでした。
もちろん、何か行動に移せるのならば、それはすごいとは思いますが。
まずは「知ること」ですかね。

M
りあのさんのコメント
2023年2月1日

リカさん
別作品へのコメントですが、ありがとうございました。
広島県の福山市の福山駅前にあるミニシアターです。
ここの劇場ってミニシアターの割には音響が良くてオススメです。
駐車場が無いから車で行くと不便なんですけど。
近くにいらしたら覗いてみてください。

りあの
マサシさんのコメント
2023年1月24日

いやいや、こちらこそ、ご理解頂きありがとうございます。ぜひ『愛は静けさの中に』をご覧下さい。そして、歓送をお聞かせ頂ければ大変に嬉しいです。よろしくお願いします。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年1月24日

遅くすみません。
『Children of a Lesser god』が原題です。訳すと『神からの恩恵を受けていない子供達』になろうかと思います。随分と差別的な題名で『邦題の方が良いな』と思った事もありました。しかし、だからこそなのです。あまり話すとネタバレになります。ご覧になることをお勧めします。いつも一方的なレビューばかり書く僕が言うのもなんですが、見る人の印象が真実だと本当は思っています。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年1月23日

こんばんは、遅く申し訳ございません。おじゃる台詞が気になりました。僕はこの台詞はマーリー・マトリンの為に入れた台詞と思っています。そうでなければ、この台詞は考えられない台詞だと思っています。残念ながら、偽善とか良心とか関係なく、普通にそう思います。但し、聞こえないからと言って、不幸では無いと思います。ただ、耳の聞こえる僕が聞こえなくなったら、やはり、そう考えれば、憂鬱になります。
誤解しないで下しいね。すみませんでした。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年1月23日

共感ありがとうございます。『愛は静けさの中に』をご覧になるときは僕のレビューなんか読まないで見て下しい。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年1月23日

母親役のマーリー・マトリンの台詞が僕は気になりましたが、彼女は実際に聾唖者です。だから、僕はショックでした。
マーリー・マトリンは『愛は静けさの中に』という映画でアカデミー賞を取っています。受賞したことは兎も角。良い映画だと思います。一度見てみて下さい。

マサシ