BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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心まで燃やす青。
話題の本作。原作未読な上ジャズもからっきしですが面白そうだったので行ってみました。半分は演奏シーンと言うので耐えられるか不安でしたが、いや~高評価も納得!まさにジャズに特化した高温度のアニメで胸が熱くなりました。
アニメーション自体はシンプルで演奏シーンの多様な表現方法もものすごく斬新という訳ではないのに、この圧倒的な臨場感は思わず前のめりになりそうでした。とにかくかっこいい!個人の能力に重きを置き時には仲間を踏み台にして上を目指す厳しい世界。ストーリーも分かりやすいです。一層のこと演奏シーン以外全部無音にしても成立するんじゃないかと思えるほどジャズを届けるんだという作り手の熱意を感じました。
アニメーションにおいては何かと話題になる声優問題ですがメインの3人は俳優さんが担当しています。個人的には間宮祥太朗が抜群に上手かったです。ちょっと残念だったのが観客で、簡素化しすぎていてせっかくのライブシーンなのに音を受け取る側の描き方に物足りなさを感じた。
6点つけたい。劇場で公開されているうちに早く見たほうがいい。
原作は未読。
最初は面白い青春映画だな、くらいの感じで見ていた。
そもそも「風が強く吹いている」とか、「けいおん」とか、日常のやりとりが多い作品で、その世界観がうらやましいな、と感じさせるほどの青春傑作はそれほど多くない。
若者の青春をテーマにした作品は、セオリー立てて作るのが難しく、感覚的に紡いでいく面が多いからだ。
例えばミステリものでは、事件を最初に起こして、関係者の話を聞いて矛盾を突いたりして、最後に解決するまでの道筋を立てるという大まかな流れは決まっている。
しかし青春ものはそれがない。
仮に、大会で優勝する、というゴールを設定したとして、主人公が一生懸命メニューをこなして成長するだけでは面白くない。主人公の生い立ち、仲間との出会いと衝突、そして別れ。ライバルとの試合、環境の変化、いろいろなものを自由に組み合わせつつ、やりとりの充実さで勝負し、なおかつ見る人の共感を得なければならない。
そういった、感覚で面白い作品を作ることができる人はそういない。
なので始めは、素敵な青春作品を鑑賞できて嬉しいな、と思いながら見ていた。
しかし、見進めていくと、さらに別の感情が出てくる。
この映画を、始め、単なる若者の青春劇という印象で見ていた私はとても反省した。青春なんて言葉だけで形容されるべきものではない。冗長な場面が一瞬もないほど濃密な展開と、エネルギーの塊をぶつけられたようなジャズサウンド。いつの間にかスクリーンに魅了される私は、すっかり作り手の掌の上だった。
主人公の声優は山田裕貴が務めている。これがまたいい。
主人公の宮本大は、主人公なのにまったく容姿がスマートじゃない。他の作品ならモブキャラにいそうな、ごく普通の見た目をしている。また、性格的に全く繊細ではない。
山田裕貴の声は、いい意味でこの普通の人間っぽさを表している。これが妙にかっこいい声だったり、心の機微を表しがちな声優みたいな上手さがないところが、宮内大としてリアルでとてもいい。
誰が声優を務めているか知らないまま鑑賞したが、山田裕貴の声以外はわからなかった。エンドロールで間宮祥太朗と岡山天音が務めているのを知ったが、この両者ともとても上手い。
この作品は自宅でイヤホンを付けながら見るのと、映画館で見るのとではまた印象が大きく変わるような気がする。
映画館のスケールで、あのサウンドで、もう一度鑑賞しようと考えている。
ガムシャラなのに芯の通った熱いジャズライブ
原作は読まずに鑑賞しました。
新参者にも分かりやすい人物像と舞台設定が描き方をされていたので、すぐに入り込めました。
そこそこの巻数ある作品を2時間にまとめる以上、すごい勢いで人や音楽技術が向上していくのは少々違和感がありながらも応援できました。
起承転結の転の場面で「えーーー…」となりショックで息を飲みました。
そこからのラストはまさに圧巻でした。
カッコイイ!これにつきます。
音へのこだわりを非常に感じた今作品。
学生時代はスウィングガールズやのだめカンタービレに影響を受けて吹奏楽部に励んでいた身としては、非常に感動しました。
同じサックスの音でも演奏者によって音が違いましたし、同じ人物でも初めと終わりでは成長具合を感じさせられるくらい音が違いました。
空き缶を叩いてリズムをとるシーンも空き缶を叩いて音を録音したんだろうなと感じました。
(それなのにピアノの子がステージに向かう時に指を組んで指を鳴らす動作をしたのに、音が入っていなかったのは違和感がありました。そこは音録ってないんかい。)
ライブシーンのCGを批判する声も見受けられますが、のだめカンタービレと比較すると随分その技術も向上したなと感動しました。
エンディングの欄で『studioぴえろ』が手掛けてると知って納得もできました。
シンバルのへこみ具合をあそこまで再現するアニメを初めて観たので笑いました。
上質なジャズのLIVE感を堪能するなら映画館で観ないとダメだなと改めて感じました。
耳へのご褒美にこの映画はもってこいです!
声の演技は有名な俳優を起用してるあたり、まぁまぁな感じでした。下手ではないですが、ちょくちょく違和感を感じました。
主役はきちんとした声のプロを使ってほしいなぁ。
音の洪水!
なんか音の洪水の中にいるような感覚でした!
漫画は見たことなかったけど前評判が良かったのでずっと気になってて、ジャズもよくわからないけど観に行って良かった❗️
見終わって漫画も読みました!さらに「ピアノマン」という雪祈のメインの小説も読んだのですが、これも泣けた…。
映画観て良かったと思った方、機会があれば是非読んでください。
出来れば玉田君をメインにした話も読んでみたくなりました。
大、雪祈、玉田。まさに彼らがブルージャイアントだ‼️
青い炎を感じれます
原作ファンでこの作品の映像化をとても楽しみにしていました!
音楽の完成度はいうまでもなく、自然と目を閉じて聞き入れます。
大がソーブルーで演奏するまでを上手く纏めてるが、
この漫画の素晴らしさは脇役達の細かい人生まで描いてる部分にある思う
だから是非アニメ化してほしい。
原作知らない人でも楽しめます!
何と言うライヴ感!
原作は未読。単純にジャズ好きと言うだけで鑑賞。
いやいや、よく出来ていた。
アニメではあるが、演奏シーンではモーションキャプチャーを駆使してのライヴ感満載だったし最高だった。
メインキャストも声優では無く普通の俳優陣だったが、違和感も感じなかった。
山田裕貴君の宮本大の一本気な所、間宮祥太朗君の沢辺雪折の繊細さ、岡山天音君の玉田俊二の一生懸命さ、全てハマっていた。
実際の演奏も、音楽担当の上原ひろみ氏を含めたトッププレイヤー揃いで迫力満点、十分堪能出来た。
これはもう映画館で観るべき作品だな。特に音響が確りした劇場で。(私はDolby Atmosで鑑賞)
JAZZが織りなす夢を追い続ける者達の物語
JAZZを題材にしたアニメーションは数少ないと思うがこの作品はJAZZをフワっとしか知らない人にも刺さるのではないかと感じた。
作品中でも語られていたが、JAZZを聴いたり、プレイしたりする人は他の音楽、ロックやpopsと比べると人口が減少傾向にあると思う。私自身、高校時代にJAZZにハマり、演奏したり聴いたりする事が多くなったが何かきっかけがないとJAZZというのは触れにくく、単にオシャレや落ち着くなどのイメージが強いと思う。しかし、JAZZはオシャレなどの言葉では語る事は難しい。時代によってその音色は異なり、時にはモードな雰囲気で時にはハードで…。主人公が言っていたが、そんな感情の音楽がJAZZであると私は思う。
何かを成し遂げる努力やそれを評価し、厳しくも助け合える仲間。JAZZで繋がる男達の青春物語で、JAZZ界隈が低迷しかけている今、大きな起爆剤となり得る作品であると思った。
劇中の音楽の作曲は「上原ひろみ」とあって音楽の脚色はピカイチで全ての曲が良かった。作品のサウンドトラックもあるので聞いてほしい。
余談ですが私は作品中で写っていたレコードの中でJ.Coltreneの「Blue Train」が大好きです。
音は良いが・・キャラも物語も魅力がない
「世界一のジャズプレイヤーになる!」 ワンピース並みの精神年齢に唖然。
なにを持って世界一? 比較基準は何だよ? 音楽家馬鹿ににしてんのか?
もう初っ端からこのセリフで拒絶反応。数ある楽器の中からテナーサックスを
選んで初めて2年かそこらで、世界と張り合う気でいる。
才能と努力だけでどうにかなる気なのか、ジャズの場合は他流試合の経験数が
必要だ。おなじメンツで同じ曲ばかり練習してもダメだ。
原作自体の問題なのだろう。映画化段階で根本的な部分の校正はほぼ不可能。
さらに致命的なのが、アニメーションが酷い。突然3Dポリゴンで演奏シーンへ。
操り人形のような妙な動きが、まるで昭和の「サンダーバード」を彷彿。
2Dの絵では、ヘンテコなエフェクトで音宇宙の表現? ダサいでしょソレ?
おそらく「音が聞こえる漫画」と評された原作のままなのだろう。その手法は
ギャグマンガでは有効だが、リアルを目指した真面目な作品には陳腐過ぎた。
音を聞かせる事が出来ない漫画の中での苦肉の表現方法を、そのまま動画に
しただけって、仕事は楽だけど大間違いですわ。
更に更に! ドラムが全くの初心者? はあああ? 後の2人はプロが驚く程の
演奏力なんでしょ? ドラマー募集なんか簡単なはず。 音聞かせれば仲間に
なってくれる若手はいくらでもいるはず。なのに親友に1から教えるとか絶句!
目標まで時間が無いのに、その選択肢はあり得ない。 これも原作の問題?
原作の物語や設定が破綻しているのに、下手なアニメーション技術で映像化。
まともな映画が出来上がるわけがない。
唯一、この作品には上原ひろみさんの本物のジャズの音が溢れていて、画面を
無視して音に集中すれば、楽しい時間を過ごせます。演奏シーンが多いという事は
まともなジャズもたくさん聴くことができる。それだけがこの映画の価値でした。
音楽に心揺さぶられるとはこの感覚か!
ジャズにそこまで興味があるわけじゃないけど、最近の推し俳優さんが声をしているということで。
音楽に鳥肌。最初の方はそこまで惹かれなかったのに、中盤のステージくらいから圧倒されっぱなしだった!
原作のマンガ読まず、ストーリーもほぼ知らずに観たからストーリーにめっちゃ感動してしまった。初心者の玉田くんを応援してるって伝えてくれるおじさんのエピソードに泣いた、自分でもびっくり。
アニメの良し悪しとか詳しくない目からしても演奏のシーンの人物のアニメーションがちょっと機械的に見えたり、演奏のシーンに絵のバリエーションを出そうと頑張ってる感が出ちゃってるように見えたり、アニメ映画的にどうなのかと言われるとそこまでなのかもなと思ったけど、音楽に圧倒されるから、星4はかたいかなと思った。
気になってる人は絶対映画館の音響で観た方がいいと思う!
JASSッ!!!最高ッ!!!!!
BlueGiantの原作を知らずに観ました
元々JAZZは好きだったのですが、ストリーミングで聴くだけで積極的に知ろうとはしてしませんでした
この映画を観たとき、あまりの激しさと暑さで涙が全て蒸発しました
原作全部買います
100点満点中 30,000点です
では、JAZZ BARに行ってきます
青春×ジャズ
原作未読です。
男同士の青春友情物語×ジャズ
原作は“音が聞こえてくる漫画”と言われているそうですが、映画の方は“目に見える音楽”とでも言うのでしょうか。音楽を光や色彩で表現する手法が興味深かったです。
“好き”を貫く天然の大
技術的な壁を感じつつも食らいついてくる玉田
カッコつけてるけど、誰よりも努力家で面倒見のよい雪祈
三人の魂がジャズの激しさや力強さと反響し、目にも耳にも心にも響いてきました。
映画は音響も大事よね。
原作は残念ながら全く知りませんでした。またジャズもあまり聴きません。時折BGMで聴いてカッコ良いと思うくらいです。
あまりの評判の良さに本作を観に行きましたが,,いやぁ驚きました。
先日観たバビロンではサイレントからトーキーに移り変わる推移を擬似体験、だが今作では原作マンガがサイレントだとすれば、映画は素晴らしいトーキーでした。
演奏シークエンスは思わず、足踏みしたくなり、鳥肌がたち、もっともっと聴いていたいと思う驚きの体験でした。もちろん、原作でも自らのイマジネーションで音が視える人たちもいらっしゃるかもしれませんが、素人の私には甚だ無理というもの。
そしてアニメ映画ならではの音楽表現、胃も腸もびっくり返り、月までも行けるのかと。
宮本大も沢辺雪折も玉田くんも18歳らしく夢に前向きまっすぐで思わず応援したくなるトリオでした。声優の山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さん共に好演だったと思います。
ただし劇中インタビューで玉田君の発言がちょっと残念でした。やはり才能の世界かと。
ミュンヘンに向かったのかな?次回作にも期待。
なお、私の近所である葛飾でもJAZZフェスがあるのかと調べましたが、今は無い模様、残念。
心臓の鼓動が鳴り止まない!
とんでもない映画だった。
終始安定して盛り上がっていましたが、
ラストスパートにかけてはもう心臓破裂するかと思いました。
観終わってからもずっと心臓の鼓動を感じていて、これは観た方全員感じてるのではないでしょうか。
やっぱり音楽は素晴らしい!
映画の作り手と演奏者の見事な融合
めくるめく音の映像体験
めっちゃ高揚した気持ちで映画館を後にできる快作
原作漫画の知識ゼロ、ジャズ知識超絶初心者、電車の広告に惹かれて観に行った私でも分かる演奏の凄さが圧巻
音楽が劇場内を駆け巡る感覚
その音を視覚化した映像
映画の作り手と演奏者の見事な融合
この映画に関しては、あらすじとかごちゃごちゃ語るのはヤボ
熱さと激しさにやられた
原作マンガは未読。
音楽マンガの映像化って結構難しい。イメージしていた音とは違ったものが流れることが許せない人が多いから。「BECK」のアニメがそうだった。大人しくて地味な印象の主人公が、実はすごい歌声の持ち主って設定。でも、アニメで流れてきた歌声はハスキーでガッカリした覚えがある。で、実写映画化もされたのだが、その際は歌声を聴かせない(歌うシーンは無音)というアイデアでイメージを損なわないようにした。
でも楽器の演奏だけなら問題ない。だからクラシック音楽がらみマンガ・小説の映像化は比較的うまくいく。で、本作。ジャズに詳しくないので耳が肥えてないのかもしれないが演奏シーンで流れる音楽がとにかく迫力があった。音楽担当の上原ひとみスゲーな!この映画を観てジャズをもっと聴きたくなった人はたくさんいるはず。
でも、演奏シーンのアニメはよくない。CGが使われていたが、作画や演奏の動き、キャラの顔も、通常のアニメとの差が激しすぎた。違和感しか覚えない。マンガで描かれた(であろう)演奏の迫力をうまく表現したシーンが多かっただけにもったいない。
ただ、話がいいから最後には感動が待っていた。とにかく3人が熱さと激しさを持っていて、それぞれタイプの異なる苦悩を抱えるというのもいい。個人的には玉田くんのエピソードがよかった。バンドの中で唯一の初心者だから、一番苦悩しただろうし、ジャズに真摯に向き合っていた感じが伝わってきた。それであのライブなんだもの、泣いちゃうよ。ファンのおじいさんと同じ感覚だ。
これは続編もあるな。楽しみに待っていたい。
信じる
ぶっ飛んでて、最高な映画だった。
五臓六腑にJAZZが染み渡る。
映画館で観るべき作品。音圧を感じて欲しい。JAZZの底力を感じること間違い無いのではないか。
一つ気になるのはライブでのキャラの3D。
最高にあがる、素敵な作品なのにやはりとてもノイズになってしまう。出崎演出とかでもう少し何とかしても良かったんじゃ無いかと思ってしまうんだけれど、ラストのライブの描き方とかは最高だった。
中学生の義務教育で見せた方がいいんじゃないかなと思います。それでJAZZの綴りをJASSに書き間違えても△くらいにしてあげて欲しい。
どんなことも毎日の努力、積み重ねが大きな未来を掴み取るチャンスになる。
失敗しても、苦しんでも、見放されても、前を向いてチャンスに全力で取組むやり抜く力が必要だと教えてくれる。
飽きずに毎日毎日続けられることが1番重要な才能なのかと思います。
玉田の物語がとても身に染みました。
俳優陣の声優もいい感じだったと思いました。間宮祥太朗さんがよかったなぁ。
こんな最高な映画の原作が漫画と言うことで、この曲、音の演出はどんな風にして描かれているのか気になり過ぎるので原作も読んでみたい。
次回作があれば全力で見に行くしかないべ!
映画として完成している
漫画原作にありがちな、原作のどこを切り取るか的な問題があるが、
映画として全く不足を感じず1本の映画として完成
原作も何も読まず、極力情報を、入れずに初見だったが、ストーリーは、想定内で、
いわゆるフラグ的なわかりやすき演出が良くも悪くも違和感なく物語が進行していて分かりやすい
ジャズに関しても知識は無いのでコメントは無い
しいていえば、ストーリー上やむを得ないのだが、素人からすると、劇中曲はオリジナルでなくて、スタンダードのが、ありがたかった。
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