「アニメで音楽の激情を表現できるとは!しかもジャズで!!」BLUE GIANT momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメで音楽の激情を表現できるとは!しかもジャズで!!
静かなジャズで、これだけの激しさを表現できるとは!すげえ!!
「犬王」のようにロックならまだやりようはあると思うが、ジャズだよ。
テンポを速めるのでもなく、爆音にするのでもなく、かき鳴らすこともなしに、
あくまでジャズのメローな曲を崩すことなく、熱い昂ぶりを視覚で表現している。
いつのまにか自然とリズムをとっていたのには自分でも驚いた。
アニメでは難しい音楽表現を、観客が自然とリズムをとるまでに魅せるとは!
音楽のアニメ表現技法という点でエポックメイキングな作品だ。
ストーリーは意外に王道の青春努力型サクセスストーリーでいささか拍子抜けしたが(もっと才能の壁との葛藤があるものと)、ただ、だからこそシンプルな熱さを思い出すことができたのかもしれない。
これはやっぱ映画館で音響の良い観るべきだった!再上映されたら絶対行くぞ!
※音や動きのないコミックでは、この音楽の昂ぶりを表現できているのか?できているとしたらどういう技法で?ぜひ確認してみたくなった。
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ジュンヤさんのコメント
2024年6月22日
>>これはやっぱ映画館で音響の良い観るべきだった!
あー、確かに映画館で見たときに、涙が出る程感動したのを思い出しました。
ただ何故あんなに感動したのかよくわからなかったです。
3Dがちょっとぎこちなくて気になるんですが、すごい没入感があるんですよね。
ジャズの良さも全然わからないけど、とにかく感動したなぁ。