「大、めっちゃ怖い」BLUE GIANT zaraさんの映画レビュー(感想・評価)
大、めっちゃ怖い
原作未読なので映画を観ただけの感想です。
おそらく主人公であろう大という青年、とにかくただひたすらサックスを吹いています。
失敗も挫折もせず、苦悩どころか気持ちが不穏に揺れる描写すらありません。
いわゆる"努力の才能"というのでしょうか。(本人は努力と思っていなさそうですが)
それが魅力であることは理解しますが、自分を信じすぎていて、真っ直ぐすぎて、正直超怖い。そんな大と普通に友達やってる玉田もやべー奴に見えてくるくらい。
原作だとモノローグがあるでしょうし、もう少し人間味を感じられるのでしょうか?少なくとも映画を観て大に感情移入できる人は極小数でしょう。いやー怖い怖い。
さて、ここからは本編の感想を。
他の方々からも死ぬほど言われている通り、例のやつ以外は最高です。音楽で成長や感情が表現できてるのすごすぎる!
時間か予算が足りなかったのかなぁ。本当にもったいない。円盤化or配信の折には是非完全版として出してほしいです。
ストーリーは数箇所、ん?というところがありましたが(整合性とかではなく、個人的な好みや解釈との相違です)、調べてみたらだいたい原作からの改変箇所でした。
いや原作どれだけよくできてるんですか…!
ということで、早速原作を読みたいと思っています。
原作未読でも、ジャズに明るくなくても大丈夫です。ぜひ劇場の音響で!
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