「原作への愛は感じるが細部は甘い」アンチャーテッド waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
原作への愛は感じるが細部は甘い
若きトレジャーハンターのネイト(トム・ホランド)とサリー(マーク・ウォールバーグ)は、消えたネイトの兄サムが残してくれた手掛かりとマゼランの航海図を頼りに、その財宝に辿り着けるのか、というストーリー。
要所要所にゲームへのリスペクトを感じてぞくぞくする。特に最序盤はかなりワクワクさせられた。サムの存在もしっかり説明しつつ、サリーやクロエもきっちり出てくるところは安心感あり。
ゲームのネイトよりかなり若いトム・ホランドのネイトは思ったより違和感がなくてよかった。
ただ、ストーリーの細部とサリーの描き方についてはちょっと物申したい。
映画ではネイトは基本的には宝探しの素人。その割に敵をばんばん倒していき、クロエやサリーを上回る洞察力と頭の回転を見せる。主人公補正としても強すぎ出来すぎで引っかかる。
オークションのセキュリティも薄すぎたりなど、ご都合感が全体的に感じられる。
サリーに関してはまず若すぎる。マーク・ウォールバーグはイメージと違うと言わざるを得ない。さらに後半は何が信条なのかよくわからないギャグキャラになってしまったのが非常に残念。
最前列は酔うので注意。
ゲームの声優と違うので字幕でいいと思われる。(ネイト役もサリー役も出演はしている)
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