「短い作品なのに」ゴヤの名画と優しい泥棒 キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
短い作品なのに
「信念とは」「正義とは」「公と私とは」「格差とは」「マイノリティとは」
可愛くて優しい、小粋でおしゃれな作品のクセに、ちゃんと現代社会への視線があって、振り返るとメッセージが盛りだくさん。
実話ベースの作品は観客に課題を残して終わることも多いが、この作品は観終わった後の「ほっこり」感も保証してくれる。
演出と合わせて、やはり俳優たちの達者なセリフ回しも凄い。
月並みながら、やっぱりヘレン・ミレンは上手いよね。
世の中的に、小粒な作品で終わらせてしまうのはもったいな映画だと思う。
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