「バンデラスと猫」アンチャーテッド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
バンデラスと猫
咄嗟に思い出したのが『長ぐつをはいた猫』(2011)でした。ウルウル気味の猫ちゃんアップからバンデラスへの切り替えって明らかに狙ってるところでしょ。インディ・ジョーンズやパイレーツ・オブ・カリビアンは台詞にもあったから分かりやすかったけど、オマージュ感も満載で誰にでも楽しめる冒険アクションでした。
そんな中、大航海時代のマゼランについての話がメインとなってきますが、「世界一周はしていない」などのウンチクも語られ、知識豊富なネイトの活躍もうれしくなる。彼ら兄弟はフランシス・ドレイクの子孫だとか言っていたし、大航海時代にも思いを馳せることになる。まぁ亡くなったのはフィリピンだったから、部下だけが世界一周したんですよね。
そんな話を聞いているうちに、マゼラン、コロンブス、バスコ・ダ・ガマ、アメリゴ・ベスプッチという4人の功績が頭の中でグチャグチャになってしまった。世界史のテストには大体この4人の名前で四択になってるものが多い。アメリカの名前の由来となってるのがアメリゴ・ベスプッチで、インドだと思ったのがコロンブス。難関校では喜望峰の発見がディアスという難問もあるけど、1492年という年号を見たらコロンブス一択!コロンビアの名前もコロンブス・・・この映画もCOL(ソニー)だ。映画ファンならばクリス・コロンバス監督が1492ピクチャーズを立ち上げたことも記憶にとどめておきたいところ。
そんなこんなでやっぱり空中アクションが最高の見せ場。冒頭から登場するのでビックリしましたけど、かなりヒヤヒヤしました。足が突っ張る感じもしました・・・そんなところにブレーキはない!
『ゴヤの名画と優しい泥棒』のなかで、
タクシー会社あての苦情として、
①運転手がおしゃべりでうるさい
②しかもつまらない
というのがありましたが、kossyさんならさぞ楽しいだろうになぁ、とひとりでクスッとしてました。