「求む "砂漠の救世主"‼️」デューン 砂の惑星 PART2 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
求む "砂漠の救世主"‼️
この作品は21世紀に作られた最高にエポックメーキングな叙事詩‼️「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に勝るとも劣らない、完璧なる二部作の後編‼️原作もあるし、デヴィッド・リンチ監督版も観ていたので、ある程度物語の流れは分かっていたのですが、改めて最新の映像技術とヴィルヌーヴ監督の素晴らしい演出で観せてもらうと、「スター・ウォーズ」「風の谷のナウシカ」、そして「アバター」まで、いかにこの「砂の惑星」という物語が、数々の名作の礎となっているかが分かります‼️前作でハルコネンケン家の陰謀により、一族を皆殺しにされたアトレイデスのポールが、母親とともにフレメンと合流、数々の試練を乗り越えて救世主として覚醒するまでが描かれます‼️アラキスの素晴らしい砂漠の絶景を背景にしたポールとチャニのキスシーン‼️ホントに美しいです‼️ポールが超巨大なサンドワームに乗り、見事に操るシーン‼️その高揚感がたまりません‼️複数のサンドワームを操るフレメン軍がハルコネンケン軍と激突する戦闘シーン、そのビジュアル‼️壮大すぎます‼️ドラッグス対サノスの再戦がまた観れたのもヨカッた‼️オースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサの1対3の決闘シーンでは、彼のサイコパスを象徴するかのようなモノクロ映像が使用される‼️ヴィルヌーヴ監督の演出、冴えまくりです‼️ポールとフェイド=ラウサの皇帝の前での凄惨な決闘シーン‼️もうドキドキです‼️そしてポールと皇帝が対峙するシーンは、登場人物の様々な感情が揺れ動く名場面‼️これからどうなるの〜⁉️ホントに3時間がアッという間で、一瞬たりとも目が離せません‼️キャスト陣もティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、オースティン・バトラー、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、フローレンス・ピュー、デイブ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、そしてシャーロット・ランブリングまで、豪華という言葉では生ぬるい史上最強のキャスト陣ですね‼️これに前作で退場したオスカー・アイザックやジェイソン・モモアを加えたら、この二部作でハリウッドの縮図を観れそうな強力布陣です‼️そんなキャスト陣をまとめあげたヴィルヌーヴ監督、あなたは素晴らしい‼️「メッセージ」「ブレードランナー 2049」、そして「デューン」二部作と、SFを撮らせたら現在ヴィルヌーヴ監督の右に出る人はいないでしょう‼️願わくば、ポールのその後が描かれる「砂漠の救世主」を製作してもらって三部作に‼️それもキャストの皆さんが若いうちに‼️でもこの作品で終わったとしても、最高の二部作として確実に映画史に残ると思う‼️そんな大傑作です‼️
デューンは多くのSF名作の基礎になっているが
本作のように映画化したのは2度でテレビドラマシリーズで1作ですね。
しかも、日米で散々パクられた後なので
この本家にパクり疑惑が上がる始末です。
小説は難解で1流の美術監督で無いと
造
形が出来ないのは今作を見ればわかります。
また、地政学的に日本人には馴染が無く欧米でのファンが大半でしょう。
最近の動画配信「将軍」と通じる部分があるのは
あの原作が英国人だからで
日本人が見ても納得する内容にはしてあるが
100%納得する訳では無いのが惜しい。
中東の政治的駆け引きは世界の常識で
日本の政治的駆け引きが特殊なので
難しいのです。
あの青い体液(血?)はナウシカの王蟲からインスパイア!と思ってたのですが、こちらの原作の方が先だったのですね。
原作というより、もはや古典のような作品の素晴らしい映像化!
監督はじめすべての関係者に感謝です。
分かりやすさでは、デヴィッド・リンチ版のほうが上だと思いますが、スケール、質、もろもろ、この映画の方がすごい。
アメリカではヒットしているようなので、パート3期待できると思います。