もっと超越した所へ。のレビュー・感想・評価
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4×4
すごい!本当に超越してきた!
職業も生活も環境も性格も何もかも全く異なる女4人と、彼女たちに侍る男4人。
愚かで強かでくだらなくて真剣なそれぞれの男女模様を描いた痛快なドラマだった。
コントのような掛け合いに笑い、溢れる激情のぶつかり合いに泣き、リアルなトーンと劇場的なトーンのバランスに揺さぶられる、大変楽しい映画であった。
4×4のキャラクター、関係性とその変化、感情の機微、全てが面白い。
どいつもこいつも若干狂ってやがるので感情移入してたまらないということは無かったけれど、「あるある」と「ないない」の混ぜ込み方がとにかく絶妙で、観察しているつもりが徐々に引きずり込まれていく感覚になる。
4組の棲み処を行ったり来たりしながら同時進行で物語が進むテンポの良さが好き。
映画的にこの人たち絶対どこかですれ違い干渉し合っていくでしょと思っていたら、予想以上に奇妙な繋がり方をしていたのも面白かった。
普遍的な価値観をもっと超越してたどり着く全員の答えは最高に痛快。
もう見てらんないって。
飲み込んで飲み込んで何が残るのか!?ループか!?好転か!?
恋愛の情ってどうしてこうも滑稽で愚かで、どうしてこうも深くて尊くて、どうしてこうも興味深く面白いのだろう。
それなのに私が自分の人生でこういう物語を紡げないのはどうしてだろう…と少し虚無にもなりつつ。
お米の描写でそれぞれの生活の違いをあらわす見せ方が好き。
たしかにお米持ってくれる人がそばにいるのは心強いだろうな。
私は重い荷物を持ちたくないのでいつも徒歩30秒圏内の激ショボスーパーで2㎏のお米を買っています。トイレットペーパーとティッシュも。メインの買い物は徒歩15分くらいの激デカスーパーで買っています。
この映画の影響で久しぶりに納豆ご飯を食べたらものすごくおいしくて最高だった。
舞台ならばありだけど…
どうも舞台の映画化作品というのは昔から苦手なのだが、好きな女優さんが出ていたので観に行った。4組のカップルがそれぞれの部屋で繰り広げる会話劇を交互に描きつつ話は進み、終盤、驚きの展開を見せていくという構成。なのだが、その「驚きの展開」部分にさっぱりついていけず、星3つ評価からこの評価にダウン…。4人登場メインの女優さんの中では趣里が一番良かった。わたしがファンなのは違う人なんだけど。
そんそん
最初からそうだろう?馬鹿な男ばかりだが、あんたらの見る目のなさも揃って大概だと思うよ…などと思っていたら思わぬ反転。うーん、しかしこの男共でいいのやら…コメディだから良しとするか。恋愛アルゴリズムが折角組み込まれたわれわれだから、同じ阿呆なら踊らにゃ。
舞台ベースのようだが演出もかなりそれに寄った感じで、映画的には少しキツさも感じた。
群像劇?
なかなか面白かったというか、いわゆるクズ男に何度でも引っかかってしまう女性達…。
ならば、逆転の発送で…という内容だったのかな?(笑)
最後の阿波踊りとか獅子舞はなんで?って感じだったけど、本当に、あんなセットで撮影していたんだろうか?と気になったけど、終わり方も良かったのではなかろうか?
泣く要素とかはないけど、演者はみんな泣いてたなぁ(笑)
あるあるというか。
まぁ、あるあるだわな。
どちらかと言うと、若い頃あるある。
けど、振り切ったダメ男ではないから
尚更あるある 笑
浮気しまくりで借金ありまくりとか
振り切ったダメ男は現実的でないけど
これくらいなら、まぁまぁあるよね、
しかもそれを母性本能で好きになる女子もあるある。
人によっては拒絶反応で嫌いかも。
シーン事に繋がっていくのは新しくて面白いと思ったけど
ラストの流れは(あたしは)好きでは無い。
舞台劇か
いろいろなダメ男たち。今、彼等と付き合っている女性たち。その数年前の状況。
いやあ、面白かった。ダメ男達がかなりダメだから、自分にかぶせず観ていられたけど、その程度を抑えめにしたら、実はけっこう俺にも思い当たる節はあり、楽しい気持ちも、すっと醒めていく、という映画でした。恐ろしや恐ろしや。
よく考えたよね。この脚本。演劇、恐るべし。
なにこれ
何これ?
失敗だったかなぁ
え?もう終わり?は?
と思ったけれど、、、
なるほどなるほど
舞台が元と言われたら
はぁなるほどの納得。
終わってみれば
それなりに楽しかったし、
なんだかチクッと刺してる感じも
嫌いじゃない。
設定や会話は良い。前半は良かった
のだけれど、男を締め出した後の展開。
やはり最初のエンドロールあと、
壁を越えた4人が輪になって叫び出すところで冷めてしまった。極めて演劇的な叫び合い。演劇で見る分にはいいけれど画面としてみると恥ずかしくてツラくなってしまった。
壁は伏線としてもっと意識させてほしい。
男もいる高校のダンス部って、これは伏線のうちに入るの?
浮世は忘れて混沌とした祭りへって、蒲田行進曲か、
エターナルサンシャインを意識したのかとおもいますが、最後は演劇的に締めました。といういう印象しかもらえませんでした。
私には超越?って感じだったので
目の前にいる誰かに褒めてもらってくださーい。
大切な人に会いに行きたくなる映画
恋愛映画っぽいんだけど、それだけではなくて。
人と関わっていく事は、生きていく事はけして楽な事ばかりではないけれど、観終わった後に「明日からも頑張っていこう」と思えるような素敵な映画だった。
一人でじっくり世界観に浸って観るのも良し、友だちと一緒に観て「どのクズが一番許せなかった?」なんて、ワイワイ話すのもすごく楽しかったのでオススメ。
ストーリーもキャラクターも主題歌も全部ドストライクで、「好き」を共有したくて友だち連れてもう一回観に行った。
一番好きだったのは、日常に欠かせない「お米」をキーアイテムにしているところ。最近お米を研ぎながら、この映画を思い出して余韻に浸ってる。
恋人でも友だちでも家族でも、誰か大切な人にすぐに会いに行きたくなる映画だった。
まさに「もっと超越した所へ。」
ダメ男4人と付き合う女子たちのそれぞれの物語。
それがパラレルに進行していきます。
序盤3点、中盤4点、終盤5点と、話が進むほどにどんどん映画の評価が高くなる。
そして、まさに「もっと超越した所へ。」
これが根本宗子の世界か!
今のところ、私が今年観た日本映画の中でナンバーワン!(ただし評価は分かれると思う)
前田敦子が素晴らしい!
ふざけてるけど面白い
序盤も最後もふざけているけど面白いです。真面目なメッセージをこのような設定で表現してるのが芸術的です。4組はちょっと多いかなとも思いましたが、3組だと逆に物足りないからこれで丁度いいのかも
男が嫌なほど情け無い、女は健気で強い
四つの暮らしが重なり合い、時間が巻き戻される
崩しが祝祭にひらかれるが、舞台を観ているものに解放感はない
男たちはたぶん変わらないだろう
そして女たちは力強く生きていくだろう
腹落ちしない
『もっと超越した所』ってその壁を越えてきたか〜!という驚きはあれど、「男って、何周しても変わらない。同じダメさよの〜」としみじみ感じた所だから、いやいやそこへ帰っちゃダメだろ〜としかならない。従って腹落ちしない。
ああいう妥協(だよね?)なんて、なんだろうな、恋愛観が貧しいとしか思えなかった。
しかし伊藤万理華のギャル姿は新鮮だった。「お耳」と「サマーフィルム」しか知らないので。
完成度高い
根本宗子の世界観を見事に表現していて、舞台で見るより一層主題がクッキリしたのでは?という感すらある。見事に根本ワールドが表現されていて爽快感。ラストの表現、演出もいい。超高速な台詞回しでユーモラスに表現。メタ。超越。間違えるとぶち壊しになりかねないシーンを見事に乗り切った。
役者陣の芝居も見応えあり。趣里と千葉雄大のカップルの芝居に惹かれた。オカモトレイジの芝居も印象に残った。前田敦子はいつもの前田敦子で、安定の気持ち悪さ(褒めてる)。
想像を超越して面白かった!
ラストの展開は想像してなかった上に思わず笑いました!
特に恋愛に悩んでる人に対して、
気楽に勧められるエンターテイメントでいいなあと
クズ男はダメだねってただの話で完結してないところがよいし、
舞台っぽいテイストだと思ったら
過去に舞台したものと知り、舞台も見たかったなと。
ねもしゅーさん脚本今後も期待しています!
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