「邦題の大事さ❗️ジュニアさんありがとう🙏」コーダ あいのうた アローさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題の大事さ❗️ジュニアさんありがとう🙏
ずっと気にはなっていたのに、中々劇場に足が向かなかった作品。たまたま「にけつッ‼︎」という地上波のバラエティ番組を観ていたら、千原ジュニアさんが洋画の邦題の付け方が変だ!という回でこの作品も話題にだしてました。それを機に、劇場公開中に絶対に観に行くぞという気になり観に行きました。結果は大成功❣️
原作は「Coda」のみで邦題では「あいのうた」がつきますが、この作品でいうとこれ以上にない絶妙な表現の邦題だと思う。
主人公の高校生ルビーが家族のなかで、唯一の健聴者。家族の仕事、生活に幼い頃から通訳として欠かせない存在。差別も受けながらも、歌が好きで家族思いの本当に心の強い良い子に成長していく。そんな時に学校の合唱サークルで顧問の先生に歌の才能を見出される。この先生役の演技がまた良いんです❣️しかし、ルビー以外の家族3人はろうあ者でもちろん歌を聴くことが出来ません。歌うことと家業の板挟みになるルビー。諦めて家業に専念する道を選ぼうとするが、家族が徐々に彼女の歌の才能に気付き始める。合唱部のコンサート。1分間くらいの無音のシーンがこの作品のなかでの最高インパクト。ろうあ者の家族がこんなふうに無音で我が娘の歌を聴いてるのかと思うと切なくなった。それでも、家族はまわりの反応を見て娘の歌の才能を確信する。兄の言葉「家族の犠牲になるんじゃない」というセリフが頭に残る。ラスト、家族全員で向かった音大のオーディション。合唱部の顧問の先生のピアノ伴奏で歌うルビー。途中から家族に向けて手話付で堂々と歌う姿、家族の笑顔😃泣けましたよ本当に!ろうあ者を演じた3人は本当に凄い!手話も含めて相当な難易度な役を見事に演じました。最高に愛があふれる家族を表現するのに「あいのうた」の邦題はなくてはならない。今後は邦題を少し気にして映画を観ていきたい。最後にルビーの彼氏役が音大に落ちたのは、良い落ちでした。🤣