劇場公開日 2023年2月17日

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BLUE GIANTのレビュー・感想・評価

全546件中、341~360件目を表示

5.0熱くてハゲしい映画に減点方式は似合わない

2023年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

元々原作の読者で、映画化となりいそいそと映画館に足を運び観た本作。
漫画の作中で「素晴らしい」と描写されていた曲が、映像化されてみると意外と響かず...
なんてのはよくあることですが、この作品は蓋を開けてみれば
「また観たい!」どころか「また聴きに来たい!」と思える音楽映画に仕上がっていました。

音楽が本当に熱い!かっこいい!
実際のライブ会場で音楽に浸っているような視聴体験ができるのは映画館ならでは。
評判いいみたいだし配信されだしたら観るか、では本作の魅力の半分も味わえないかと。

映画ではカットせざるを得なかったであろう原作の前半部分のエピソードを、
自分のすべてを出し切ることをモットーにする主人公の演奏に回想として重ねるなど
構成の巧みさもあり、うまく一本の映画のストーリーに再構築されていました。
原作未読でも問題ない、ただ4巻まで読んでるとより味わい深い、という感じです。

槍玉に挙げられがちな演奏中の3DCGや、挿入される脇役達のエピソードの唐突感など
マイナスな所、気になる所もあるといえばありますが、
その時、その場所、その人の音を奏でるジャズに「正解」はないのでしょうし、
そんな音楽を描いた本作に減点方式はそぐわない気がします。

大の真っ直ぐさに熱くなり、
雪祈の苦悩に胸が苦しくなり、
玉田の意地に涙を誘われ、
JASSの演奏に心打たれる。
それでいいじゃないか!それでこそジャズ!

...などと偉そうに語りましたが、ジャズという音楽ジャンルは全くの素人です。
「これをジャズと思ってもらっちゃ困るよ」と詳しい方にはお叱りを受けるかもしれませんが
私のような門外漢にも鮮烈な「ジャズ」の印象を残してくれた素晴らしい映画でした。

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にげたろう

3.5鑑賞マナーに追加して欲しい

2023年3月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

正直★5をつけてもいいと思いました。とても素晴らしい作品だと思います。
が、二つの理由で★3.5としました。
音楽については小中学で「2」を取ったことがあるくらい苦手で、リコーダーどころかピアニカも怪しいズブの素人ですが、音楽の作品である事から絶対に音響の良い劇場で観たいと思い、仕事帰りにファーストデイでDolby Atmosで鑑賞してきました。

原作はほぼ未読ですが、映像化することの難しい作品だったものを、きっと原作の骨格になる部分をしっかりと尊重して作られた映像化だと思います。

上映中に何度も泣いてしまいましたし、Fly Me To The Moonくらいしかjazzナンバーも知りませんがJAZZ BARや色々聴いてみたいと思いましたし、原作も読んでみたいと思いました。
脚本、演出、もちろん音楽は言うまでもなく大満足でした。

けれどCGを使っての動きの良い面と悪い面の落差が随所で気になり、作画コスト等の問題かもしれませんが妥協を感じました。映像化とは動画にするという事、映画にするとは時間とお金を払って観るということ。ここに手抜きに見えるのは悩ましいですが、★4.5〜★5の間で悩んだ要素1つ目。
人によっては十分に満足できると思います。

二つ目は鑑賞した劇場とその時間帯特有の問題と鑑賞マナーについてです。コロナ禍のソーシャルディスタンスが緩和されたからなのか、この劇場での鑑賞は初めてだったのですが、退場時の列毎の案内がないために列がなかなかはけず退場に余計な時間がかかっているように思いました。

またどの映画館でも上映前にやれスマホの電源を切りましょうとかアレコレ注意が流れますが、鑑賞マナーは上映が終わったらあとはどうでもいいのか。
私が気持ち良く、高い満足度に満たされながら◯番スクリーンを退場列の終わり側に待って並んで退場中に「原作ではこの後〜」「原作では〜」と原作未読者が周囲にいることなどお構いなしにツレの女性の前でペラペラ得意気に話す男性の姿がありました。

映画を観終えた後に感想を語りたい気持ちはよく分かりますし、ツレがいたらすぐにでも話したくなるのも分かります。良い作品であれば尚更です。

オフィス街を含む都心の大きな映画館、ほぼ満席の時間帯、その人から離れるためにわざとトイレに寄ったりしたのに劇場を出ても劇場の入っている施設を出るまで長いエスカレーターの後ろでまた合流し、他の人はほぼ話していないエスカレーターの間も延々と語り続けられたというのは作品そのものへの評価ではないという人もいるかも知れませんが、鑑賞者の周囲への配慮も私は映画作品の一部だと思います。
贅沢なワガママかもしれませんが、鑑賞マナーに周囲への配慮も含めて欲しいという願いを込めて★1.0下げました。興醒めです。この劇場にもう観に行くことは多分ないでしょう。施設から出るまでの導線を含めてネタバレが嫌な人にはマナーが守られないと最悪の劇場になってしまうことがよくわかりました。

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MP0

4.5どうかしてるぜ‼️❓ジャズ知らないのに‼️❓ジャズで泣いた‼️❓

2023年3月1日
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ドルビーアトモス、東宝最大画面、評判高くハードル高し。
アニメはさほどでもないが、音楽や声優が素晴らしい。
混み要るストーリーでも無いが、なんだか引き込まれる。
こんなシンプルで、愚直だが、丁寧で、真摯に、心に迫る。
ライブの中にいるように、音楽に包まれ、そこにいるかのように、涙が溢れてくる。
あー😮‍💨良いなー😮‍💨音楽、あー😮‍💨良いなー😮‍💨映画🎞🎟🎬🎦
ありがとうございました😭😊

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アサシン5

4.5足りないからこそ良い。でもそれに甘んじない。

2023年3月1日
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泣ける

楽しい

興奮

世界を目指すサックスプレイヤーと、大学デビューに失敗した超初心者ドラムと、天才肌だけど劣等感を抱えるピアニストの3人が、それぞれがばらばらになっていくにつれて、演奏が熱くなっていくお話。

▼参加ミュージシャンの「音の演技」が凄い。

・キャラクターの性格や、熟練度、成長度合いをしっかり落とし込んだ上での演奏をしてる

・特にドラムの石若駿さんの演技力がハンパない。助音男優賞確定。

▽ザ・初心者な叩き方、
▽初心者がそれなりに成長したけど、ついてくのは必死な叩き方
▽どこ弾いてるのか分かんなくなって適当に叩く感じ
▽不完全だけどライドシンバルの叩き方を省略してバンドに調和させている叩き方

これらをすべて叩き分けている凄さ。

以下ネタバレ気味

・ラストのドラムソロで、自分ができる数少ない技で、分厚い壁に一点集中で力を込めて穴を開けにいこうとする感じのリフが最高でブチ上がりました。

・上原ひろみのピアノは、キャラクターが弾いていようがとにかく上原ひろみの音だった。(これはこれでスゴい)

▼アニメ作画も凄い。

・手描き2Dはもちろん、ロトスコープに3Dモーションキャプチャに、スケッチに、マーブリングにと出来ること全部をブチ混んでる意気込みが凄い。

・ブルーノート的な会場責任者が言っていた裏方が「やれることは全部やろう」というセリフが、ジャズを盛り上げる視覚演出クリエイターの意気込みとダブって、凄まじい。

▼ピアニストのキャラ展開が独特。

・バンドがどういうふうに変化していくのか、観客の関心を引っ張っていくなかで、未熟なキャラクターが成長していくというキャラ変化も見せることで感動を呼び起こす構成になっている

・そこまでは珍しいことではないがピアニストキャラの変化が独特

・ピアニストだけは物語が進むにつれて、どんどん窮地に追い詰められて、最終的には身体の自由さえも奪われてしまう。

・この大逆行する流れが、シンデレラストーリーのアゲアゲ展開に水を差すどころか、より強烈な上昇気流を生む起爆剤になっている。だから泣けるんだなぁ。

▼数々の名作音楽映画に匹敵する存在感。

・「セッション」「ボヘミアンラプソディー」「音楽」「パティケイクス」「コーダ あいのうた」とかとも十分に肩を並べることができる名作!!

・ジャズがもともと好きな人を喜ばせるだけの方向だったらこうはなってなかったはず。

・オリジナル曲を軸にして、「ジャズ=熱い」というシンプルで明快な旗を掲げているのと、ジャズに馴染みがないキャラクターの存在をしっかり立たせているのも相まって、ジャズを知らない人でもちゃんと楽しめる内容になってる。

・ジャズという閉鎖的なイメージを、むしろ強みに変えて、誰もが楽しめる普遍的なエンタメ作品にした力量は素晴らしい。

・足りなかったり、未熟だからこその良さがある。でもそれだけに甘んじるわけじゃなく、ちゃんと観客をかっさらっていくtsめの責任感もちゃんとあるっていう感じが、キャラクター劇にも、映画制作の姿勢にも感じられて、最高です。

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DEPO LABO

4.5劇場で観て良かった!と思える音が主人公の良作!!

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

音、画、音、画!
音、音、画、話!
音、音、音、涙、涙!
極上音響上映で観ることの価値が最大になる良作でした!
原作、ジャズの前知識はまったく無くても存分に楽しめますので、それを理由に躊躇う方がいたらぜひ劇場に足を運ぶことをオススメしたいです!!

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ころころ

4.5“内臓がひっくり返る"ほど、最高!

2023年3月1日
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シネマシティ【極音】での鑑賞。
最高の時間だった。終盤、とにかく涙が止まらなかった。アニメーションのライブシーンで、こんなに泣けるのか、と鳥肌が立った。それくらいに、パフォーマンスのシーンは圧巻。「音」をそう映像で表現するのかと、耳だけが圧倒されるのではなく、映像にも目が離せなかった。ライブシーンの鮮やかな色使いも、その音色をより印象づけていた。そして、不思議なくらいに、大に度肝を抜かれる。彼には、プレイヤーとしての才能も勿論あるのだろうが、それ以上に、誰にも負けない強さがあるように感じた。エネルギッシュで怖れ知らずな強さがサックスの音として放出され、どうしようもなく人々を引きつけてしまう。
赤を通り越して、青い。その青さは、若々しい青くささも混じっているからこその無敵な熱さ、まさに青春。汗も涙も、清々しい!

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Tone Rina

4.5上原ひろみさんのピアノが圧巻

2023年3月1日
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子供(音楽を生業にしている)に連れられて観た。原作のマンガは全く知らず、上原ひろみさんがピアノを弾いているというのでどれどれと出かけ、ずっと音に踊り、楽しみ、泣けた。楽器を吹いたり弾いたり叩いたりは努力でどうにか成るものではない。生まれ持ったセンスや家庭環境が割合モノを云う世界。プロを目指して勉強をして夢半ばで諦める人間のどれだけ多いことだろう。主人公の俺は世界一になる!と豪語できる自信は凄い。映像は雑といえば雑。デフォルメが多い。が、却ってそれが音のパワーを感じさせる映像に成っていて楽しめ、泣けた。上原ひろみさんがお子さんの頃にYAMAHAのコンサートで拝見し、この子は凄い人になるだろうと思ったけれど、やっぱりでした。ジャズが好きな人もちょっと苦手という人も楽しめるいい映画。

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ジジの母

4.5一瞬一瞬を120%生きる

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

一瞬一瞬を本気で生きているかどうか。たとえおぼろげであっても、それだけの夢、目標があるかどうか。最も幸せな生き方だと思います。

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shima_shima_88

4.5退屈しない

2023年3月1日
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音楽が主役の映画だと、曲の数が多くてつまらない曲もあり途中で冷めたりするけど、
この映画はそれがなかった
映像の良さもあると思うけど、退屈しない
あっという間の2時間

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pero

4.5JASS、最高だったよ。

2023年3月1日
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ただ、CGのクオリティが気になった。ユキノリ肩幅広すぎない?

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taktak

5.0映画館で目を閉じる

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

原作大好きで全て読んでいます。
友人のSNSやネット、こちらのレビューを見てて「どうやってあの演奏シーンを表現出来るんだ?!」と期待と不安いっぱいで観賞しました。

ただただ圧巻!

本当にすごい!

こんなに興奮するアニメの演奏シーンあるんだ!と

これは本当に映画館で観るべきですし、出来れば前の方の席で迫力を感じるべきだと思います。

映画を「観て」「観に来て」初めて目を閉じました

耳を研ぎ澄ましたくなる映画ってあるんですね。

素晴らしい

【追記】
3/17に2度目の観賞。

今回は家族3人で観ました。

最後ライブシーンでやっぱり泣いてしまいましたが、ふと隣を見ると娘も号泣してました。親子は感性が似てくるのかな😆
妻は映画鑑賞後の感想で、今どきあんな仙台弁使う人居る?!って言ってました。
……そこ?

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TenTenTen

5.0踏み台

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読

原作者の前作の「岳」は好き(映画は観てない)だったので、いそいそとDOLBYサウンドで鑑賞

結果は、号泣メ~ン(´;ω;`)

音はもちろん、カットもカッコ良く、映画としてSLAM DUNKと遜色ない出来(個人的に)

先月観た「レナードの朝」には及ばないが、それでも後半泣きっぱなし

話として出来過ぎなところもあるけど、最初から最後まで彼等の演奏同様疾走していた

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うんこたれぞう

4.0JAZZを楽しむきっかけになれば!

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

原作を知らなかったのだけど、上原ひろみが音楽担当のジャズアニメ、ということで興味を持って劇場へ。「Jazzって日本では人気ない」というセリフがあったが、そう思う!だけど、そのお陰で一流ミュージシャンのライブでも、有り難いことに大抵はチケットが簡単に手に入るのだ。
ストーリーはJazzに情熱を燃やす青春ストーリーだが、演奏シーンがメインで、その音楽がいわゆる映画音楽ではなく、本物の情熱的な演奏を聞くことになるので、ライブを聞いている感覚で、とても楽しい。JAZZとは?なんて考えなくていい、ただ音楽を感じて楽しめばいいのだ。JAZZなんて聞いたことない、そんな方でもこの映画は楽しめるとおもう。また、主人公達の声をアニメ声優ではなく、今旬の役者達が演じているところも良かったところ。いかにも声優のテクニックではなく、多少テンポが遅くても、役者のセリフっぽく感じるシーンが多く、私はとても良かったと思った。是非多くの人に劇場で見て欲しい。

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まっちゃまる

5.0前評判が良くて見たら

2023年2月28日
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オープニングから、普通のアニメ過ぎて、こりゃ大丈夫かなと思いきや、だんだんと感情が昂ってきて、最後、号泣。

原作は見てなかったら、余計楽しめた感がある気がする。
原作知ってたら逆にフラストレーション溜まりそうだな。

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ボケ山田ひろし

5.0原作を未読でも、ジャズは難しくてちょっと(^^ゞと思っている人でも、こんなにも熱くて激しい世界があったんだ!とわくわくすること間違いなしの傑作です。

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

 気付いたら涙していました。そんな場面がいくつもあったのです。

 2013年に石塚真一が青年漫画誌「ビッグコミック」で連載を開始、「音が聞こえてくる漫画」とも評され、シリーズ累計920万部超という人気漫画の映画化。
 原作掲載誌の『ビックコミック』はもう何十年も愛読しています。もちろん本作も第1話から読み続けてきました。だからこそ、本作の映画化の難しいだろうと予想してきたのです。アニメ化が発表されたとき、実写にならないものかと多少残念な気持ちになりました。
 そんな杞憂を吹っ飛ばす、熱い熱い魂を燃やす映画となりました。わたしのような原作ファンは無論、原作を未読でも、ジャズは難しくてちょっと(^^ゞと思っている人でも、こんなにも熱くて激しい世界があったんだ!とわくわくすること間違いなしの傑作です。 ジャズをテーマにした映画は数あれど、青い炎と熱い音でスクリーンを焼き尽くすには、実写よりもアニメがふさわしかったといえるでしょう。

 主人公は中学3年の時にジャズに魅了され、仙台でひとりテナーサックスの鍛錬を重ねてきた宮本大(声・山田裕貴)。高校卒業を機に上京し、出会ったすご腕のピアニスト・沢辺雪祈(声・間宮祥太朗)とバンドを組みます。
 大の高校の同級生で、ドラムを始めた玉田俊二(声・岡山天音)も加わり、「JASS」を結成。3人は10代のうちに日本最高のジャズクラブ「So Blue」のステージに立つという夢に向かって疾走するのです。

 見どころは圧巻のライブシーンです。音楽担当に世界的ジャズピアニストの上原ひろみを迎え、原作にも登場する「JASS」のオリジナル曲を制作。大の演奏担当には、「サックスで芝居ができる」馬場智章が選ばれました。
 立川監督は「真っすぐで力強い大の音色を巧みに演じてくれた」と感想を述べています。ジャズの特徴である「ソロ」と呼ばれる即興演奏の場面では、実際に上原や馬場が即興で奏でたメロディーから、指使いなどをかなり細かく再現しています。
 「気が遠くなるような作業だったけど、このやり方でしか表現できない『リアル感』を大事にしました。迫力がすさまじく、情熱的で激しかったです。」と立川監督が述べているように、まるで実写の演奏シーンを見ているかのような不思議な感覚に包まれました。
 これはぜひとも、映画館の大音量で体感してほしいと切に願います。Dolbyatmos対応なので、できれば対応の映画館か、対応のAVシステムで聞いて欲しいものです。音響的にも、オンマイクで楽器の音がガンガン迫ってくるようなマイクセッティングでした。
 また縦横無尽のカメラワークと、時に幻想的な演出で、疾走感あふれる楽曲をもり立てていくのです。実写ではなくアニメを選んだ理由が一発目の演奏からよく分りました。

 音楽の力だけでも大いに胸を打たれますが、そこに、ライブの日に至るまでの努力や苦労といった青春ドラマが絶妙なタイミングで差し込まれることにも感動しました。そして決して予定調和や順風満帆ではないライブへの道のり。それを主人公の大は、熱い演奏ばかりか、仲間とぶつかり合いながら熱い情熱で、乗り越えていくところが素晴らしかったです。
 さらにJASSを支える人たち、特に彼らを支えるジャズ喫茶のママの優しさ、そして演奏に魅了される人々の物語も合わさって、感動が何倍にもなって押し寄せました。

 ところで、エンドロール後には、原作の次章『BLUE GIANT SUPREME』につながっていく驚きの展開が待ち受けています。原作ファンなら既読でしょうけれど、最後までお席を立たないでご覧ください。

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流山の小地蔵

5.0久々パンプレット買いました。パンフかっこいいです。

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

音と演出でもっていかれます。
映画館でリズムをながら観たのはインド映画以外では初めてではないでしょうか。
映画館で観る映画だと思います。
マンガ既読で、自分の思っている『宮本大』の音よりは纏まっている感がありました。
私はもっと雑で荒々しい音を想像していたので。
ですが、これが『宮本大』の音なんだなと思って観てました。
このマンガ、アニメにする時は『音』どうするんだろうと思っていたのですが、音圧、圧迫感があり『粒の揃った美しさ』と『力』のある音は流石プロ、誰にも文句を言わせない音作りをされていました。制作サイドの手抜きのない真摯な姿勢がとても良く出てるなと映画演出も含め思いました。
主要三人がプロ声優でないので少し心配でしたが、うまい俳優は声優も上手かったです。
アフレコが『順撮り』だったのかどうは分かりませんが、後半になるになるにつれてどんどん良くなって行く感じがしました(自分が慣れていっているだけかもしれませんが)。
特に山田裕貴(画面に説得力と張りを出してくれる好きな俳優だからかもですが)のプロ声優っぽくないボクトツな感じが『大』の性格と相まって、『宮本大』感を出してくれているような気がしました。多分あれは彼の計算と個性がなせる技なのだろうと。演技の仕方が『花守ゆみり』っぽいなとも少し思いました。だが自己主張しすぎない岡山天音が一番上手のか?とも思ったりもしましたが、皆さん良かったです。
『うっっ・・・』って言って泣きそうに何度もなりました。原作を丁寧に紡いでいくベーシックな演出とアニメならでは画面構成と動きが演奏とお話に引き込んでいってくれるました。流石『モブサイコ100』の監督です。『モブサイコ100』同様に原作が最高に面白いものをうまくアニメ化する監督だと思いました。感情表現の『たたみ掛け』と『抜きのコマ入れ』がほんとに上手いです。
言い過ぎだと思いますが、声にならない『泣き』を演出させたら日本一かもしれません。
ほぼ東京編だけと聞いていたので、「え~~」と思っていましたが、削ぎ落とし方が上手。
落としたのかと思った所を演出に使って、盛り上げ感情を持って行ってくれます。
どれだけ原作を読み込んだろうと思いました。原作マンガの巻末のBONUS TRACKインタビューの入れ方最高です。
で、やっぱ『泣かせ上手です』。
とても良かったのですが、CGとの兼ね合いや絵的に「??」的な所もあったので、もっと興行収益が上がって『シュプリーム』や『エクスプローラー』の時にはお金をもっと注ぎ込んで制作して欲しいです。
マンガのときも思いましたが、動くともっと、大の先生は土岐英史さんにしか見えないと思いました。

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93q2q2

5.0最高

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

前から気になっていたコミックでしたが読んだ事がなかった。上原ひろみが音楽・演奏という事で映画館に足を運んだ。ストーリーも青春していて良かったが、演奏も素晴らしく久しぶりに鳥肌が立った。20240205にWOWOWにて再度鑑賞。自宅のオーディオではイマイチの迫力でした。

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あっちゃんのパパ

4.5圧巻!会う人みんなに熱量高めで薦めております(笑)

2023年2月28日
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連載中の原作アニメは未読ですが、評判は聞いておりましたので映画の公開を楽しみにしておりました。
が!その期待をはるかに超えてきましたよ!!

前半こそ青春モノ特有の熱い台詞に(なるほど、そういう感じなんですね)とやや冷静に見ていたものの(と言いつつ序盤から鼻をすすっていましたが)、あっという間に引き込まれて中盤以降はずーっと泣いていました。
ジャズのもつ熱量に圧倒されながらも自分も作品のど真ん中でエネルギーをいただいていました。

とにかく音楽が素晴らしい。上原ひろみさんがオリジナル楽曲を書き下ろし、劇中の演奏も担当されているのでクオリティは最高。
演奏シーンも想像以上に迫力があり、一曲ごとに立ち上がって拍手したくなるほど。
“ソロ”の意味、魅力も初めて知ったような気がします。
鑑賞後ずっとサントラ聴いております。

キャストも見事でしたね。三人とも嵌っていましたが、特に雪折が間宮祥太朗さんだったとは最後まで気づきませんでした。声優さんだと思っていましたよ。

やや駆け足に感じられるところはありますが、作品の熱がぐいぐい引っ張ってくれるので違和感は全くありませんでした。仙台編を知らなくても十分わかりやすいです。

夢、希望、情熱、そして挫折。
誰もが体験してきたことだけどそれなりに経験を積んできた大人にこそこの作品は刺さるのではないでしょうか?
正直言いますとアニメにあまり感情移入できないタイプなのですが、こんなに心を揺さぶられたアニメ映画は本当に初めてです!

おそらく今後ヨーロッパ編、アメリカ編と続くのでしょう。続編を心からお待ちしております。
まだ観ていない方は乗り遅れないようにこの東京編から是非鑑賞しておくことをお勧めいたします。
私もあと2回は劇場で観ます!
一度目は轟音シアターでしたので、次は Dolby Atmos で堪能したいです。

もう一度言います。
とにかく音楽が素晴らしいです。是非とも音響の良いスクリーンで音を浴びてくださいませ。

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ごーるどとまと

4.0音楽230点映像10点。平均して120点の大満足の映画

2023年2月28日
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泣ける

興奮

知的

音楽がバチクソ素晴らしいです。100点満点でいったら230点です!!!涙流しながら映画見ました。

一方、一番大事な演奏シーンのヌルヌルCGが気持ち悪くて違和感ありまくり。

音がないのに音が聴こえてくる原作の一番の良さを潰してしまっている映像なのが残念でした。

ただ、音楽が本当に素晴らしい。映画館で心震わせながら見てほしい1作品です。

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たかきち

4.0ちょっぴり 泣かされました。・・(ノ_・、)

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

友人のお勧めと ここの評論が決め手です。
時折出る 3DCGも綺麗です。
熱い演奏は たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
それがしわ 毎週のように ライブハウスに通っていますが
たまーに ソロの演奏があると
ヾ(((≧▽≦)))/♪♪♪きゅわわわぁーーーん!!です。
ヒューマントラストは 音響の良い劇場でしたので
素晴らしかったです。

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Hammer69
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