「勇気一つを友にして!?」鬼が笑う Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
勇気一つを友にして!?
日々家族に暴力をふるう親父から母親と妹を護ろうとバットで撲殺してしまった過去を持つ男の話。
中学生か高校生と思しき主人公が父親を殺して15~20年後?更生保護施設で暮らしながら通いで働く解体業の会社で巻き起こる理不尽な出来事に日々苛まれるストーリー。
弱そうな従業員をイジメ捲り、自分達はまともには働かない勘違いアフォ社員達に搾取されつつも、大人しく働いていたが、4人の外国人実習生がやって来て変化していくけれど…妹の言い分はまだしも、母親の変わり様は何?まあ、解らなくないところもあるけれど、そんなおばちゃんカモにもならないと思うけれど、そこに接近してくる奴らって。
仕事場以外の主人公の素の性格もなんだかね。
更生保護施設の指導員にしてもそうだし、大人しくしちゃってる主人公含む従業員もそうだし、誇張するにしても色々と盛り過ぎ。そもそも何年更生保護施設にいるのよ。
そんな違和感の積み重ねで、そうじゃないよなーと上っ面を滑っていく印象。
追い詰められ掬われない感じ自体は嫌いじゃないけれど…。
そして結局のところ堕ち幅が小さいし、カタルシスをみせるでもなくその選択ですか…とイマイチ響かず。
過ぎたるは及ばざるがってヤツですかね。なんか勿体なかった。
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