「決闘と血統」デューン 砂の惑星 PART2 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
決闘と血統
前後編で終わるものだと思っていたのに、登場人物がどんどん増えてくるし、救世主であるはずのポールが徐々にダークサイドに落ちていく雰囲気。さらにはアニヤ・テイラー=ジョイが登場だなんて・・・それ、未来の妹でしょ。もう3部作だか4部作だか知らんけど、相当長丁場になりそうなエンディングでした。ジャミスとの決闘で終わった前作から今作ではハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の甥フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)との決闘へ。
そしてポールの母親レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)の出自がクローズアップされ、領主、皇帝の家族も血筋が大切なんだと訴えてくる。「勝ったら皇女を娶る!」というシーンでも、ジェシカの台詞の中でも、皇帝の地位を狙うにはそれなりの血統が必要なのかと・・・いやはや、ゼンデイヤちゃんの心の動きが痛いほどよくわかるシーンでもありました。
1作目ではビルヌーブ監督お得意の重低音が感じられなかったので3.5にしてしまいましたが、今作ではハンス・ジマーの音楽+重低音が響いてきたし、『メッセージ』のような空中浮遊する飛行物体が不気味だったのと闘技場が三角だったことに笑ってしまいそうだったので加点。さらにはスターウォーズシリーズのような重苦しい家族模様も面白かった。あと、サンドワームを操るところも良かったかな・・・
それにしても救世主としての呼び名や読真術?ベネ・ゲセリットといった用語が覚えきれません。リサーン・アル・ガイブ、ムアディブ、クイサッツ・ハデラックとか・・・単純に観てしまえば予言者(prophet)として覚醒して砂漠の民フレメンの救世主となりめでたしめでたしなのですが、今後独裁者として君臨し、悪政を続けるような気がします。3作目があるとすれば、兄の悪政を糺すべく妹アニヤちゃんが立ち向かい、最期はチャニによって殺されると予言しときます(夢の中で殺されてるからね)。砂ばかりじゃ飽きちゃうので緑豊かな世界も描かれることでしょう。
> 緑豊かな世界も
それは考えてなかったです!
すべてを砂の中で描くので、映画の武器のひとつ色彩の範囲が限りなく狭いので、ある程度退屈感というか冗長感というかにも耐えなきゃいけないと思ってましたが、この映像の中に緑輝くシーンがまざつさら、そのインパクトは強烈でしょうね!! それもひっそり楽しみにしながら、観戦の旅を続けることにします。
いつも共感ありがとうございます
他の方とのやり取りで
年始大変だった事をしりました。
まだ、大変かもしれませんが、少しずつ映画館で鑑賞できて良かったと思っています。
これからも宜しくお願い致します
共感ありがとうございます。
原作はパラパラ読み位しかしていませんが緑の惑星になっていくようですね。ポールの子供たちの代まで引っ張るのはSWシリーズの二の舞いなので、次作でキチッと一段落させてほしいです。