デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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期待は見事に裏切られた
1.サンドワームの様な形状の生き物は、水や砂の流体の中を、直線で進んでいく事は物理的に不可能。又、単に上に乗れたら言う事を聞く!不思議さ、ロデオか。
2.宇宙空間を自由に行き来するテクノロジーがありながら、戦闘シーンになると、チャン バラ活劇。おまけに最終兵器が「核爆弾」。
3.父の仇を果たして、皇帝を跪けた暁にその娘を妻にして、自分が宇宙を支配する!共に戦い、愛を誓い合った相手はお妾!!!
この物語は、そんなレベルのものだったのか。
8月のデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』が早く見たい。
まだ続くんだ…
新約?
神話とSFが融合したかのような壮大で緻密な世界観。予言や運命がからむところは古代ギリシャの叙事詩みたい。服装、道具、メカなどのデザインも好みにドンピシャですばらしかった。
前作を完全に忘れていたので、あらすじを復習してから観たので、ストーリー、専門用語、人間関係で混乱することなく観れた。でも、もし復習してなかったからかなりの部分理解できなかっただろうな、と思う。
ただ残念ながら、ストーリーは正直言って「面白い」とは言い切れなかった。これは僕自身の感性の問題だと思うので、面白いと思える人には面白いんだろうなと思う。
前作は独特な世界観を初めて知れるというだけですごく面白かったのだが、今回は世界観は分かっているので、それ以上のドラマ部分の面白さを感じたかったのだが、それがあまりピンとこなかった。
まず、共感できる人物がいない。それぞれのキャラの裏の思惑が読み切れなかったということもある。とくに、ベネ・ゲセリットが結局何を目的とした組織なのか、クウィサッツ・ハデラックが彼女らにとってどういう存在なのか、良く分からない、ということが大きいと思う。
救世主(クウィサッツ・ハデラック)の位置づけは面白いと思った。普通は救世主といえば、宗教的な文脈の中で登場が予言される存在であるし、実際にフレメンからはそうみなされているが、実はベネ・ゲセリットが「作り出す存在」である。
救世主は救世主としての能力を示すから救世主としてあがめられるのではなく、「皆が救世主と信じるから救世主になる」という存在である。主人公もそれが分かっているから、複雑な葛藤に苦しむことになる。
救世主といえばキリストだが、もしかしたらこの物語は変形した新約聖書なのだろうか? などとも思った。救世主信仰をもつ先住民族(フレメン)がいて、彼らは他民族に支配されていて、支配者側は信仰心を統治に利用しようとする一方で、実際に救世主があらわれてしまったことをきっかけに先住民族の反乱がはじまって、みたいな…。先住民族側も支配者側もそれぞれ一枚板ではないし、それぞれに通じている存在があったりして非常に複雑。
主人公は仕組まれた運命を強いられている存在なのだろうか? それとも、運命どおりにならないように反発しようとしているのだろうか? それとも、運命を受け入れて、積極的にその運命を達成しようとしているのだろうか? その辺が観ていてよく分からなくなってくる感じもした。主人公に比べると彼の母親の行動は確信的で、彼女の本当の意図は分からないとしても、ブレない行動をしている気がする。
どうでもいいが、うちの近くだと字幕版が小さいシアターでしかやってないので、できるだけでかいスクリーンで観たい。やっぱこういう壮大な物語は。
何と言っても映像美が素晴らしい
前作以上にとにかく映像美に圧倒された映画だった。まず、舞台となる惑星アラキスが美しい。砂漠が滑らかな曲線を描き、夕焼けによってオレンジ色に染まり輝く。アラキスの首都アラキーン全体が空撮で映され、その造形美を見せる。建物は全体が濃いグレーで、直線が組み合わさった無機質なデザインが、近未来的でありつつも古代の遺跡のような印象も残す。建物の内部は太陽の光が上手く利用されており、綺麗に差し込むようになっていて、光と影のコントラストが美しかった。
大軍が集結して綺麗に整列する様はそれだけで美しかった。そのため戦闘シーンも圧巻で、アクションのレベルも高く手に汗握る映像が続く。作中で古代ローマのコロッセオを思わせる円形闘技場が出てくる。そこの観客席で、大勢のハルコンネンの兵士達が集まり歓声を上げる姿は、それだけで圧巻だった。
ストーリーは、主人公ポールの成長が見どころ。フレメン内で徐々にその力を認められ、リサーン・アル=ガイブ(救世主)として皆に認められる。前作では普通の青年に見えた彼が、救世主の名に相応しい威厳を身に付けていく。パート2に突入してからストーリーもいよいよ盛り上がりを見せてくる。
こういう壮大なスケールの映画こそ劇場で観るに相応しいと感じられる最高の映画だった。
原作を読んで観るべき映画だと思わせた。
原作の「砂の惑星」はSF小説の傑作だと言われている。小説「指輪物語」やこの「砂の惑星」も映像化が難しい小説と言われていた。申し訳ないが、原作小説をともに読んでいない。
CG・VFXの発展により、その映像化が可能になった。映像描写に文句を付ける箇所を探すことが困難だ。あるとすれば脚本だが、原作を読まないとわからない。教母など曰く有りげな存在だし、皇帝と統領連合?との対立もよくわからない。皇帝が最高権力者ではないのか?
これだけ科学力が発達しているのに、戦闘では最後に刀剣による肉弾戦なんて信じられますか。まぁ、原作がそうなっているのでしょう。ハンツ・ツィンナーの音楽は流石だ。この人は美しい旋律を書くことはできないが、人の暗黒面の音楽は上手い。
私の希望だが、ワグナーの畢生の大作楽劇「ニーベルングの指輪」をぜひ映像化してほしい。音源はショルティ指揮ウィーンフィルを使って、ドイツ政府が国税を使ってでも作るべき。20世紀半ば、旧ソ連が国力をあげてトルストイの名作「戦争と平和」を映像化したように。
ヒトラーが失脚せず、現代にでも生きていれば作っていただろう。彼はワグナーが大好きだった。
ゴジラの爪の垢でも飲みなさい‼️❓
もうスターウォーズ超えてるやん!
とまでいうとマニアにグサリとやられそうだが、デビットリンチ版を初めて見たのは中学生で、明らかにアレは超えてると言っても過言ではない。世界観、宗教観、死生観、歴史観に加え、圧倒的な映像美やVFX、それを支える音楽までもが完璧で、50越えのオヤジは腰を抜かしてしまった。
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のこれまでの作品(灼熱の魂、ブレードランナー2049、メッセージなど)はどれも素晴らしいが、テーマが哲学的で小難しいと思われるのか、いつも評価が二分されていてこれまで少々切なかったのだが、本作はどうなんだろうか?
日本ではなかなかヒットしないかもしれないが、こんな大作なかなか見れないので、しぬまでにぜひ3作目にお目にかかりたいものだ★
前半ゆっくり後半駆け足。
1作目の方が良かったかなぁ。
前半がなかなか進まないのに後半に物凄い駆け足感があって、丁寧にしたかったのなら、この2作目は、前後半にさらに分けた方が良かった気がする。
フレメンの指導者になるまでの通過儀礼が何度も何度もある割に、強大な敵の筈の皇帝軍をあっという間に圧倒してしまう。そのバランスが非常に悪いと思った。
続編もあるみたいなので三部作に収めるためにはしょうがなかったのかな。
でも、よく出来てますよ。画面は綺麗に迫力あるし面白いです。主人公がとにかく格好いいです。
星がいくつ点こうがPart1を観た人はもれなく映画館へ行くべきPa...
星がいくつ点こうがPart1を観た人はもれなく映画館へ行くべきPart2。前作の圧倒的な映像と音楽、そして「大人のスターウォーズ」感にやられた私はPart2で完結するのだと勝手に勘違いして観に行きました。
支配者たちを更に支配する者の存在、権力者の子を産み、実権を握ろうとする女性たち、いにしえからの伝説が民の英雄降臨を望ませ、当てこまれた者が英雄足る活躍で民衆の心を掴んでいく。物語はPart1より深みを増し、より複雑となり、反面、実態は明らかになっていき、母子(レディ・ジェシカとポール・アトレイデス)の関係は我々の思う「親子の絆」ではなく、アニミズムと専制政治が生みだした権化(表現悪いが)とその母体の関係でしかなかったのだなと思う。善にも悪にも揺らぐその子を正しき道に導いたのは今は亡き父レト・アトレイデスであり、ガーニーでありダンカンだったのだ。
ポールの砂漠の民の人心掌握は都合イイくらいテンポ良い割に支配者層の混乱とポール、レディ親子の葛藤描写に少しダルさも感じ、(これ、Part2で終わらないな…)と感じ始めた頃から不覚にも睡魔が襲った。なんか現実の世界とも置き換えられる権力と利権闘争の尺が長く、Part1であれだけ恐怖を見せつけられたワームが単なる移動手段に成り下がり、なんか途中からシラケて寝てしまったのでした。
原作読んでいないのと、1984年版映画は観たけど記憶が薄くどうだったっけ?な感じなので、この先ポールがスター・ウォーズのアナキン・スカイウォーカーの如く悪に転がりそうな危うさも感じていますし、砂漠の民の軍勢規模で星間レベルの統治をする組織にどう立ち向かえるのか不安もありますが、Part3を楽しむためには、Part2で寝てしまった部分を理解しておかないといけなさそうなので、もう一回観ておこうと思います。
(追記:で、2回目観ました。寝ていた所がクリアになったのと、ゼンデイヤさん演じるチャニの心の変容の上手さに改めて感心し、少し評価上げました。)
IMAXでの鑑賞がおすすめです(^^)
2作目だから、こんなものか
タイトルなし(ネタバレ)
何故あんなに嫌がっていた南部地域への進行をあっさり決断してしまったのか⁈其処がどうしても納得いかなかった… 例えば愛した彼女が危ないとかの危機があれば分かるが… ストーリーの都合上であれば、何かそこには危機的イベントが欲しかったと思う。また核があるならそのまま中心を狙えば済む話しではないのか⁈反対する諸領主に対しても核で威嚇すれば良いのではないのか⁈でないとそれこそ死体の山となる。SWの様なサーガを創り出したいのは分かるが、あくまで二番煎じで終わってしまう。
更に
パート3があるのですかね?前半のスタート後は背景を思い出しながらだったので、大変ですが、ポールが砂の民に名前を貰う辺りからのめり込めました。ポールの顔つきも段々と精悍な感じになって行きますね。
Blu-ray買って家で続けて見たい。
元々原作自体SFの皮を被った政治策略物なんでスターウォーズ期待しちゃダメよ。しかし前作より派手シーンが多いのでわりと安定して楽しめます。
まあでも前作あってこその話だしな。
興行収入上げるためなんだろうけど出演者もビルヌーブの好きな俳優かき集めた感ありで異常にゴージャス。レアセドゥちょい役でアーニャなんてワンカット、、ほぼ胎児で草。
前後編になってストーリーは余裕ができ(それでも原作をかなり端折ってる)リンチ版に比べて人物像など描き込めているから、その辺りはもう比較してもしょうがないけど、ゴシックで禍々しいデザインはリンチ版がやっぱり好き。
リンチ版当時との技術的な差もあるが宗教性や荘厳な威圧感とかビルヌーブの得意な引き絵はデューンの世界観に合ってると思う。
ハンスジマーの曲も素晴らしすぎる。
作り込まれた世界観にどっぷりダイブ!大満足ー!
これぞ映画の醍醐味!と言える要素が
ハリウッドの豊富な資金をかけて
ふんだんに盛り込まれた、超豪華作品!
まずは、映像
出来はアート作品級!
どこまでがロケで
どこからVFXなのかわからないけど
確かにこの砂の惑星は存在していると
思えるリアルさ
そして、どこまでも美しい…
ストーリーも今回はよかった!
貴族のお坊ちゃまだったポールが、
試練を乗り越え、逞しく成長してゆく
そして、伝説の救世主として
圧倒的なカリスマ性を手に入れてゆく…
このあたり、ゾックゾクー!!
砂漠のビジュアルにめちゃくちゃ馴染む
重厚な音楽、そして衣装デザイン
これも素晴らしい!
途中で、人物の相関関係がえ?ってなったり、
ちょっとスター・ウォーズとストーリー似てる?
と一瞬なったけど、
ま、いいか!
と、すぐ思えるほど没入できる
とにかく!
この世界観の作り込みかたが
徹底的に凝っていて、圧巻だ!!
個人的にはpart 1が好き!
絵力が凄い!ワァームが突進してくるシーンなんか凄いですよね! ストーリーは主人公の出生とか、皇帝の娘が懐妊するとか、シリーズとすると大事なんだけど、本作だけで観ると本筋から距離をおいたシーンが多く、ちょっとテンポが悪く感じられました…
84年度版のスティングもカッコ良かったけど、本作のラウサ、とても良かったです!
ド迫力の映像は必見です
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