デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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期待度◎鑑賞後の満足度◎ 渾身のSF大作且つ長大で複雑な原作を巧く脚色している。上映時間の長さも気にならない。大満足。PART3 有るのなら原作の続編も読まなくちゃ。
《原作既読》 ①PART 1 を観た後、気勢が上がらない内容にやや否定的なレビューを書いてしまいましたが、その後原作を読んで納得。 そら、あーた、隠謀・罠にはまって一族郎党・家来衆まで殆ど全滅するまでの話だから盛り上がらないこと甚だしで当たり前。 リベンジ上等のPART2が作れて良かったですね。 ②ドゥニ・ビルヌーブ監督ならではの造形美・映像美はPART1から引き続き見事だが、本作は特にサンド・ウァームの群れで皇帝/軍に突っ込むところが大変素晴らしい。 こういうシーンはやはり文章では想像しにくく映像ならでは。 フレメンの集落はやや原作を読んだイメージとは違っていたが気になる程ではない。 ③キャストはほぼ適役・好演。 ただ、SFの浮き世離れした且つ本作の様な中世っぽい世界観(宇宙観といった方が良いかな)には、エリザベス・ピューの個性はやや現代的過ぎて合わなかったように思う。 反対に、レァ・サドゥのミステリアスな雰囲気はピッタリ。 兄のポールと同等或いはそれ以上の能力の持ち主である妹の未来の姿をアニヤ=テイラー・ジョーンズが扮しているのも良いキャスティング。 シャーロット・ランプリングもPART1より出番が多くてオールドファンとしては嬉しい。 ④皇帝とか男爵とか陛下とかいう中世的な世界観はやはりやや古くさく思えるが(というか人間はやっぱりこういうセレブ観がお好き?)、実は巫女(といのも余り適切な表現ではないですが)集団が裏で男社会を操っていた、というフェミニズムっぽいバックストーリーもあるSFなのです。
PART3も是非つくって欲しいのですがドゥニ・ヴィルヌーブの最高傑...
PART3も是非つくって欲しいのですがドゥニ・ヴィルヌーブの最高傑作は『灼熱の魂』か『ボーダーライン』派としては複雑な気分です
駆け足
パート1はものすごく丁寧にゆったりと進みました。 ところが今作ではものすごい駆け足。 話の流れがわからないわけでもありませんが、教母や生命の水、ベネゲセリットの目的とかポカーンとならないのかな。 ダンカン無駄死と妹の扱いが雑すぎてとんでもない映像と音楽が勿体無い。 シールドを使った戦闘とかほとんどないし、原作に忠実だけど核兵器のあまりといえばあまりな描写。 そして最後までナビゲーターは出てこないまま。
丁寧な映像と重厚なサウンドの見応え十分なスペースオペラの第2弾
本作は原作既読でSF映画のオールドファンにとっては期待値が圧倒的に勝り、ある程度の内容であっても割と前向きに捉える傾向にあるようだが、作品になんのリテラシーもない人がいきなり観ても、映像や音楽が良いということ以外は尺が長く内容が伝わりにくい退屈な映画という印象のよう。 現に自分の周囲でパート1を観た人達からどこが面白かったのか何度か聞かれる事があった。 自分が思うに、やはり状況や設定の説明が圧倒的に不足していることがその要因だと思う。 特にベネ・ゲセリットとはどういう集団でどのような能力を持っているのか、また何を目的としそのために今まで何をしてきたのか、さらに何故クイサッツ・ハデラックの誕生を望むのかあたりは少なくともしっかりと説明すべきだと思う。 また途中途中で入ってくるフレメン語や別の呼称があること(ポール・アトレイデスとムアディブさらにリサーン・アル=ガイブ、惑星アラキスをデューン、スパイスをメランジ、サンドワームをシャイ・フルードなど)も物語をわかり辛くしている要因だと思う。 一方、映像作品としては精神性や宗教感を織り込んだ砂漠を舞台とした壮大なスケールの大河ドラマに相応しいド直球の映像美とハンズ・ジマーの重厚なオーケストラでエンタメの極みのような劇場鑑賞作品に仕上がっている。 更に本作で追加キャストとなったクリストファー・ウォーケン、オースティン・バトラー、レア・セドゥ、フローレンス・ピュー、アニャ・テイラー=ジョイなどメジャー俳優の惜しみない起用も映画としての格がまた一つ上がった気がした。 特にオースティン・バトラーの存在感は光っており、サイコな敵役として強烈な印象残してた。 砂の下に隠れていた兵士が出てくる描写は影の軍団のようで最高に好きなシーン。 若干原作と異なる展開もあり気にならなかったわけではないが、パート3はやはり期待してしまう。
言うこと聞けっ!
前作は全くハマらなかったんだけど、海外の評価は驚くほどいいし、リバイバル上映の時にチラ見した本作のシーンもめちゃ良かったんで、心機一転かなり期待していた。 でも、ごめん。やっぱり無理だ。予告みたいな前作と比べると、ストーリーもVFXもボリューミーだし、直ぐ物語が始まるから内容が頭に入ってきやすいけど、自分が馬鹿なのか、面白さが理解出来なくて、なんかもうとことん乗れない。現時点で日本の評価もかなりいいし、完全に好みの問題なんだろうね。いやー、見事に楽しめなかった。怒鳴ってるみたいな、脳内に語りかけるあのスキルとか、マジ苦手なんだよ。 映画、特にSFものって、子供心をくすぐるような要素が凄く大事だと思うんですよ。「スターウォーズ」とか「アバター」とか、まさにそうだし。でも、この映画にはまるでない。迫力と映像美でねじ伏せている感じ。ほら、音響すごいでしょ?いや確かにDolbyで鳴り響くデューンの世界はとんでもなかったよ。でもさ映画館だからいいけど、そうじゃなかったら何が残る??やり尽くされたストーリー、かったるい展開、緊張感のないアクション。しかも、Part1と似たラストって...笑 そりゃないだろ。もうやめろってそんな終わり方するのさ。 主人公側よりも悪役側の方が魅力的。なのにあっさりし過ぎ。Part1に引き続いて同じキャラが悪党として立ち上がっているのに、あまりにも呆気なさすぎませんか。そこにテンポ要らないんだよ。なんなら、そこが1番見たいのに。なーんで、エンドロールが近づくにつれてつまんなくなるんだよ!!序盤の、「お、これすごいかも」とワクワクしたあの時間返せ!前作の焼き直しじゃんこれじゃ! 好きな人ごめんなさい。自分には良さがさっぱり分からなかった。レア・セドゥの衣装が神秘的で最高だったんで、前作比upのこの点数。やっぱり、歴史に名を残すSF映画ってマジですげぇんだな...。スターウォーズ見よっと。
筋と絵のマリアージュ(笑)
一作目、初見では美麗すぎる映像と盛り上がらない筋の流れに星2個の低評価を下したまたぞう。ところが本作の予習として配信で再鑑賞したらなかなかサーガとしての魅力を感じてしまい星4個に改変。ただやはり背景構築に終止し一作の中で盛り上げて終わらせられなかった点はあかん。 それを踏まえてのPART2。本作は変わらぬ美麗な映像に、今回はわかりやすく勢力を拡大してゆく英雄譚とが合致し、音楽も含めた娯楽大作として出来上がっていた。3作目の声も聞こえており、継続を意識させる終盤なれど、一本の中でもきちんと始末がついている。それにしてもこのナウシカ感(笑) グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXで先行上映を鑑賞。水曜夜9時の会員予約開始時間は流石に大混雑、繋がった時にはもう20席くらい埋まってたがそこそこの席を確保。次はオッペンハイマーじゃな。
素晴らしい映像と音響。それだけでも観る価値は十分。 144分の上映...
素晴らしい映像と音響。それだけでも観る価値は十分。 144分の上映時間も全く苦にならない。 ただ、part1ほど感激しなかったのは何故なんだろう。。。 画面や音に慣れちゃったから?期待が高すぎた? ポールやチャニの葛藤がイマイチ得心がいかない? 3時間もあるのに後半のバタバタ具合が,,, いや、十分に面白かったんだけど、、、ねえ。 うーん、とりあえず、映画を観てから読もうと購入後も未読だった原作小説を読んでみよう。 追記 絶賛コメントの嵐なので、イマイチ乗り切れなかった自分の感覚がおかしいのかなあと思っていたら、”BLACKHOLE”でてらさわホークさんが自分と全く同じモヤモヤを話していたので、なんかホッとした。
帰ってきてよ
前作のようにまるっきり進まないってことはないし、登場人物も増えて、終盤の合戦などは大迫力!なんだが。なんだが… やっぱりなんというか、いちいち大袈裟でなんとも鈍重な展開としか言い様がない。「虚仮威し」という語すら浮かぶほど… そんなじゃなかったよね、ヴィヌーブ。帰ってきてよ、ヴィヌーブ…
壮大な叙情事詩! だが終盤の曖昧進行が惜しい。(途中からネタバレ)★4.1
(IMAXY先行視聴) 前作は人気SF映画・・ぐらいの評価だった。 だがこの続編は圧倒的な叙情事詩! そう、情も事も壮大に描いている。 エンタメもこういう大人演出の方が私(年配者)には合う♪ 4D上映でもないのに、低音で座席が振動する程の音圧! 是非IMAXでの視聴を勧めます。
(ポールの家系や人物関係の復習もした方が理解しやすいかと♪)
血筋・信仰・予言・思慮・尊厳と見る者にも思惑を与えながら、じっくり、ゆったり魅せ、アクションシーンも多数あるのに早いカット割りはほとんどないほど。
part 1よりさらに、心理描写にも重点を置く脚本に見入ってしまう。
まあ私は1984年版の「砂の惑星」も何度か観てるので、大方の物語は知っているつもりだったが、演出や細部の進行が全く違っていて、予想以上のシーンが多い反面、もっと分かりやすく描いた方がよいのでは・・と思う事も。
中盤まではポールとフレメン(砂の戦士)達の意思疎通の描写や、圧倒的スケールの香料収穫機との戦闘、そして巨大サンドワーム搭乗シーン等、黒澤明やイーストウッド作品の様なじっくり魅せる描写が続き、まさに巨匠監督と同等級の演出に感じた。
(サンドワーム搭乗シーンは1984年版の方が、今作よりさらに優れてたと感じる。 それに84年版にあった音声攻撃機は今作では描かれてない。)
ところがそれ以後がちょっと複雑で?シーンも見受けられる・・。
えっ味方軍勢がそんなに・・、皇帝がなぜそんな場所に・・今の攻撃はどっち側・・ 等、説明描写がないまま進行している感じで先を急ぎすぎてる感覚に・・。
本当はもっと沢山のシーンがあったのを、3時間未満に抑える為、かなり編集でカットしたのかと思うほど・・。
惜しい・・。 中盤まで★4.3~4.5位に感じた程でしたが、中盤以後が説明不足に感じたシーンが多くこの評価に。
でも後半にも見所は多数あります♪
演技的にはデンゼイヤが複雑な心境を上手く自然に表現していて目に止まり、シャラメはパート1の延長というイメージ。
「エルビス」を演じた オースティン・バトラーが、人造人間かと思えるほど武闘冷血漢を見事に演じて、前作イメージを覆していました。
後半説明不足はあるも、稚拙ヒーロー物とは全く違う大人演出の本作は必見です♪
↓ ネタバレ
中盤以降の特に戦闘に関してが、説明描写が割愛しすぎに感じた。 フレメンは200人程との台詞があるが、北部軍勢の詳細描写がないまま、大軍同士の戦闘になる。
えっそんな味方大軍がどこから? 絶対的存在の皇帝がいつの間にかハルコンネン男爵らの危険な前線近くに来て、簡単に攻撃されてしまう?・・トンボ型戦闘機で今撃っているのはどちら側? 等、理解が追いつかずに進行するシーンがやや多くなる。
中盤の大観衆の前でのポール対ラウサ(男爵甥)の個々対決シーン等はかなり丁寧に描かれているのに、終盤の断片的な大戦シーンをかなり惜しく感じた。
ポールが男爵の孫という設定描写も唐突に感じて違和感が増す。
さらに今作も完結ではなく、part3でさらなる大戦になる様で、昨今の事前情報が知らされないままのシリーズ化はどうも不親切過ぎると感じる。
完結しない事を作中で知った場合の残念感はそれまでの満足感に水を差す。
1作目は全てに明瞭だったが、今作中盤以降に曖昧シーンが増え、もう一度見れば理解出来るのか分からぬが、あと10分ほどでも理解しやすい描写を挿入してくれていたら、もっと傑作級の評価に上がったかと。
PS
1985年版「砂の惑星」を見た後に原作も読んだが、30年近く前の文字情報など、もうほとんど覚えてない^^;
素晴らしい! 傑作だった前作をも遥かに超える大傑作!!
IMAX先行上映で鑑賞 IMAX生まれの超大作だけあって、ケタ外れの映像・音響がとてつもなく凄い、凄すぎる 1作め同様、極限までライブ撮影にこだわった砂の惑星アラキスのうっとりするほどの映像美、そして終始流れ続ける名匠ハンス・ジマーさんの不思議な音楽と効果音は誰も見たことのない遥か彼方の未来の異世界へ誘い、ずっとこの世界観に浸っていたくなる居心地の良さ ストーリーも前作が“静”なら本作は“動”、前作に比べてかなり烈しく、展開があり面白かった 侵略者ハルコンネン家から母なる惑星を守るために立ち上がる主人公ポール率いるフレメンとの戦いが熾烈を増し、全面戦争へと発展、巨大な宇宙船やトンボを連想させる飛行機オーニソプター、そして超巨大なワームまで入り混じっての超弩級スペクタクルアクションが腹の底まで響き渡る重低音と共に繰り広げられます 名画「アラビアのロレンス」を彷彿とさせる美しい砂漠やダイナミックな景色の数々、さらに名画「ベン・ハー」のチャリオッツ・レースを凌駕する大群衆に手に汗握るアクションシークエンス、名画の風格を備えながらもIMAXの最先端テクノロジーと現代考えうる最高の才能が集まり生み出された現代における映画製作の最高峰を目の当たりにし全てにおいて圧倒されます キャストも良かった ティモシー・シャラメさんがワイルドで逞しさが増し、アクション含めすごくカッコよくハマってました 後半の“ヴォイス”を操り皇帝と対峙するシーンは圧巻、素晴らしかったです レディ・ジェシカ、やっぱりイイ! 本シリーズで一番好きなキャラです レベッカ・ファーガソンさんが相変わらずすごく綺麗、顔に模様の入った教母様がバッチリ似合ってて、めちゃくちゃ素敵でした その他、個人的に大好きな女優さん達が新キャラで登場するのが嬉しかったです、レア・セドゥさんもフローレンス・ピューさんもすごく綺麗でした、そして公開直前に発表されたアニャ・テイラー=ジョイさん、メチャクチャ出番が少なすぎてもっと見たかったです この出来栄えなら確実にパート3ができるでしょうから、次作ではもっと見られると期待してます と、何から何までがリッチでまさに“これこそThe映画“という近年稀に見る大傑作 たくさんの人に新たなる名作の誕生を是非劇場、できればIMAXのオリジナルテイストで味わっていただきたい、超オススメの傑作です!
相変わらず出来はいいが
2021年に初作が公開された
かつてデビッド・リンチが手掛けた
SF大作のリメイクの続編
来週観るつもりではいましたが
たまたま映画館通りかかったら
先行上映していたので
前作は世界観の説明に終始し
惑星アラキスの香料をめぐる
利権争いでアトレイデス一家が
ハルコンネン家にハメられ組長
じゃなかったレト侯爵が謀殺され
跡取りポールと侯爵の嫁ジェシカが
逃げ延び砂漠の民フレメンと出会う
というところまで
出来はいいんだけどストーリーは
いくらでも観てきた感じで
後感に乏しい感じでしたが
まあ話が進んでいけばと
思ってましたが・・
やっぱり今作も同じような
感想でした
今作ではポールらがフレメンにまず
認められるところから始まり
ジェシカも預言者団体の後継者に
クラスチェンジしハルコンネン家
への復讐の足掛かりにしていきます
ついにはサンドウォームも手懐け
フレメンの皆さんは予言のとおりだと
認めるようになります
ほんっとどっかで聞いた
観たようなストーリーなので
わかりやすい
それだけに新鮮味が相変わらず
ない感じはします
また今作は砂漠が中心で
前作のようなメカニックの
面白さのような部分も少なかった
のはSFとしては残念かなぁ
ヴィルヌーヴ監督って淡々と
ひねりなく描いてくる人だから
実直でそれはいいんだけど
SFになると仰々しい割に
話のインパクトが負けやすい
のかなと思ってしまいました
IMAXらしさをもっと活かして
ほしいとこありました
こないだの「クリエイター/創造者」
も面白かったギャレス・エドワーズが
撮ったらまた違ったんじゃないかな
なんて思ったりしました
1984版との比較
1.脚本 2024 ストーリーは正直、ひとつの映画としては両作とも面白いものではない。ダイジェスト的で分かりやすい1984、原作に忠実で叙事詩的な2024と、その時代を反映して対象的なものとなっているのが興味深い。 2.演出 2024 バランスが取れているのは圧倒的に2024。しかしハルコネンやスペースギルドなどのヴィランに偏愛を感じる1984も魅力をある。 3.視覚効果 2024 CGがほとんど無い1984だが、思考機械(AI)を禁止している世界観においては1984のアナログ感が妙にマッチしている。 4.キャスト 2024 これは2024の圧勝。ただしフェイドだけは1984のスティングが個人的には好み。 5.美術、デザイン 2024 1984もスタッフは頑張っている感じがするけど、撮影がイマイチなので良いデザインが映えない。 6.衣装 1984 クオリティは互角。しかし貴族階級の女性衣装の絢爛豪華さは1984が上。さらにフレメン族のスーツデザインは差が無く、1984版の凄さがわかる。 7.音響 2024 これは2024の圧勝。ただ1984版のデビッド・リンチ音響とも言うべき工場サウンドは独自性を感じる。 8.音楽 1984 TOTO、ブライアン・イーノを起用した1984の映画音楽はその突出したクオリティで砂漠の世界を音楽で完全に表現している。そのため2024版はそれに一部似てしまった音楽になっている。 9.撮影 2024 砂の惑星の空気感を感じるほどのカメラは2024版の最大の見どころ。アカデミー賞の候補になると思う。 10.結論 映画のバランスクオリティは2024版。でも好みは1984版です。
IMAXでの鑑賞は圧巻でした。
昨年末にPART1を吹替版で予習して満を持して鑑賞して助かりました。 開演からいきなりPART2の新たな展開となり予習なしでは理解困難だと思えます。 それと、1年以上も前の作品なので、記憶違いと吹替版を観たので解釈違いがあることがはっきり分かります。 PART2では更に家系問題が複雑になり、PART3ではもっとその問題が複雑に浮き出てくるようです。 そう、PART3があるのです。 睡眠中の夢と白昼夢の幻覚で未来が垣間見られ、 そこにPART3が予言されています。 それは、… そんな予言や妖術、信仰に人心操縦など人間同士?の隠微な心の彩なども絡ませながらの過激な戦闘は見応えがありました。 でも、展開を省略したり早過ぎたりするので慌ただしいです。 それにしてもIMAXのワイドな画像に迫力ある音響はこのデューンのためにあるように炸裂し、すっかり満喫してしまいました。 復習のためと更に画像集中して満喫するためまた吹替版があればまたIMAXでまた観たいです。 3月24日に、吹替でまた見てしまった笑笑 ( ̄∇ ̄) デューン 砂の惑星 PART2 劇場公開日:2024年3月15日 166分 「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、 第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。 その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。 ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。 砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、 宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。 ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、 レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、 「エルヴィス」のオースティン・バトラー、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥが新たに参加。 デューン 砂の惑星 PART2 劇場公開日:2024年3月15日 166分
極上の映像美とアクションの超欲張りエンタメ!
先行上映、ドルビーシネマで観賞。
これは良い音響のデカいスクリーンで観ないとダメな映画。
前作の美しい砂漠映像に加え、前作では少なめだったバトルシーンが盛り盛りに追加され、超欲張りエンタメ大作に大変身!
#映像
兎に角砂漠の風景が美しい。これだけで2時間余裕で観賞出来る。
めちゃくちゃ大変なはずなのに、真面目に砂漠でロケをしていることが頭が下がる。
特に中盤、ほぼ無彩色の闘技場シーンの後、切替わりのシーンで砂漠の色彩が際立つように狙っている。
個人的に終盤の戦争シーンよりは、序盤のポールが修行をしてフレメンに受け入れられる過程が丁寧に描かれていたのがよかった。
収穫機を強襲するシーンも、スリルがあって見応えMAX。
スティルガー(ハビエル・バルデム)がいい親分味を出してるよ。
#音響
ポールがサンドワームに初めて乗りこみ砂丘に突っ込むシーンは、自分も揉みくちゃになるような振動と轟音が堪能出来きる!
#演技
今回のMVPはベネ・ゲゼリット3人娘!
レディジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、
皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)
そして先代ババ教母!!
ジェシカの美しさ・恐ろしさが前作の10倍増し!
正に宇宙一の毒親!原理主義者だけでなく鑑賞者も支配してしまった。
衣装と佇まい(もしかして全然瞬きしてない!?)、人間より超常の存在に見え恐ろしかった。
代替りの儀式で、ジェシカか毒で悶えるのと、先代教母が笑うのが今作での最恐シーン!
対するイルーラン、ラウサを手玉に取りハルコンネンを操り存在感を発揮。
#ラストの決闘シーン
ポールとラウサの決闘シーン。
PART1より圧倒的に緊張感ある演出。途中までポールが全く勝てる気がせず終始ハラハラしていた。
#惜しいなーと思った点
上記の良かった点に比べれば砂粒みたいな小さいなものなんだけど、幾つか??と思った点を。
・ハルコンネン弱過ぎ問題
時間配分なのか原作準拠なのか、後半のハルコンネン家、弱過ぎないかね??
リンチ版は駆け足ながら、終盤の闘いをガッツリやってたイメージ。
ヴィルヌーヴ版ラウサも男爵も魅力的な悪党になってるので、もっと暴れさせて欲しかった。
フレメンにサンドワームがいるとはいえ、アトレイデスを一晩で消した大軍団+皇帝軍が、あんなにあっけなく倒されていいのか?
最後、モヤモヤ点も書いたが、
サンドワームに乗るシーンだけでも十分に映画館にいく価値がある映画!
人類史の1ページを想起させるSF超大作
前作「DUNE/デューン 砂の惑星」を観てから早2年半近く。PART2が3月15日公開ということでしたが、3月8日から3日間、先行上映をやるということを知り、いち早く観に行って来ました。3日間も上映するなら、3月8日を公開日にすれば良かったんじゃないかと思いましたが、この辺は配給側にもご事情があるんでしょう。 いずれにしてもようやく続編にありつけた訳ですが、前作同様砂漠での戦いはド迫力。IMAXの劇場で観たこともあり、音響が抜群で、終始自分の身体も振動していました。ストーリー的には、前作から時間が経過しており、正直失念している部分も多かったものの、極端な話前作を観ていなくても楽しめるものだったかなと思います。前作を観た時の感想を振り返ると、主人公のポールが、「スターウォーズ」で言うところのルーク・スカイウォーカーとして成長していくのか、アナキン・スカイウォーカーとして暗黒化していくのか楽しみと書いていたのですが、本作の終わり方を観るとどちらかと言うと後者寄りになっており、PART3があるのであれば、今後の動向も引き続き追っていきたいと思いました。 また前作ではあまり感じませんでしたが、本作ではポールが砂漠の民であるフレメンと行動を共にし、共通の敵であるハルコンネン家と対峙する展開になっていました。この辺り、何処となくイスラムチックなフレメンと、(少なくとも表面的には)共闘する白人のポールの姿が、かの「アラビアのロレンス」の姿に重なった感もありました。本作は全くのフィクションではあるものの、実際の人類史を感じさせるところが最大の魅力じゃないかなとも思ったところです。 一方で、前作で度肝を抜かれたワーム(巨大な虫)の暴れっぷりが、見慣れてしまったからなのか、人間を襲うシーンが減る反面、むしろ人間側(フレメン)が利用していたからなのか、いずれにしてもコモディティ化していた感があって迫力が薄れてしまい、その点はちょっと残念でした。 そんな訳で、ド迫力の音響と映像を堪能できた本作の評価は★4とします。
どこを切り取っても絵画になる映画
前回もそうでしたが、近代絵画の様なしっとりと趣きのある映像がもの凄い未来感を感じさせてくれるでしょう。それもあって超未来にWWI辺りの砂漠の民がロシア風味の中世の騎士道物語の様なストーリーを展開するミスマッチ感は趣きがあり中々にマニアックな味わいがありました。 あと、ディヴィッドリンチ版を見た方は場面場面で色々思い出すかも知れません。これは見ちゃった人だけの楽しみです。
ポールは何処へ、チャニは何処へ
あの二人の行く末が気になりつつもこの後はスターウォーズになりかねない不安も。 今回はほんと盛りだくさんで濃い。もうちょっと見たいシーンも多かったがカットされてるんだろう。仕方ないか。 パート1の不全感を払拭してくれたのはみごと。 レイトショウで3時間近い映画なので寝てしまわないか心配だったが目を離す隙も無い構成で良く出来てた。また観たくなってきた。
全472件中、441~460件目を表示