「日本への激しい失望に共感」鬼が笑う トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
日本への激しい失望に共感
夢も希望もないけれど
根底にあるのは良心だと感じました。
外国人技能実習生への
理不尽な搾取や暴行は日本人として
広く知られるべき事実。
表現者としてこの理不尽な現実を知り
作品へ反映させることは
ある意味とても誠実だと感じました。
一部のNPOだけでは救えない悲惨な現実。
主人公を含め誠実で懸命生きる人達が
一番割りを食う現実は
ある意味、今の日本の縮図?
持つ者は更に持ち、持たざる者は更に奪われる。
大企業には法人税減税、富裕層は優遇税制。
困窮者からは真綿で首を絞めるように
生かさず殺さず税金を吸い上げ続ける。
今の自公政権はブラック企業と重なる。
税金は上がり続けるが他の先進国には及ばない
社会保障は更に削られ続ける。
将来への希望をこの国で持ち続けることは難しい。
生活が貧しくなれば精神も不健康になる。
愛せなくなったら日本への
心の叫びが作品から聴こえてくるようでした。
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