劇場公開日 2022年6月17日

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鬼が笑うのレビュー・感想・評価

全14件を表示

5.0断罪しない映画

2024年4月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

家族を守り殺人を犯した者、それによって人生が一変した家族、外国人労働者とその雇用者、更生施設の職員、新興宗教信者など、実にさまざまな立場の人間が描かれており、見る角度によってほぼ全員の中に正義もあり悪もあるようになっています。
今の日本では正義があり、ルールがあり、悪者がいて、処罰される、という図式があまりに単純化されているというか、社会が単純化を目指し過ぎていると思うのですが、そんな中にあって、それぞれに少しずつ正義も悪もあるし、そもそもどちらも無いのかもしれない、というような作品はとても貴重だと思います。
普段からネットやテレビのわかりやすい断罪に慣れ親しんでいる人にこそ、是非「これは〇〇が悪い」と断罪せずに見てほしいです。

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mcabee

2.5生き辛いよね、何が誠実でどこを間違えたのか

2022年10月27日
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2022年劇場鑑賞46本目 佳作 57点

当サイトにてポスターと予告を拝見し鑑賞したミニシアター映画。

雰囲気は頑張っていたけど、、、って感じでした。

もっと絶望感が伝わる演出や脚本があった方が終わり方といい、より締まった作品になったのにどこか終始ふわふわしていた印象でした。

登場人物各々厳しい状況にいて、その中で希望を見出して生きている様には失望感が苛まれました。

次回作に期待です。

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サスペンス西島

5.0魂が揺さぶられます。ぜひ観てください

2022年9月20日
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どん底ってこういう事なのか?
切なくて苦しくて悲しくて辛くて・・・
でも、なぜか涙が出ないんです。映像をしっかり見たくて。
主演の半田さんの熱い想いが画面からヒシヒシと伝わります。
他の役者さんも素晴らしい。

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ゆき

2.5自分一人で抱え込まないで!

2022年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

きっとことわざ(「来年の事を言えば鬼が笑う」)からの着想ストーリーなのでしょうかねぇ?
人生って思い描いてたようにはなりませんし、想定外のことばかりですよね。本当、「将来のことは予測しがたいから、あれこれ言ってもはじまらない」だと思います。自分のこともままならないのに、自分以外の人達が求めることもわかっているつもりでもわかっていないってのが現実ですよね?
本作は究極の(自分勝手な)自己完結君が明るい未来を求めていく物語です。

主人公一馬のいる場所は地獄のようです。いやいや、それって我々がいる社会そのものなんですが、鬼や魑魅魍魎だらけですね。それと、やっぱり甘い場所じゃないです。一馬の机の前に貼ってある目標の虚しいこと虚しいこと。自分自身だけで考える「こうでなければならない」は当てにならないですね。そこが一馬にとっての最大の不幸だったのかもしれません。そんな一馬を見てどう思うか?ってところがポイントになるのでしょうかね?
モチベーションが高くても、一生懸命やっても、ボタンを掛け違えたままでは悲しいゴールに行くだけなんですよね。本作は、しりとりのように不幸が続いていきます。掛け違えたボタンは最後まで段ずれなのですよね。見事なまでに救ってくれません(笑)・・・今の社会への諦めのようなラストの一馬を見るとそう思っちゃいます。

しかし、まぁ、なるべくしてなるBAD展開の数々は・・・満腹感強いっす。そういう展開にしたいがためのグズ人間並べ立てる感じが、、、僕はちょっと冷めていくんだよなー。そりゃ周りに理解者一人もいなければ腐るわい。暗部の話ばかりだと、暗さが際立たないと思うのです。光があるからこそ暗部の暗さが強くなるんじゃぁないかなぁ?特に更生施設の方々の描き方は安易すぎる気がします。全体的に「あぁ、結局こうなっちゃうよなぁ・・・」っていう現実味が欲しかったかなぁ。

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バリカタ

5.0めちゃくちゃ好きな作品のひとつ

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿

なかなか皆さん評価が厳しいですね。
普段商業映画を観てると
どうしても劣ってしまいますが
自主映画を中心に鑑賞していると
かなりレベルは高い方だと思います。
SKIPシティ映画祭で初めて鑑賞した時衝撃的でした。
1年経ち スクリーンでも鑑賞出来て良かったです。

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kazue

3.5日本への激しい失望に共感

2022年6月27日
iPhoneアプリから投稿

夢も希望もないけれど
根底にあるのは良心だと感じました。

外国人技能実習生への
理不尽な搾取や暴行は日本人として
広く知られるべき事実。
表現者としてこの理不尽な現実を知り
作品へ反映させることは
ある意味とても誠実だと感じました。
一部のNPOだけでは救えない悲惨な現実。

主人公を含め誠実で懸命生きる人達が
一番割りを食う現実は
ある意味、今の日本の縮図?

持つ者は更に持ち、持たざる者は更に奪われる。

大企業には法人税減税、富裕層は優遇税制。
困窮者からは真綿で首を絞めるように
生かさず殺さず税金を吸い上げ続ける。

今の自公政権はブラック企業と重なる。
税金は上がり続けるが他の先進国には及ばない
社会保障は更に削られ続ける。

将来への希望をこの国で持ち続けることは難しい。
生活が貧しくなれば精神も不健康になる。

愛せなくなったら日本への
心の叫びが作品から聴こえてくるようでした。

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トラヴィス

3.5誰しもどこかに鬼が潜んでいる

2022年6月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

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えみ

1.5わざとらしい

2022年6月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

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ぶっこみ太郎

3.0ラストはビックリ結末

2022年6月22日
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鑑賞方法:映画館

スタートの十字架からなかなかうまくいかない。
車の傷は、誰が犯人?

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かん

4.0シンクロ

2022年6月21日
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悲劇と喜劇が同時進行してる映画だと思う。
バスの場面、ポイ捨て場面、葬式の場面。
結構笑える。

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オリバー

2.0勇気一つを友にして!?

2022年6月20日
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悲しい

怖い

日々家族に暴力をふるう親父から母親と妹を護ろうとバットで撲殺してしまった過去を持つ男の話。

中学生か高校生と思しき主人公が父親を殺して15~20年後?更生保護施設で暮らしながら通いで働く解体業の会社で巻き起こる理不尽な出来事に日々苛まれるストーリー。

弱そうな従業員をイジメ捲り、自分達はまともには働かない勘違いアフォ社員達に搾取されつつも、大人しく働いていたが、4人の外国人実習生がやって来て変化していくけれど…妹の言い分はまだしも、母親の変わり様は何?まあ、解らなくないところもあるけれど、そんなおばちゃんカモにもならないと思うけれど、そこに接近してくる奴らって。
仕事場以外の主人公の素の性格もなんだかね。
更生保護施設の指導員にしてもそうだし、大人しくしちゃってる主人公含む従業員もそうだし、誇張するにしても色々と盛り過ぎ。そもそも何年更生保護施設にいるのよ。

そんな違和感の積み重ねで、そうじゃないよなーと上っ面を滑っていく印象。
追い詰められ掬われない感じ自体は嫌いじゃないけれど…。

そして結局のところ堕ち幅が小さいし、カタルシスをみせるでもなくその選択ですか…とイマイチ響かず。
過ぎたるは及ばざるがってヤツですかね。なんか勿体なかった。

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Bacchus

2.5勿体ない

2022年6月20日
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色々な面がベタではあるが、社会に蔓延する歪みを捉え、俳優達は緊張感を持った熱演をしている。折角積み上げた作品のラストが、、

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xa

3.5明日をも知れぬ

2022年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトルの「鬼が笑う」という言葉は、予測できない将来について真剣に語る人の事をバカにする時に使うことが多い。
主人公・石川一馬は、誰かの為に善かれと思って行動したことが全て裏目に出るという悲しい定めを背負っている。
先ず彼は、十代の時に父の暴力から母と妹を守る為、父を殺してしまったという過去を持ち、この罪が彼の人生を通して「負の十字架」となっていく。
刑期を終え、更生保護施設で暮らしながら社会復帰を目指すが、世間からは「人殺し」と非難され、彼だけでなく母や妹までに、その矛先が向いていたことが物語の展開と共に明らかになる。
だから、父の暴力から救い出した筈の母や妹から、彼は蛇蝎の如く嫌われてしまう。
更に更生保護施設から通う職場のスクラップ工場では、高齢者や外国人実習生を標的にパワハラの嵐が吹き荒れている。
そんな外国人実習生の中で唯一、中国人労働者の劉だけが横行する苛めに歯止めをかけようと行動する。
この劉の行動に感化されて一馬も自分の望む幸せを掴むべく立ち上がろうとする。
「まん延防止」でコロナ禍も一息ついた感じだが、この長期に亘る厄災で、格差や排外主義、不寛容さが社会に拡大したと思う。
一馬は職場で劉と共に、職場改善しようと努力するが、善きことを行えば行うほど、逆に心折れるような悲劇が降り掛かり、物語は恰も坂道を転げ落ちるように暗転していく。
戻るべき家族も失い、パワハラの職場やなおざりな更生施設にも居場所がない一馬は何処に辿り着くのか?
終盤の怒涛の展開はドラマチックで、観る人によって希望か絶望なのか、解釈が分かれるラストがトラウマ級の余韻を残します。

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玉川上水の亀

0.5レベルが低い

2022年6月15日
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またしても露悪な内容を寄せ集めて、人の負の部分を見せ付けるだけの園子温劣化版。

こう言う程度の低い映画が日本から少しでも消えてほしい。

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ビビ