「闘うということ」デューン 砂の惑星 PART2 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
闘うということ
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リンチ版のデューンも好きだが、丁寧な今回のリメイクが凄く好き。
劇伴も美しく、砂漠も美しい。
パート1はとことん不幸に落とされ、失うばかりだったポールが砂漠の民を率いて「転」となる今作。
相変わらず美しい世界に美しい劇伴、そして英雄が誕生する瞬間に立ち会える至福。
母は教母となり、かつての師との再会、そして生きる目的であった仇との対峙。
全てが丁寧に描かれ、尺の長さも感じさせず、優雅な時間が過ぎていく。
英雄の心の揺れ、失った関係、歩み寄る未来。
この先に起きるであろう切なさと希望を感じさせるエンディングも良い。
ポールが決闘に勝ち、そのまま空へ旅立ち、サンドウォームが走る。
一つの曲で全てを表現しているのもたまらない。
早く続きを観たい。
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