「少し重いけど世界観や想いが最高でした」フルーツバスケット prelude SHさんの映画レビュー(感想・評価)
少し重いけど世界観や想いが最高でした
正直、絵はテレビの域を超えていないし、映画としては弱さは大いに感じたけれど、ぶれないキャラ設定と世界観はそれはそれは見事なもので、泣かせようとしているその気持ちは分かるけれど、それでも泣けてしまいました。
メインは十二支の話でもないし、しかももうこの世にいない人たちの物語、主役の人たちは主役ではない、だから一抹の不安はあったけれど、普通の人の恋物語がキャラ立ちしている十二支の話に負けないくらいに色濃いもので、世界観を知っていれば、ダイジェストがなくても十分楽しめるし、むしろプレリュードオンリーだけでも良かったんじゃないかなーと個人的には思ったところです。
そして何の不思議もなくなってしまった面々の平々凡々な人間模様もいつの日かたくさん見てみたいと思ったけれど、それは自分自身や身の回りでもいいのかとも思った次第。
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