「これはIMAX一択」デューン 砂の惑星 PART2 ヨコヨコさんの映画レビュー(感想・評価)
これはIMAX一択
サンドワームがパッカーーンと口を開ける音が、風圧となって頬を撫でた。ここまでの音量をIMAXで感じた事がない。圧巻の映像と怒涛の音響が、渾然一体となって観る者を襲う。私たちは今、惑星アラキスで、ポールのすぐ側にいるんだ。砂の感触や匂いまで感じられそう…本当に没入感が凄かった。
前売り券も買ってパート1のリバイバル上映も鑑賞して、万全の体制で2を鑑賞(ちなみにリバイバル上映では、ティモシーシャラメとゼンデイヤのメッセージ、それからサンドワームサーフィン(笑)に成功するポールのシーンが先取りで観られました)。指折り数えて公開を楽しみにしていた気持ちが、もう最高の形で昇華されました。
パート1は序章に過ぎず、物語の本番はパート2から、という印象。一族の滅亡という悲劇を経て、導く者としてポールが覚悟を持ち、力に覚醒し、崇め奉られていく過程が詳細に描かれます。
「過酷な環境では、信仰がないと生きられない」
という台詞が刺さった。DUNEの世界の真理のひとつだろう。だがこちらの世界にも通じる気もする。
スパイスに晒されて瞳が真っ青に変化していくティモシーシャラメ君も美しいです。というか、ヴィルヌーブ監督が撮るティモシーシャラメ君が美し過ぎて、それだけで2,500円の価値があると思った。演技上手い上にどの角度で見ても美しいってどうなってるんだ。パート3を期待しても…いいんだよね?