「レシピはいいのに」ホーム・スイート・ホーム・アローン よしのんさんの映画レビュー(感想・評価)
レシピはいいのに
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食材と調理の仕方を間違えたような映画
まず主人公が憎たらしいだけで可愛げがない、これは子役のチョイスもややあるが
演出の仕方も大いにあると思う。
決して悪い子ではないのだが
家族とすれ違いってないがしろにされて可哀想でもなければ
病院の子供たちのために玩具デパートに入る泥棒をやっつけようという優しい子でもない
マイクロチップを悪党から守る正義感のつよい良い子でもない
誘拐されたくない(勘違い)だけである
着想は悪くないのに描き方が悪いのでいまいち感情移入出来ないまま物語が進んでいく
泥棒側も悪人じゃなくて盗まれた(と勘違い)人形を取り返したいだけのアホな夫婦
描き方の比重を悪人ではない泥棒側に置いた結果
トラップに引っかかる姿が妙に痛々しいので笑えない
泥棒が実は悪くないパターン自体はアリだけど描き方のバランスが悪い
シリーズおなじみの心通わせる良い人と泥棒が統合されてしまったせいで
全てが終わるまで男の子の良い子な要素が全然感じられない
着地点から結末だけは良かっただけに惜しい
救いがあるというか救いしかないハッピーエンドではあった
随所に旧作のBGMがちりばめられていたおかげで刷り込みのようにワクワクはした
そして旧1~2に出てくるケビンの兄、バズがオリジナルキャストにて登場
嬉しくはなったが・・・・バズお前・・・そんなアホだったっけ??w
甘めにつけて
欲し2つ半、結末で2点の加点かな
暇つぶしにみるくらいならいいけど
本格的なクリスマス時期はこれじゃなくて旧の方を見ることをお勧めします
もしくはディズニープラスにて12月配信予定の34丁目の奇跡(1994年版)
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