劇場公開日 2023年2月17日

「上原ひろみの限界」BLUE GIANT arlecchinoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0上原ひろみの限界

2023年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

JAZZ版スポ根マンガ(?)を映画化したもの。映画としては展開が早すぎてあれよあれよという間に成功して終わってしまう。時折挿入される、その後の成功を暗示させるインタビューシーンが面白かった。モーションキャプチャーのシーンは超ダサかったな。

トリオ演奏の最初のほうからピアノがいまいちだなあ、上原ひろみだからこんなもんなんだな、と思って聴いていた。そしたら劇中でもピアノが「同じようなフレーズばかり弾いている」「小手先だけ」と批判されるシーンが出てきた。あえてそう弾いていたのか?まんま上原ひろみ批判のようだった。ちょっとかわいそうだが実はそれが彼女の限界なのだ。器用でテクニックのあるピアニストで、別にダメなジャズと私は思っていないが天才というほどでもない立ち位置。

arlecchino